幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧そのほかランダム新規登録戻る 0407696
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
Welcome!
[一覧] << 前の日記 | 次の日記 >>
歌のCDのつくの方 その2 05月07日 (金)
 さて,いよいよ品会のGTS1の話。
 2003年は選曲で暮れた。200以上の候補曲から,じりじりとしぼっていったが(こういう作業がいちばん身体にわるい),年があけても全曲はきまっていなかった。そのくせ目いっぱい領域を広げていて,ニュージーランドのハカもいれたい,アメリカ先住民の歌もいれたいと,どびまわっていた(結局これらは,権利関係や時間の問題で次回ということになった)。
 とにかく「ラボでつかえる」だけでなく,「ミュージックCD」として成立するものをという目標がまずあった。それから,できるかぎりアコースティックな音でつくりたいというのもあった。いま,テレビのCMやカラオケ屋の音は.ほとんどが「打ち込み」よばれる音のサンプルをコンピューターでくみあわせたものだ。それらはどうしても生の楽器のもつ,奥行きやひろがりを再現することはできないので,うすっぺらで同じような音になってしまう。絵でいえば塗り絵みたいものなのだ。
 さらにいえば,CDはだれでも手軽に高音質で再生音を聴けるが,きめられた範囲措外の音はカットされるために,ライブ感はがまんせねばならない。たとえば,室内楽などをサロンのようなところで聴いたとしよう,そうするとたとえば弦楽器の弓が風をきる音とか指のすべる音とか,演奏者がつくりだす空気のうごきとかはCDにはいらない(アナログのレコードは雑音もあるけどそういったニュアンスもはいってた)。だから、へたでもライブわきくというのはたいせつ。
 でもだれもが音楽会にきがるにいけるわけでもないから,やはりCDということになる。だらこそ電気楽器じゃなす生の楽器の音にこだわりたかったのだ。牟岐先生もそれにはだいさんせいだった。
 さて,選曲はすすんでいたが,でっかい問題があった。宮沢和史氏のオリジナル曲だ。以前からラボに曲をかいてもらいたね,という話はなんどかあったが,ちやんとオファーするには予算も必要だし,なかなかタイミングがなかった。でも,書いてもらえる予感はあった。というのは,8年まえにさかのぼるけど,例の「島唄」が大ヒットしたあとで,「ラボの世界」でインタヴューができることになった。午後4時の約束で10分ほど前にいくと,なにやら外国のプレスの取材がおしているという。するとマネージャーが「今日は取材の日で,ラボさんはさいごにしていますから,時間を気にせずゆっくりやってください」とにっこり。そうしてあった宮沢氏はミュージシャンにありがちなななめにかまえたところも,気取ったところもなく,むしろ画家か詩人のような静けさのある人だった。宮沢氏は高1までラボをつづけキャンプにもかなりいつたとのこと。「あの最後の夜のふしぎな感じはなんなんでしょうね」というひとことがいまも耳にのこっている。すきなラボ・ライブラリーは『幸福な王子』だったそうだ。「ちょっとかわってますよね」とは本人の弁。
 てなわけで,今回こそチャンス。しかし予算,時間的に可能かどうか。インタヴューから8年もたってるし。まあいいや。いけーっ。ということで事務所に電話。「宮沢和史氏に作詞・作曲の依頼をしたいのである」とダイレクトオファー。マネージャーの長岡さんがこの日はぐうぜんいて,「スケジュール上は2004年の冬までびっしりですが……」としう。うーむ,門前払いかというと「でもとりあえず企画書ほおくってください」とのこと。
 それでねねじりはちまき,牟岐先生をくどいたとの同じ内容の企画書をもとに,とにかく「こんな時代だから,子どもたちに希望の歌を」という思いだけを書きまくり,ツアー先の九州へFAX。しっかし7日まつたが返事なし,せかすのもよくないが,こちらにもつごうがある。そこで事務所に電話して,そろそろ返事をというと,とりあえずマネージャーに連絡をとってみるというたよりない返事。そしてその15分後,「長岡です。宮沢と相談しましたが,本人としてはぜひ書かせていただきたいということです」
やったぜ!
 つづく


 
Re:歌のCDのつくの方 その2(05月07日)
Rinさん (2004年05月07日 22時12分)

新版に収録される何曲かを5日に100人弱のラボっ子たちと先取りで楽しま
せていただいたところです。

>できるかぎりアコースティックな音でつくりたい

♪Oh,Susannaの軽快なバイオリンの音色や、「ひとつしかない地球」の
ギターの音色の美しさに聞きほれてしまいました。
それも、こんなこだわりがあってのことなのですね。

今回試聴できなかったほかの曲についても、期待が増します。

「歌のCD……その3」も期待しています!
Re:歌のCDのつくの方 その2(05月07日)
スミティさん (2004年05月08日 00時11分)

やったぜ!!船長さん、て感じですね。
ますます楽しみが。
宮沢氏「幸福の王子」が好きだったというところに原点を感じたりし
て。
<< 前の日記 | 次の日記 >>
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.