焦る気持ちをぐっとこらえて、 |
03月20日 (木) |
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止まると嫌なみんなだけど、今週はみんなで輪になって座り、長ぐつをはいたねこの「オーガの城の場面」についてとことん話し合いました。
これまでにも何度か、あーでもない、こーでもないといろいろ試してきたけれど、どれもこれもどーもしっくりきませんでした。そこで、テューターの焦りをぐっと抑えて、敢えて話し合いの時間を持ちました。
はじめのうちは、テューターも子どもたちも、「オーガの城って、どんな城だったのか」が気になっていました。そして、オーガがライオンに化けたりしたのは、お城のどこなのか。それが決まらず、困っていたのでした。
でも、話し合いを進めるうちに、お城そのものよりも、「オーガの気持ち」に焦点が移っていきました。元々、オーガはお客さんを呼んでいて、ご馳走の用意をしていました。そこへ、へんなしゃべるネコがやってきて、「お噂はかねがね伺っております~!」などと言われ、どんな気持ちがしたか。そして、ネコをどのように扱ったのか。意見は大きく2つに分かれました。
①オーガは大事なお客さんが来るのに、こんなネコに構っている暇はないし、部屋を荒らされたくないので、ネコを部屋に入れず、庭で話をしていた。
②オーガのお客さんと言っても、どうせ脅かして無理やり呼びつけただろうから、それほど大事ではないし、すごく単純な性格なので、おだてられていい気持ちになり、ネコを玄関ホールに招きいれ、話をしていた。
それぞれに自分の考えるオーガ像を話し合いました。そして...やっとみんなのイメージができてきたので、「さあ、動いてみよう!」と言った時には、残り時間があと15分。「せめて30分あればなあ~」とは思ったけれど、これまでの苦悩がうそのように、いろんなアイディアが出て、あっという間に場面が出来てしまいました。不思議なものです。というか、これが「テーマ活動」というものなのかな。
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追記
本当は、「この期に及んでまだ場面ができていないなんて、逃げ出したいくらい」の焦りを感じているのですが、日記として公開するにあたって、同じ状況をポジティブに書きました。実際、書き始めはそんな余裕はなく、暗い気持ちだったのだけれど、書いているうちに、だんだんと冷静になってきて、「すごく苦しい今、この時こそ、子どもたちが成長しているんだ」と思えてきました。目的は、見栄えのする、すごい発表をすることじゃない。その過程で一人ひとりが主体的に関わって、英語を含め、いろんなことを学んでいくこと....。と、自分に言い聞かせながら、あと24日間。
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Re:焦る気持ちをぐっとこらえて、(03月20日)
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ベティさん (2008年03月21日 10時00分)
焦る気持ちよくわかります!
でも場面をみんなで考えてこそセリフも生きてきますよね!
その話し合いが、これからの展開に大切なんだと思いますよ。
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Re:Re:焦る気持ちをぐっとこらえて、(03月20日)
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みーやさん (2008年03月22日 10時07分)
ベティさん
>焦る気持ちよくわかります!
でも場面をみんなで考えてこそセリフも生きてきますよね!
その話し合いが、これからの展開に大切なんだと思いますよ。
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ベティさん、ありがとうございます。
頭ではわかっているつもりでも、毎回、発表会前になると忘れてしまう
と言うか、焦る気持ちに勝てなくなると言うか。先週のような話し合い
が、せめて、もう2週間前になされていたらなあ~と思ってしまいま
す。着実に前進しているのは確かなのですが、時間感覚が2週間ずれて
いる.....?
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