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末恐ろしい子供達… 07月08日 (金)
こないだのゼミでは、子供のボキャブラリーの話なんかをした。
就学前(小学校にはいる前)の子供の語彙量である。
非常に興味深かったと共に、少し、怖くなった。

まず、大人の平均のボキャブラリー数は、大体7万~8万くらいだそうだ。では、就学前の子供は??


1980年代の子供、つまり私達の年代の就学前の子供のボキャブラリー数は1500~1800だそうだ。
まぁ可愛い数字である。
これが、1990年代に差し掛かるとどうだろう?
つまり、今の中高生の就学前の状態だ。
ボキャブラリーは減ってるのだろうか?それとも増えてるのだろうか?
クラスで聞いたところ、その答えは半々だった。
理由としては、

【減ったと思う人】
・核家族化によるコミュニケーション不足
・子供のひとり遊び化
など、コミュニケーションの不足が理由として挙げられている。

【増えたと思う人】
・情報化
・教育ママが増えた
など、主に情報化社会の流れにのっとっているものが多かった。

以上の2つの問題というのは、今の時代をよく反映している。
ので、どっちもあたっているような気がしてしまうが、
答えは・・・・・


『増えた』である。


1990年代の就学前の子供のボキャブラリー数は、
4000~5000!

そして、2000年では7000を越えるだろうといわれている。

それは、上でも出たとおり、情報化によるものが原因である。
子供は感覚器官でものを理解するので、私達のように理論に基づいていない。
よって、するする情報が身についていくというわけである。

子供の語彙力が増えるとどういうことが起きるか。

親が子供と話すのが怖くなる。
⇒コミュニケーション不足
⇒でもしつけはしっかりさせたい
⇒ベネッセの「しまじろう」のビデオに頼ることにする
⇒この国は「しまじろう」に支配される・・・・

これは流石に冗談であるが、
この驚異的な変化。
言葉が記号化して子供身についていくようでこわい。
元来「ことば」はコミュニケーションとしての役割を大きく担うのに、
それこそ心無いことばを操り、でもコミュニケーションの場はない、
なんてことになったら「ことば」はどうなっちゃうんだろ??
そんな事を思った。
この急激な変化にも、柔軟に、そして心ある対応を大人はしてかなきゃいけないなぁ、なんて思った授業での1コマ。
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Re:末恐ろしい子供達…(07月08日) >>返事を書く
ぼっくりさん (2005年07月08日 08時57分)

またまた面白い日記でした。

タイトルからして「ひぇ、いったいどっちの方向への”末恐ろしい”だ
ろう」と恐る恐る訪問。
そして日記を読み終えて・・・また何ともいえないひたひた感、に追わ
れているではないですか。

言葉は、喋り、書き・・・人それぞれの使い方で、面白い面白い。
もし誰もが、ある同じレベルの言葉しか認識できなくなったら・・・つ
まらないだろうな・・・
人の脳も考えなくなって、しまうのかな。
コロスケさんの”冗談”から・・・仮の世界をしばし想像してしまいま
した。
Re:末恐ろしい子供達…(07月08日) ・ >>返事を書く
むーままさん (2005年07月08日 09時08分)

 興味深い話でした。そして確かにちょっとぞっとする話でした。
是非ラボっ子の父母たちと話題にしてみたい話です。
もし大学の先生と同じように、言葉の数が増えているか、減っているか
たずねたら、どんな答えが返ってくるでしょうね。
 そして 増えているという現実の持つ意味・・・、大人の責任・・・
是非話題にして話してみたいと思います。
Re:Re:末恐ろしい子供達…(07月08日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年07月09日 00時52分)

ぼっくりさん
>タイトルからして「ひぇ、いったいどっちの方向への”末恐ろしい”
だろう」と恐る恐る訪問。
そして日記を読み終えて・・・また何ともいえないひたひた感、に追わ
れているではないですか。
⇒なんか、色んな意味で末恐ろしいですよね…
 私も聞いたときはぞっとしました…

>コロスケさんの”冗談”から・・・仮の世界をしばし想像してしまい
ました。
⇒でも実のところ、これもあながち「冗談」ではないらしいんです。
 今までは、子育ての先輩であるじいさんばあさんに聞きながら
 育ててきたけど、核家族が増えた今、初心者は初心者なわけで。
 そうした時に、「しまじろう」をみせた方がよっぽど
 子供の集中力も高いし、言うこと聞くしで、
 しつけにいいみたいですよ。
 でも…こわいですよね…
Re:Re:末恐ろしい子供達…(07月08日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年07月09日 00時55分)

むーままさん
>そして 増えているという現実の持つ意味・・・、大人の責任・・・
是非話題にして話してみたいと思います。
⇒社会の流れだから、子供のボキャブラリーの増加は自然な流れ
 なわけで。そうした時に大人の責任って、その現状を受け止め、
 以下に生きた表現を、そして生きたコミュニケーションを
 取っていけるかにかかってきますよね。
 子供といえども一人の人間。
 まだまだだろうけど自分の子供が出来たら、
 とことん付き合っていきたいな、と思う今日この頃です。
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