キディさんがテーマ活動を元気にする! |
12月18日 (木) |
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火曜。キッズさんと小中学生の合同ラボで。
「ピーター・パン」の地下の家の背景。Akちゃん(小6)が立った横にAnちゃん(年長)が並んで立ちました。「一緒に背景をする?」とAkちゃんがたずねると、うなずくAnちゃん。二人で手をつないで、ほほえましい姿でした。
そう。小さい子はお姉ちゃんと一緒が大好きです。
この日は中2年のAちゃんとCちゃんが参加してくれて嬉しかったものの、まだナレーションもおぼつかなく、表現もかたいままでした。
「ピーター・パン」3話は、とにかく背景の表現が難しいと、やってみて分かりました。
翌日、水曜。水曜キッズの子達にも、もっと表現に加わってもらおうと思いつきました。
まずは福音館の「ピーター・パンとウェンディ」のF.D.ベッドフォードの挿絵をみんなで見る事からスタート。
それから高学年の子と小さい子で組んで、地下の家の様子を表わしてみることにしました。
女子はすぐペアが決まり、小さい子はお姉ちゃんとくっついて一生懸命木の根っこを表現しています。
男子はどうかな?
「ぼくHくんがいい。」 「ぼくはTくん。」 と年長の男の子から声が上がりました。
指名を受けた小6のH君とT君は、まんざらでもなさそうに、一緒に地下の家を表現していました。
昨日までの無機質な壁と比べて、本当に「土の中」という表現になりました。
それから私がずっと気になっていた音楽。
ウェンディがロンドンの家を回想する場面の音楽です。音楽CDを流して
「みんなこの音楽を聞いて。どんな感じがする?」
大きい子が聞くと、小さい子は
「なんか暗い。」 「悲しい感じがする。」
「そうね。背景の人、歩き方で、その感じを表現できるかな。」と私。
背景が難しいと行き詰っていたけれど、もっと音楽のままに表現をすればいいんだと気がつきました。それが出来るのがキディさん!
ピーターのあし笛の音楽、夢の中で妖精が遊ぶ音楽・・・自然と体がうごいてきます。
セリフに気をとられるのではなく、もっと音楽に耳をすませば、自然と表現は生まれる。
今日は背景がぐっと生き生きしてきました。
小さい子達の自由なうごき。高学年の子達も、もっと笑顔になろうよ。
そのためには、もう少しセリフを完璧にしないとね。
ことばを覚えてしまわないうちは、ことばにとらわれてしまう。自由にうごくことはできません。
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