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新聞記事より:「いい子」が荒れ始めた |
04月14日 (火) |
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毎日新聞4月14日付 教育取材連載より
先生:競争の現場から/1 「いい子」が荒れ始めた
「ぼくはできません」。
運動会のリレー選手に選ばれて断る子などいるのだろうか?
4年前、東京都杉並区の小学校で6年生を担任していた
ベテランの男性教諭は驚いた。
男児は成績優秀、運動能力も抜群で、クラスのリーダー的存在だった。
2週間かけ説得したが、私立の進学校を目指しており、
朝の練習が負担だという。次のタイムの子にも次々断られ、
本番まで冷や汗の連続だった。
翌年も6年生を担任した。別の学級では、成績上位の複数の男児が
教師を困らせていた。消火器を道路にぶちまける。
1年生相手に鉄の棒を振り回す。
最後はみな、有名私立中に入学していった。
受験組は塾で成績順に座らされる。
杉並区では小3から中3まで毎年、区の学力テストがある。
小4と中1は都の、小6と中3は国の学力テストもある。
「ゆがんだ競争で成績のいい子が荒れ始めている」と男性教諭。
疲れきって他校に転任した教員もいた。
「情熱を持った先生がつぶれていく」。男性教諭は唇をかんだ。
~~~~~~~~~~~
「こどもたちをめいっぱい遊ばせて
遊びの中から自ら学ぶ力をつけさせよう」
ラボが(わたしが)目指している理想です。
でも、これがなかなか理解されにくい。
「それはいいことだとは頭ではわかるけれど
じっさい遊びばかりでは・・・」
というのが親御さんの本音でしょう。
「遊びにお金をかけるなんて。」
そう思われるのもわかります。
でもこどもたちは自分たちで遊べるでしょうか。
学びにつながるような遊びを黙って見守れますか?
ゲーム機を持ち寄って、それぞれ別々のゲームを楽しむ。
それは遊びではありませんね。
勉強さえしてくれて
いい学校に入っていいところに就職してくれたら
それで親の役割は果たせる。
ほんとにそうでしょうか。
「いい子」なら、ほんとに安心ですか。
たくさん寄り道しよう
ラボみやぎパーティの今年度の標語です。
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