幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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この数ヶ月間の思いをHPにもあげておこう。 01月22日 (月)
効果的,効率主義,結果優先,多忙,など,世の中は,ことばを変えて「手抜き」を正当化し始めています。
その半面,さまざまな場面で,「コミュニケーションが不足している」とも叫ばれています。

答えはつながっているのに,2つは別々のように言われている。
おかしいとは思いませんか?

「コミュニケーション不足」を補うには,相手とコミュニケーションをとる必要があります。
本来,信頼関係ができていないうちは発信者が効率よく何かを伝えようとしても,受信者に真意が伝わらないということがあります。
まずはお互いの人間関係を築くことが必要です。そのためにじっくりと相手とコミュニケーションをとる必要があるのです。

では,コミュニケーション能力を養うための場所や時間は用意されているのでしょうか?
現代社会で言えば,答えは限りなくNOに近いでしょう。
社会の流れが,効率主義,成果主義へと転換し,効率よく行動することが求められ,
強いては人間関係までもが効率・成果優先となっています。
ビジネスモデルにWIN-WINという関係構造(どちらにもメリットがある)がありますが,
人間関係にもそれを求められ始めているのでしょうか?
しかし,果たして人間関係とは常にWIN-WINなのでしょうか。

勝ち負けの価値観を持つべき,と言いたいわけではありません。
大事なのは,会社であれ,人であれ,「関係する」ということは,
お互いが支えあっているのだということを実感しなければならないと思うのです。

自立というのは,単に自らの力で立つだけでなく,
他者といかに関係できるかが含まれなければ,利己主義のみを生み出すことになります。
だからこそ,どのような場面においても,相手の立場を考え,思いやる気持ち,
敬う気持ち,支えあう気持ちを持つという“コミュニケーシィン力=人間関係力”が大切であり,
それはこれからを担う子どもたちにとって,必要不可欠なものではないでしょうか。

では,どの様にその力や態度を養えばよいのでしょうか?
それは人と人がコミュニケーションをとらなければ身につくことはありません。
できれば多種多様な考えをもつ,多種多様な人たちと,たっぷりと時間をかけて付き合って欲しい。
そしてその方法も,人から教わるのではなく,自らが模索しながら獲得して欲しい。

ラボはそれを実践してきました。
多くの物語と縦長異年齢の仲間に触れ,交流活動で数多く人にもまれていく。
グループ活動の中で,否応がなしに人と関わること学び,お互いを認め合っていくのです。

本来,子どもは,あそびの中で人間関係力を育んできました。
あそんでいるかのように見える活動の中に,コミュニケーション力を超えた,
人間関係力を磨く術が含まれているのです。
最近はあそび場が無くなり,あそび時間が少なくなり,あそびの質も変わりました。
だからこそ人間関係力が希薄となり,生きる力や学力までもが低下しているのです。

ラボ教育活動は,本当の意味で英語を育てたいからこそ,
ことばが宿る人そのものを育てたいと考えています。
目先の結果にとらわれず,手間をかけて子育てしていくことが,
人を育て,ことばを育てることにつながります。
人との関係を大切にしたいと願いながら,
なかなか実践ができないという人が多い中,
ラボは40年前から活動を続けているのです。

そしてそれはテューターの惜しみない愛情があるから,
生まれ持続しているのだと思います。
そしてラボっ子やラボファミリーとの関係性があるからこそ
高まってきたのだと思いますし,さらに高まっていくのだと思います。


ラボ教育センター中部総局 北倉 武昭
-ラボ山ぱ弐拾周年記念文集寄稿文より抜粋・加筆-
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