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今月のマザーグースMother Goose of the Month

2025年12月の紹介

Old Mother Twitchett has but one eye

Old Mother Twitchett has but one eye,
And a long tail which she can let fly,
And every time she goes over a gap,
She leaves a bit of her tail in a trap.
もぐりくねりのおばあさんは片目
ながいしっぽが宙をまう
そして溝をこえるたび
しっぽをちょびっと穴にのこす

今回ご紹介するマザーグースは、「なぞなぞ」です。
みなさん、答えは分かりましたか?

この短い詩に登場する“もぐりくねりのおばあさん”は、片目しか持っていない不思議な存在。
それだけでなく、溝をこえるたびにながいしっぽをちょびっと穴にのこしていく…
なんとも想像をかき立てられますよね。

実はこの詩、かなり昔から親しまれてきたものなんです。
出版の中に初めて登場するのは1842年。
ジェームズ・ハリウェル=フィリップスという人がまとめた『The Nursery Rhymes of England』に収録されています。
先月ご紹介した「Goosey, goosey, gander」(2025年11月紹介)と同じく、出版されたのが1842年ですから、それよりもずっとまえから語り継がれていたのでしょうね。

また、このなぞなぞは当時から人気があったようで、時代や地域によって少しずつ違うバージョンも作られていました。
なんと、1899年にパーシー・B・グリーンが出版した『A History of Nursery Rhymes』には、なんと「答えが分かってしまいそうなタイトル」で紹介されています。

よかったら、お子さんと一緒にこの詩を読みながら、
「もぐりくねりのおばあさんって、なんだろう?」
と想像をふくらませてみてください。

片目で、長いしっぽを持ち、溝をこえるたびにしっぽの先を残していく……。
ヒントは――お子さんのお洋服を繕うときに欠かせないものです!

(答えを知りたい方は、下の方をご覧ください)








































答えは…… 針 です!

マザーグースとは,英語圏の子どもたちの間で古くから伝承されてきたわらべうたのことです。イギリスではナーサリー・ライム(Nursery Rhymes)と呼ばれています。親から子どもへ,子どもからお友だちへ,また子どもからその子どもへと,時代や伝える人によって少しずつ変化しながら,うたいつがれてきた「古くて新しいうた」です。マザーグースは,うただけでなく早口ことば,なぞなぞ,昔ながらのイギリスの風俗・習慣を伝えるもの,人を皮肉ったもの,ナンセンスなど様ざまな種類があります。どれも韻をふんだり,くり返したりと英語の「音」や「リズム」が心地よく,思わず口にだして唱えたくなるものばかりです。

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