セリフを覚えたら合格? |
11月24日 (月) |
|
ラボのテーマ活動(劇表現活動)は、実は大変高度な活動です。
まず家庭で物語のCDを何度も、楽しみながら想像しながら聴く。
毎週のパーティで、流れるCDに耳を集中させながら仲間と表現にする。
次に英語日本語のセリフ、ナレーションを覚えるのがまた大変です。
CDを聴きながらシャドーイングして、それができるようになると、そらで言えるように覚えなければなりません。
小6の子に電話でセリフチェックをしている時、その子が聞きました。
「先生、セリフをおぼえたら合格ですか?」
「確かにあとひとつなんだけど、何をもって合格というのか、難しいね」と私。
いい質問だと思って後日、パーティでみんなに聞いてみました。
「セリフを覚えないと進まないから、覚えたら合格」という声もありました。
私は言いました。
「セリフを覚えるだけなら、みんな素語り(お話を一人で語ること)をすればいいんじゃないの?
テーマ活動は、協力しないとできないね。
みんなで協力して、見る人が面白いと思うもの、自分達が達成感を持てるものを目指すのが、テーマ活動の良いところじゃないかな」
今の子ども達は自分で「なぜ?」と考えることが少なくなっている気がします。
いろんな事で忙しくて考える暇がなくて、
「言われたらする」 「宿題だからする」
あるいは
「宿題といっても、やってない人もいるからやらない」
になっている気がします。
「セリフを早く覚えたらどんないいことがあるのだろう?」
テューターもことばがけに気をつけなければなりません。
|
|
|