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マオリの神話、おもしろ過ぎる! |
05月28日 (水) |
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今回初めてニュージーランドへ行ってきたのですが、テーマ活動大会のすぐあとだったので
前もって何も下調べもせず、行き当たりばったりの旅をしてきました。
3日目くらいに現地でツアーに参加して、マオリ文化センターみたいなところで、
マオリのガイドさんから英語でマオリの神話を聞きました。
一生懸命身振りも加えてお話してくれたので、だいだい分かったのですが、
それが本当に面白いというか、独特と言うか・・・・
もうご存知の方も多いと思いますが、勉強不足だった私にはとても新鮮で、とても印象的でした。
誤解を恐れず、ざっくりと言えば・・・
・・・むかし、この世には「虚」があった。そしていつしか「母なる大地」と「父なる空」が現れた。
二人は固く結ばれて、二人の間にはたくさんの神が生まれた。(ここまでは、世界共通の感じ。)
しかし、父と母はいつまでもくっついていたので、世界は狭く真っ暗で、何も見えなかった。
子どもたちは闇の世界に嫌気がさし、どうにかして2人を引き離そうということになった。
中には、両親を殺してしまおうという意見さえあった。
けれども、いくらなんでも自分の親を殺すというのはひどすぎるので、
兄弟のなかのタネ・マフタという森の神が、自分の両肩を母の胸に当て、両足を父の胸に当てて、
ぐ~っと脚をつっぱって、とうとう2人を引き離した。
すると一気に世界は明るく広くなり、兄弟たちはとても喜んだ。
しかし、父は愛する妻と引き裂かれた悲しみのあまり泣き続け、世界が水浸しになってしまった。
すると、「お互いに姿が見えるから悲しみが増すのだ」、ということで、
今度はマタアアホという神が母神の身体をどりゃ~っとひっくり返してうつぶせにした。
そのとき、まだ母のおなかの中にいた末っ子も一緒にひっくり返されてしまったので、
その子は永遠に生まれることはなく、土の中で火山の神になった。
お互いの姿が見えなくなって、二人の悲しみは少し治まった。
しかし、今でもときどき、母神のため息が朝霧となり、父神の涙が夜露となって大地を湿らせるという。
・・・と、こんな感じのお話でした。おもしろ過ぎる!!
何も調べないで行ったから余計にインパクトが強かった!一気にマオリファンになりました。
そのほかにもいろんなお話があるので、またご紹介しま~す。
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