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かんじき体験とマタギの話を聞く会 02月11日 (水)
祝日の今日、夫とかんじき体験とマタギの話を聞く会に参加した。

かんじきは私も夫も初体験。
私が履いたのは(正確には履かせてもらったのだが・・・)楕円型のよくある形。
かんじき
丸かんじき
まん丸のドリームキャッチャーのようなかんじきもあった。

これは新雪の時に履くと、より足が雪に沈みにくいのだそうだ。
豪雪地帯の山形県小国町のかんじき。
ちなみにパウダースノーの北海道のものは、細長くカナダのスノーシューに似ているらしい。
かんじきの形はその土地の雪質に合ったものになる!生活から生まれる知恵や技には深いものがあると感心した。

さて、かんじきウォーキングはなかなか楽しかった。
杉林で
かんじきに下向きに付いている爪があるので坂道も滑らない。
『かた雪かんこ』のかた雪ではなくても、足が雪にズボッ・・とはならない。
地面の下に伏流水が流れているところはあったかいので雪が積もっていなかった。
草が顔を出していて、それを食べに来たのだろうウサギの足跡があった。
先頭の人がリスを発見。どこどこ?と言っているうちに私は見逃してしまった・・・残念。

お昼は山の幸、川の幸を御馳走になった。
岩魚のかばやき、うどのきんぴらなどの山菜料理、お味噌汁は岩魚のあらでだしをとったもの。
ミヤマガマズミの実で漬けたピンク色の大根漬け、文字通りなたで切った大根のなた漬けなどの漬物各種。
お昼
多分、数百年前の人も岩魚や山菜などの同じ食材を口にしていたのだろうな。
人間は自然から生かされてきたのだと、しみじみと思った。

マタギのSさんの話は、とても興味深かった。
お話は・・・
クマはとても臆病な動物。
クマが人を襲うようになったのは、人間が原因を作っている。
クマのえさになる実のなる木の多い広葉樹林を杉林に変えたこと、山に残飯を捨て人間の食べ物の味を覚えさせてしまったこと。
それらが原因でクマは人家近くまで来るようになった。
最近は有害駆除に駆り出されクマを殺さなければならないことが多く、そういうクマ撃ちはとても悲しい。(クマの目を見ると撃っていいクマかそうでないかわかるそう。)
マタギはクマを神からの授かりものと考えていて、狩猟の前や後には祈りや神聖な儀式を行う。
奥山にクマ、間に里山をはさんで人、と住み分けが出来ていた頃に戻さなければならない。
マタギになって30数年、秋に採り貯めたトチの実やドングリを春に山にまき散らす。
そのうちのいくつかが芽吹き大きく育ち実をつけ、クマのえさになることを願ってのこと。
クマのフンが山で見つかるが、未消化なのはストレスを感じた時のもの。
奥山で見つかるものは消化された良いフン。
人間の気配をストレスに感じているのではないか。


参加者の方も次々質問なさっていた。
鳥獣保護という考えとマタギの仕事は相容れるのか、参加前の私の疑問だった。
が、職業としてのマタギについて、そして自然に対するSさんの考え方などなどを伺ううちにかなりすっきりするものがあった。

でもでもでも・・・Sさん、たぬきの毛皮のベストを着ていたのよねぇ。
テーマ活動でたぬきをやっているので、少々しんどかったのは本心。。。
マタギの道具

******
マタギは山の神とマタギの神様を大事にしている。
Sさんがクマの骨と牙を彫って作ったマタギの神様。
手を打たないで拝むという。
Sマタギの神様

岩魚の卵・・・イクラくらいの大きさで、こんなに鮮やかな黄色。
岩魚の卵
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