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ピーター・パン~Evening Star に導かれて |
11月15日 (土) |
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GT8「ピーター・パン」は私のもっとも好きなライブラリーのひとつです。初めて聴いた時、美しい音楽と江守徹さんの語りに魅了されました。
テーマ活動の友を読むと、ロンドンでは「ピーター・パン」は1904年の初演以来、毎年クリスマスシーズンに上演されるそうです。
ラボ・ライブラリーになったのは1974年のこと。
もう40年も前なんですね。
12月の片山パーティ15周年フェスティバルで発表することになり、J.M.バリー原作の和訳「ピーター・パンとウェンディ」(石井桃子:訳 F.D.ベッドフォード:画 福音館書店)を読んでみました。
ピーター、ウェンディ、ウェンディのおかあさん、フックなどの人物描写が面白くて一気に読み終えました。
そのあとラボ・ライブラリーを聴くと、本当に原作の雰囲気を忠実に伝えていると感心させられました。
原作と違うところはナレーター、語り手です。
原作では「私」となっていますが、ラボ・ライブラリーでは 「宵の明星くん」Evening Star となっています。
原作で「星」が出てくるのは初めの方、ピーターがウェンディ、ジョン、マイケルの部屋に来て、3人がネバーランドへ飛び出していくところだけです。
「星」という小さな存在を、「宵の明星くん」という、物語を見守る重要な存在にしたのが素晴らしいと思いました。
しかも江守徹さんの語りがこれ以上ないくらい素敵で、私は大好きです。
今回のライブラリーキャンペーンでは小さいお子さんのご家庭にも購入していただきました。
発表に出ないキディさんのクラスでも取り組みます。
今日あたり、購入されたご家庭にライブラリーが届いたと思います。
小さい子はお話全部を理解はできないかもしれないけれど、ぜひお母さんと一緒に聴いてほしいです。
夜 寝るときに流すのもいいかもしれません。
「宵の明星くん」の語りを聴きながら、きっと心が落ち着くことでしょう。
そしてお子さんが大きくなったお母さんも、今一度聴いてほしいです。
お忙しいとは思いますが、ぜひ・・・
この物語のテーマは「お母さんの愛」だと思うからです。
原作では、フックが手下たちに母親とはどういうものか、話すくだりがあります。
水に浮かぶ鳥の巣の上にネバー鳥が座っています。
フックのセリフ
「見ろ。」「あれが母親というものだ。なんという教訓だ。あの巣は、水におちたにちがいない。だが、母親は、タマゴを見すてるかな?見すてるものか。」
日々、子どもや家族のために一生懸命頑張っているお母さんへ。
「あなたの愛は深くて尊い」
と言ってあげたい。
「ピーター・パン」を聴いていると、そんな気持ちになります。
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