幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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ことばはリズム 05月14日 (金)
少し前の話になってしまいますが、5月11日に
ラボ公開講座“英語の詩が生まれる、歌が生まれる”と題された
河野一郎先生<東京外国語大学名誉教授>催されました。
講演で取り上げられる歌に興味があって参加をしたのですが、とってもよいお話を聞くことができました。
河野先生が『日本人が人をほめるときと、アメリカ人がほめるときの違いは?』と会場、舞台上にいらしたローラ・キャスターラインさん<通訳。英語講師>に問いかけられました。
欧米の方はとにかく人をよくほめるという認識はあったのですが、いざ何?と聞かれるとなかなか思い浮かびません。
先生の答えは『日本は見える部分について、アメリカは声についてほめる』ということでした。
意外な答えではありましたが、なんだか嬉しくなりました。私は日本人好みの可愛らしい声ではなく、低くてハスキーな声の持ち主なのです。
これから日本人は声に対して、少し敏感になるべきだともおっしゃっていました。少し低め<具体的にはメッツォソプラノの音域>の声は情報が伝わりやすく、CNNなどでもアナウンサーたちは最近この高さを意識しているそうです。
私たちが耳にしているラボライブラリーはどうでしょう?と振り返ってみました。いかにも可愛い声というものはありません。聞きやすい高さの物ばかりだって思いませんか?
耳触りがよいので何度聞いても、疲れず安心していられるものだと改めて感じました。お話の作り方のみではなくこういった点も長く聞かれる理由なんですね。
もうひとつ印象に残ったお話は、先生と同じ大学でイタリア語を教えていらっしゃるイタリア人の先生が、語学専攻の生徒よりもオペラやアリアなどのためにイタリア語をとっている音大生のほうが、リズム感がよく文法はべつとして、表情、発音が優れているとおっしゃったそうです。河野先生はことばの取得にはリズム感が必要だと何度もおはなしされました。
最近話題の小学校での英語についてもリズムとしてとらえるものは大賛成ですが、文法を教えこむのは大反対だそうです。この時点で意味が分かっていなくとも、リズムがとらえられていればよいと。
今の日本は母国語力の低下が著しいのでまずは日本語を、とも強くおっしゃっていました。
そうですよね。せっかく日本語という美しいことばを使う国に生まれたのだから、誇りに思い大切にしてゆきたいと思います。
我がパーティのラボっこにもこの思いが伝わるよう、これから頑張っていこうと思いました。
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