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グリム童話「白雪姫」 |
02月26日 (木) |
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グリム童話って小さな子には残酷かな? ちょっと反応が心配でした。
水曜キッズ(年少~小1)クラスで、来週から「白雪姫」に取り組むので、子ども達になげかけてみました。
私:「白雪姫」知ってる?
みんな、口ぐちに:「知ってる。映画で見た!」 「うちに絵本があるよ!」
私:来週から「白雪姫」に取り組むから、ちょっとラボの絵本を読んでみるね。みんなの知ってる「白雪姫」と同じかな、ちがうところがあるかな。
私がラボの絵本をはしょりながら物語のあらすじを説明しだすと、みんな「映画とちがう・・。」と言いながらだんだんシーンとなっていきました。
こわがっているのかな。とちょっと心配になってきた私。
でもこわいお話ほど子ども達は大好き。すごい集中力で聞いています。
最後のお妃がお城に行って白雪姫の姿を見つけ、たけりくるって怒る場面。
「さあ、この後お妃はどうなったかと言うと・・・・・ あとは家でラボのCDを聞いてね。」
とむすぶと。
「やだーっ 先生、最後までおしえてー!」
と子ども達から「おしえて」コール
「家で聞いてね」と私。
さあこれでCDを聞いてくること間違いなし。
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≪”Snow White" テーマ活動の友 3~4P 「はしがき」より≫
グリム童話「白雪姫」
グリム兄弟は、ドイツ民衆の間に語り継がれてきたメルヒェン(昔話、童話)を1802年頃から蒐集、整理し、できるだけ語り伝えられてきた原形のままに文学作品化し「こどもと家庭の童話」を出版しました。
ラボではSK6の発刊にあたり207篇のグリム童話の中から「白雪姫」と「ヘンゼルとグレーテル」の2篇を選びました。
ラボのこのお話は英語、日本語による再話ですが、その基本的な骨組みばかりでなく、物語の重要な表現の細部まで、出来るだけ原作に忠実なように心がけました。
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「白雪姫」も「ピーター・パン」も 映画で、日本中の子ども達が知っていますね。
たしかにかわいくて夢があって楽しいですが、あれはあくまで1つの解釈、1つの作品なので、ここではおいといて・・・。
今回ラボで取り組む「白雪姫」は、ドイツの民間伝承の昔話です。
昔話は、文字を持つはるか以前からの人々の経験と想像力の結晶といえるでしょう。また舞台となっている深い森のイメージは中央ヨーロッパならではのものです。その風土につちかわれた自然観、人間観が伝わってきます。
「子ども達に本物を与える」がラボの信念ですが、だからこそ子どもも、大人も、何度CDを聞いても飽きないんでしょうね。
さて、キッズさん達に白雪姫を語っていて、私はまるで子ども(孫?)に昔話をしている気分になりました。全身を耳にして聞いている彼らの姿。
そう、ちょっとこわい場面があるから、ドキドキして聞いているのが分かりました。
テレビもゲームもPCもない時代、子ども達はお母さんおばあちゃんにお話をしてとせがんだことでしょう。
特に雪にとざされ冬が長く、夜の長いドイツでは。
ちなみに、残酷な場面を聞いて子どもが残酷になるかというと、ちゃんとした本である限りその心配はないそうです。
昔ばなし大学主宰者の小澤俊夫氏は「へんな配慮から残酷さを薄めたりしてはいけない」と書かれています。
そして昔話では 徹底して勧善懲悪。
だから安心して聞けます。
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