"MACBETH"再刊されます! |
05月03日 (水) |
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ラボ教育センター出版局より"MACBETH" が再刊されるそうです。
「マクベス」は学生の時に、習ったことがあります。
冒頭の3人の魔女の場面、マクベス夫人が洗っても洗って手の血が落ちないで狂ったようになる場面、「森が動くまではマクベスは滅びない」という予言で安心していたのに本当に森がうごいた場面
10代の私には、文字通り「血で血を洗うようなおぞましい話」だったと記憶しています。
マクベスもマクベス夫人もこの上ない非情な人物です。
が、彼らの葛藤を聞くと、その中に人間の本性というか共感する部分もあって、不思議と私は魅力を感じずにはいられませんでした。
辞書と首っ引きで訳すのですが、とにかく難解だったのを覚えています。
シェークスピアを読むのは(知る喜びはあるとしても)決して楽しい作業ではありませんでした。
あの苦しみをもう一度味わうのか?
それにラボ・ライブラリー"MACBETH"はそれなりの値段がします。
買うべきか買わざるべきか、迷います。
そしたら、ラボ教育センター出版局のHPから視聴できることが分かりました。
早速視聴したところ、冒頭部分から稲妻の音、それから3人の魔女それぞれのしわがれ声、笑い声。ぞくっとする怖さ
「もっと聞いてみたい!」
そうでした。「ラボのCDでは日本語が入っているんだった。だからちっとも難しくないんだった!」と思い出しました。
なぜすぐ気づかなかった? ラジオドラマのように、ただ聞けばいいんだった!
シェークスピアは難しいと決めつけていた私。
机の上で勉強としてシェークスピアを読むのは、2次元、平面の世界。
ドラマとして聞くのは3次元の世界、物語が立体的に起き上ってくる感じ。
しかも映像がない分、いかようにも自分で想像できる、これがラボ・ライブラリーならではの良さでした!
さっそく書店に電話して予約しました。
ライブライリー2本分の値段。
でもこの夏は新刊が出ないので「マクベス」を買ってもお財布的には大丈夫。
日頃頑張っている自分へのごほうび。5月中には届くはず。
楽しみです!
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