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芸術とエンターテイメントの違い 07月01日 (金)
今日は掲示板でもひっそり宣伝していましたが、
舞台の初日でした。
通し稽古がなかなか出来ず、しかも昨日のゲネプロで私は出トチしてしまい、久しぶりに超緊張して足震えながら舞台に出演しました。
まぁ、無事終わったので、舞台の報告はまた千秋楽後にでもしますね!

はい、「芸術とエンターテイメントの違い」ということで。
今日、『アートマネージメント』の仕事をしている方を
講師にお招きして授業でお話を聞きました。
いつもこの授業では、『アートマネージメント』の仕事をしている方のお話をいただくことがおおかったのですが、今回講師に来てくれた方はいつもの人と少し考え方が違い、単純に疑問を持たせてくれるきっかけとなりました。
今までの講師の方は「芸術」が好きで、「芸術」をもっと世に広めたい!というモチベーションで仕事をやっている『思い先行型』の方が多かったように思います。
でも、今回来ていただいた方はどちらかというと「方法ありき」の考え方をしていて、話を聞いていて、悪く言うなら「芸術」をツールとして金儲けをしようとしているように受け取れてしまいました。
もちろん、後で質問したら、その人もモチベーションは芸術を広めたい、でもそこに方法がきちんと伴っていなければ世には普及していかない。という考え方で、そう感じたのは誤解だったのですが。
で、私がひっかかったのは、話の途中で出てきたひとことで、
それは、「フランスは国が芸術活動に理解があるから、たくさん国からお金が出る。でもアメリカは個人が投資している、だからエンターテイメントになってしまう」という言葉でした。
このとき私は単純に「エンターテイメントは芸術ではないのか?」
と思ったのです。
今私が出ている舞台は完全に「エンターテイメント」です。
「芸術か?」と聞かれたら首を傾げたくなります。
でも「エンターテイメント性」が強くなければ、集客が難しい、というのが今の日本の現状な気もします。
でも、単純に芝居が「エンターテイメント」なものは、
「娯楽」とみなされ、国では理解されず、結局「芸術教育」の理解は薄く、また、国の芸術活動への資金も少ないままな気がします。
私はいい芸術を(そもそもいい芸術の定義づけは曖昧であるが)少しずつ、それこそほんとにちょっとずつだけど、みんなに理解していってもらうしかないんじゃないかと思います。
だから、いかに大衆に見てもらうのかの方法を突き進むのは、
芸術の普及と相反しているなぁと思ったのです。
難しいですね。
言葉で言って出来るものでもないし。
ただ、今日役者仲間と話をしていて、ひとつ面白い話が聞けました。
それは、「エンターテイメントが芸術となるためのKeyは『時代』である」ということ。
確かにいまだから「歌舞伎」などは『芸術』とされているけど、
昔はそれこそ「娯楽」にすぎないものだったから。
「なるほど」と思いました。
もしかしたら今私達がトライしていることも、100年後には芸術になるんだろうか、なんて思ってしまった。
もしかしたら「芸術」とは?と定義づけるのもナンセンスなことなのかもしれない。
すごく感覚的なものが強いから。
私もまだまだなので、引き続きこの問題は考えていきたいなと思いました。
全然結論が出なくて申し訳ないんですが、とりあえず今日考えたこと。
>>感想を掲示板へ
Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
ハニーさん (2005年07月01日 06時19分)

すべての表現活動は芸術だと私は思っています。
どれが高級だ、どれが低級だと一概に言えないし、その基準は個人によ
って違うし時代によっても違うし、国によっても違うでしょう。

ただ、すぐに消える一過性のものと、時代を超えて残るものでどちらに
優れた芸術性があるかと聞かれたら、後者であることが「多い」ので古
典は尊重されるのだと思います。

今コロスケさんがやっている舞台がどういうものかわからないのですけ
れど、たまたまエンターテイメントと「分類されて」卑下する必要はな
いと思いますよ。

ただ、芸術性の高いもの(と認知されているもの)を沢山みたり聴いた
りしていると、目が肥える、耳が肥える、感性が肥えるということは確
かにあって、それが自分のなかで権威とか、マスコミとかに左右されな
い自分の判断力を育ててくれる、それが芸術全般への尊敬の気持ちをは
ぐくむと思うの。

それが大事なんじゃないかなあと思ってる・・・。エラソなこと書きま
した。(笑)応援してますよ。
Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
ちびままさん (2005年07月01日 08時29分)

日頃のご活躍、日記を通して拝見してますよ~。キャンプも始まるしま
た忙しくなりますね。キャンプコーチはするんですか?

コロスケのサイトはいつも、テューターとは違う視点で問題提起してあ
って、いろんなことを考えさせられます。

この芸術とエンターテイメントの話も大筋同感です。ハニーさんのまと
めが簡潔・明快だと思いますし。
ちょっと論点から反れますが、私がいつも思うのはこうやって一つひと
つ立ち止まって考えることが大切だと思うんですよ。
特にコロスケの年代では。
今回の講師の方のように自分と違う価値観の人の話を聞くことで、いろ
んなことを見直すきっかけになりますよね。同じ価値観の人との活動は
居心地もいいし、何より楽!でもそれでは成長できないと思うのです。

コロスケにも(のりだー)にも自分と違う考えを持つ人との関わりを大
切にして、さらにパワーアップしてもらいたいと思っています。
応援していまーす。
Re:Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年07月01日 23時56分)

ハニーさん
>今コロスケさんがやっている舞台がどういうものかわからないのです
けれど、たまたまエンターテイメントと「分類されて」卑下する必要は
ないと思いますよ。
→大丈夫、卑下はしてませんひとつの形として納得しています。
 それに確実に「笑える」からです。
 質の高いエンターテイメントとして捉えています。
 
>ただ、芸術性の高いもの(と認知されているもの)を沢山みたり聴い
たりしていると、目が肥える、耳が肥える、感性が肥えるということは
確かにあって、それが自分のなかで権威とか、マスコミとかに左右され
ない自分の判断力を育ててくれる、それが芸術全般への尊敬の気持ちを
はぐくむと思うの。
→そうですね。
 芸術は質より量と言います。
 「いいもの」も「わるいもの」も両方たくさん見ることで
 「見る目」は養われていくと思います。
 少し話は変わりますが、私は「ラーメン」が大好きです。
 東京に来たばかりのときは「ラーメン」はなんでもおいしいと
 思っていました。
 しかし、年間100杯以上かたラーメンを食べると、
 ラーメンのおいしいまずいが分かるようになってきました。
 本やマスコミに左右されないで、自分が好きなものが分かるようにな
 ってきたのです。
 おいしいラーメンはもしかしたら素材がいいのかもしれない。
 でもそれ以上に「好みの味」があります。
 自分がおいしいと感じるもの、それこそがどんな高い料理よりも
 幸せを提供してくれる。
 芸術もそれと一緒で、芸術は批評は出来るけど、優劣はない。
 「自分の好み」が見つかって、かつそれで幸せな気持ちに
 なっていければいいなと思います。

非常にまとまって分かりやすい書き込みありがとうございました!
Re:Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年07月02日 00時01分)

ちびままさん
>日頃のご活躍、日記を通して拝見してますよ~。キャンプも始まるし
また忙しくなりますね。キャンプコーチはするんですか?
→はい!今年もキャンプでのコーチ活動を続けようと思っています。
 サマーキャンプであえるといいですね!

>コロスケのサイトはいつも、テューターとは違う視点で問題提起して
あって、いろんなことを考えさせられます。
→そのコメントが一番うれしいです。
 私が「ひろば」にHPを作った甲斐があります! 
 これからも更新頑張るのでよろしくお願いします!

>ちょっと論点から反れますが、私がいつも思うのはこうやって一つひ
とつ立ち止まって考えることが大切だと思うんですよ。
特にコロスケの年代では。
→こうやって考えることが好きになったのもラボのおかげと思っていま
 す。今では学校の友達を巻き込んでこんな答えが定まらない話ばかり
 して、食堂で議論しています。

>コロスケにも(のりだー)にも自分と違う考えを持つ人との関わりを
大切にして、さらにパワーアップしてもらいたいと思っています。
応援していまーす。
→ありがとうございます!
 今後もたくさんの活動に関わって行きたいと思っています!
Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
hitさん (2005年07月02日 19時12分)

ちょっとそれるのかもしれないけれど、時々展覧会やってます。
その時「多くの人たちに見て貰うために」受けをねらって絵を描いたり
するんです。
それとは別に完成度を上げようという努力もします。
絵の完成度って自分でわかるんですよ。手を抜くことも出来るし、「も
う少し良く」する事も出来る。それは「多くの人に見て貰う」ためでは
無いです。

仕事でイラストも描いてます。依頼で描くので、依頼主が満足してくれ
ればそれでオッケーなんだけれど、やっぱり自分でこれでいいって思わ
ないと納める気はなかなかしません。
実は、依頼主もそこはよくわかってくれることの方が多いです。
「どう?良くできた?」って聞いてくるんですよ。
僕が良ければだいたい依頼主も満足してくれます。

これって芸術とエンターテイメントの関係に似てませんか?
Re:Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年07月03日 00時57分)

hitさん
>ちょっとそれるのかもしれないけれど、時々展覧会やってます。
その時「多くの人たちに見て貰うために」受けをねらって絵を描いたり
するんです。
それとは別に完成度を上げようという努力もします。
絵の完成度って自分でわかるんですよ。手を抜くことも出来るし、「も
う少し良く」する事も出来る。それは「多くの人に見て貰う」ためでは
無いです。
→なるほど。理解のための入り口を用意する、ということで合ってるで
 しょうか?
 ひとつの有効的な方法ですね!
 私の頭の引き出しが増えて嬉しいです!
 ありがとうございました。

>これって芸術とエンターテイメントの関係に似てませんか?
→そう思います。ちょっとずつクリアになってきました!
 前別な事を投げかけた時も思いましたが、
 色々と意見が聞けて本当に嬉しいです。ITすごい!
 書き込み&貴重な意見ありがとうございます!
Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
益子ダンボさん (2005年08月08日 20時38分)

全国のコロスケファンのみなさん、こんにちは。笑
芸術とエンターテイメントの違い、読んだよ。へーおもろいねえ。時代
によってエンターテイメントが芸術になったりするってのは納得。しか
しこないだの舞台が10年後に芸術になるってのはないだろーっと思っ
たぞ。笑
芸術って定義難しいよね。みんな価値観が違う中で感覚で「すばらし
さ」を図るんだから。でも、正直、芸術の世界にはそれなりに同じよう
な価値観があると思うよ。例えばMusiam(って日本語でなんて言うんだ
っけ?笑)にある物の全てが、みんなが「すばらしい」と思えるもので
はないし、そもそもmusiamに行く人って限られるからその世界に興味を
持たない人にとって「すばらしい」は違うものをさして言うと思うの
だ。つまり、芸術は”ある感覚の基準”に共感した人たちの世界!だか
らマイナーな芸術も存在するよね。メジャーな芸術は、より多数の人に
共感される”価値観の基準”なんじゃないかな。
ヨーロッパに行く人、みんな「芸術の国に訪問!」と言って行くけど、
それはエンターテイメントだよね!本当に自分が思う「すばらしい!」
を追究したいね。あ、もしかして、自分だけの「すばらしい!」を確立
できた人たちが今”芸術家”としてたたえられているのかもしれな
い!?自分だけの価値観を見つけるのって難しいもんね。
私は私であり続けたいと願い、そろそろ退散します。
結局musiam(スペルあってる?)の日本語が思い出せないまま終わりま
す。笑
Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
高橋しんじさん (2005年09月06日 03時51分)

なんだか勉強中に休憩兼ねて初めてラボ@広場を散策してましたら、辿
り着きました。私、覚えてますか?北関東の関西人じゃない方の元ラボ
っ子しんじです。
日頃、掲示板に書き込むことはしないタイプなのですが、北関のもしな
いし・・・私は、一応美大なるものに通っているので、「芸術」と「エ
ンターテイメント」の違い楽しく興味深く読ませて頂きました。の感謝
を込めて書き込んでみました。
私は「芸術」というものは、「エンターテイメント」の中に属している
という関係だと思っています。ちょっと疑問に思ったのは、コロスケは
「エンターテイメント」の定義を笑えるものと置いているのかな?間違
いだったらすいません。ちなみに私は「エンターテイメント」の定義は
「人間の感情-喜怒哀楽を揺り動かすものを提供して、お金を貰うも
の」とおいてます。なので、デザイン・ファインアート・音楽・演劇・
小説などなど全てエンターテイメントだと思っています。
これからも暇できましたら寄って見たいと思ってます。では。
Re:Re:芸術とエンターテイメントの違い(07月01日) >>返事を書く
コロスケさん (2005年09月06日 14時20分)

高橋しんじさん
>私、覚えてますか?北関東の関西人じゃない方の元ラボ
っ子しんじです。
→もちろん覚えていますよ。私はもと北関ですしね。
 書き込みどうもありがとう。

>私は「芸術」というものは、「エンターテイメント」の中に属してい
るという関係だと思っています。ちょっと疑問に思ったのは、コロスケ
は「エンターテイメント」の定義を笑えるものと置いているのかな?
→おぉ、そういう考え方もあるんだ!面白い。私はこのごろ芸術の中に
 エンターテイメントってとこで落ち着いてきてたよ。
 「エンターテイメント=笑える」というのは最初これを書いたときは
 そう思って書いてた。
 でもそれはそれだけ、っていうより、あんまり考えてなくて、
 授業で単純に受けた感想でそう思っただけだから、
 ぜんぜんちゃんと考えてそう思ったわけではないんだ。
 で、この頃たくさん舞台とかみるようになって来て、
 頭でっかちの考えから、現実的に今どうだ、って考え方に
 シフトしてきたときに、やっぱり芸術って定義すんのは難しくて、
 むしろ、人によって芸術性の感じ方は違って、
 だから定義できなくて、とかでぐるぐるしてるけど、
 なんとなく感じるのいは、「喜怒哀楽」とかでなくて、
 「心震わせられる」が芸術性なんて思ったりする。

 でも時代に残った、なんとなく皆が芸術と思ってるものと、
 「今」あるものとでは少し違う気もすんだけどね。
 どちらにしろもっと考えます。
 勉強不足なんで。
 そいや、ある人は、今の人間を支えてるものを、
 「教育・信仰・芸術」と言ってたな。面白い話だよ。
 それはまた今度。
 
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