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A・ビナードさん 07月29日 ()
アーサー・ビナードさんと言えば、ラボではお馴染みの

『John Manjiro Was Here』(ジョン万次郎物語)で

英文を担当して下さった方です。

前回の日記で、たまたま『MOMOTARO』(ももたろう)と

『The March of the Jizo』(かさじぞう)が地元の

図書館に置かれているのを見つけて、嬉しかったことを

書きましたが、ジョン万次郎物語は、この2つのお話と

セットで、ラボ・ライブラリーの中に入っています。


この前、夕刊を読んでいたら、アーサー・ビナードさんを

見つけて、“あっ!”と目が留まりました。急いで読んで

その後、切り抜いておこうと思ったのにすっかり忘れた

まんまになっていたのを思い出して、ごそごそと探していたら

発見しました。7月21日付の夕刊でした。


『今原爆を語る』との表題です。

広島の原爆犠牲者の遺品を主人公にした写真絵本を出されるそうですが、

そこに至った経緯や、絵本創作が佳境を迎えたころ、福島の原発事故が

起きたこと、そこからの新たな思いなどが書かれています。

ヒロシマは過去じゃないと語るビナードさんも、もともとは、“原爆投下が

戦争の終結を早め、多くの米兵の命を救ったと信じていた”そうです。

アメリカで育って、アメリカの教育を受けてきたら、それはごく自然な

ことかもしれませんが、“米国では、原子力を意味する「アトミック」は

「超すごい」と同じ感覚で使われていて、原爆を想起させる「アトミック・

ファイア・ボール」という名前のキャンディが店に並ぶ。”との紹介文は

ちょっとショックを受けました。

でも、ビナードさんは広島に来て、“原爆を落とされた生活者の視点が

欠けていたことに気付いた”のだそうです。

日本の外に暮らす人たちのなかから、こんなふうに気付いてくれる人が

ひとりでもふたりでも増えてくれるといいなあと思います。


少し前にテレビで、尖閣諸島についての特集をしていましたが、中国で

今40歳ぐらいより若い人は、尖閣諸島は中国のものだとの教育を

受けてきたのだそうです。だから若い中国の人たちはそれを正しいと、

当たり前の事実として認識しているようです。

でも、天安門事件で当時リーダーをしていた人が、そのテレビの中で、

民間の人達が、会って、話しをして、お互いの理解を深めることが

大事だと語っていました。


ラボのプログラムで留学した子が、その国に行ってみないと分からない、

実際に自分の目で見てみないと分からないことがたくさんあると語って

いるのをよく耳にしますが、この2つの話も同じだな~と思いました。


アーサー・ビナードさんの写真絵本は『さがしています』(今夏出版)です。
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