幼児からおとなまで楽しめるシェークスピア!(ラボ的アプローチ) |
11月19日 (土) |
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学生時代 "Macbeth" を勉強したことがあります。「英文科の学生なら一度はシェークスピアを習わなくっちゃ!」という気持ちでした。
辞書と首っ引きで予習していって、先生の訳を聞いて赤で訂正して。正直言って楽しいものではありませんでした。
「高校のリーダーの授業と同じだな。」と思った記憶があります。
今年ラボ設立50周年を記念して、ラボ・ライブラリー「ハムレット」("Hamlet" "A Midsummer Night's Dream" )が発刊されました。
ラボっ子達に手渡す前に、まずテューター達(ラボの指導者)が研修を受けました。
三輪えり花さんのワークショップでは、当時の劇場の様子、客は上流階級から下層階級まで雑多な人がいて、だから観客をひきつける工夫が随所にしてあることなど、分かりました。
それからテューター達で場面をうごいてみたりしました。
「なんだ! シェークスピアは、高尚な難しいものじゃないんだ!」と私は思いました。
それからライブラリーを監修された河合祥一郎氏の講演会では、シェークスピアのセリフのリズムを分かりやすく説明してくださいました。お話の内容もぐっと身近になり楽しめるようになりました。
河合氏から「とにかく、ラボっ子にはCDを楽しんで聞いてもらいたい。シェークスピアもナーサリーライムと同じ、楽しいものなんです。」とのメッセージをいただきました。
早速、私のパーティでは、「夏の夜の夢」に取り組みました。サマーキャンプ、パーティ合宿のお話でした。
幼児から高校生まで理解度の違いはあれ、みんなで楽しみました。いえ、むしろ幼児の方がお話に飛びこめるから身体で楽しめると感じました。
「シェークスピアはおもしろい!」
難しいお勉強ではなく、楽しいお話、劇活動として、シェークスピアに出会えるとは、ラボ的アプローチはスゴイ!
たとえて言うならば、
私の学生時代のシェークスピアはテキストの平面上での「2次元の世界」
今ラボでやってるのは「登場人物がいきいきと動いている3次元の世界」 3Dの世界かな。
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