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鈴木小百合氏湯浅芳子賞受賞 04月09日 (月)
 メディアのあつかいが小さかったのてご存じない方も多いかと書き込むことにしました。
 去る3月29日,『はだかのダルシン』『十五少年漂流記』『おどりトラ』『ヒマラヤの笛』『寿限無』そして『鮫どんとキジムナー』『チピヤクカムイ』などの英語を担当されている翻訳家・通訳の鈴木小百合さんが,今年度の「湯浅芳子賞」を受賞されました。
 この賞はチェーホフ『桜の園』やマルシャーク『森は生きている』などの名訳で知られるロシア文学者の湯浅芳子氏の遺志によって彼女の遺産をもとに設立された賞です。対象となるのは海外戯曲作品の上演と翻訳。今年は上演部門でブレヒトの芝居を長く続けてきた「東京演劇アンサンブル』,そして翻訳部門では鈴木小百合さんと徐賀代子(じょ・かよこ)さんのおふたりが選ばれました。
 小説をはじめとして芸術作品におくられる賞はあまたあります。詩の賞は「H氏賞」,音楽なら「尾高(おだか)賞」,写真は「木村伊兵衛(きむら・いべえ)賞」などなどいずれも権威ある賞。戯曲も国内作品では「岸田国士(きしだ・くにお)賞」(昨年なくなられた岸田今日子さんの父上)などがあります。そして翻訳にはこの湯浅芳子賞です。しかも翻訳関係はこの賞しかないので,翻訳家にとっては(賞を目標に仕事をする人はいませんが)
あこがれの「いつかは」という賞です。
 鈴木さんが受賞されたのは『漂う電球』(作=ウッディ・アレン 演出=ケラリーノ・サンドロヴィッチ《イカ天時代,有頂天というぶっとんだバンドのボーカルだつたケラです》出演=わたなべいっけい他 本多劇場)と『アラブ・イスラエルクックプック』(劇団一跡二跳 出演=長山藍子他 シアター・トップス)の二作の翻訳。どちらの公演もぼくは見に行きましたが(いつそんな暇がある! という人へ。暇はつくるの)どちらもシリアスでかつ楽しい舞台でした。
 3月29日に青山学院のアイビーホールで授賞式とパーティがあり,およばれしていってきました。選考委員長はシェイクスピアの翻訳者であり演劇好きでしられる小田島雄志先生。
祝辞は東京演劇アンサンブルの音楽を長年かかれている林光先生。いずれもラボ・ライブラリーがたいへんお世話になっている先生です。とくに林先生は年齢を感じさせない若わかしく鋭いごあいさつをされていました。ラボ・ライブラリーの初期の作品の音楽はほとんど林先生が担当されています(近年は宮沢賢治作品の音楽)。乾杯はタレントの愛川欽也氏。
「えっどうして」と思ったけれど,「東京演劇アンサンブル」は愛川氏など俳優座の三期生が立ち上げた劇団が母体とのことでした。
 芝居を仕事にしていくのはほんとうにたいへんなことだけれと,国ももうすこしお金をださないと。文化庁よろしく! パーティ参加者の平均年齢はめちゃ高いけれど,やっぱり芝居が好きな人たちの集まりは独特の若さがありました。
 下の写真は4/7の土曜日,新宿の「歓」というラボも御用達の創作中華の店に鈴木小百合さんを囲んで大学(ICU)の同期の仲間が集ったときのもの。中央で花束をかかえているのが,いうまでもなく鈴木さん。最前列左側の眼鏡をかけたチョイ太めの男性が鈴木さんのご主人である鈴木雄三氏,同じく最前列右側の男性がこの店の共同経営者でもある大林守選手大学教授(イタリア経済学)。女性陣はほとんど同時通訳者か翻訳家(しかも皆酒豪・オソロシイ!)。ちなみにぼくの左どなりは鈴木さんの実の妹さん(彼女も英語が仕事)。
 なお,鈴木さんは映画関係の通訳の仕事も多いですがも,4/16か4/23日の月曜の夜のフジテレビ「SMAPSMAP」(通称スマスマ)に出演するそうです。仕事は俳優のヒュー・グラントの通訳。本日収録だそうです。グラントの新しい映画の,「ラブソングができるまで」(原題 MUSIC AND LYRICS)プロモだそうです。オンエア日がきまったらまた書き込みます。ところでスマスマって全国ネットかな。
湯浅芳子賞
Re:鈴木小百合氏湯浅芳子賞受賞(04月09日) ・
クロッキーさん (2007年04月10日 14時48分)

SENCHOさんへ
<鈴木小百合さんの受賞、一テューターの私も大変嬉しく拝聴しまし
た!教えてくださってありがとうございます!
おどりとらにしても、「15少年漂流記」にしても、パーティで発表した
テーマに、鈴木さんの恩恵をいつも大きく感じていました。
心からおめでとうございます、とお伝えしたいです!!
鈴木さんのご活躍は、翻訳本「ダウト」なども拝見しましたが、この
間、スマップスマップに、スティービー・ワンダーの通訳としても
出演されていましたよね!?おそらく、今度のヒュー・グラントも
その流れなんでは・・・・
この間は、その番組で、映画のサブタイトルで有名な戸田奈津子氏が通
訳していたし、う~ん、惜しげもなくすごい方達を採用なさってい
る・・・・
それはさておき、鈴木小百合さん、林光さんと、ラボのライブラリーは
なんて豪勢なメンバーで成り立っていることか、改めて感じました。
わがPでやっている、15少年漂流記の森田思軒の翻訳で、モコがちゃんと
15人の中に入っている事は、今考えても素晴らしい先見の明ですね。
ラボのライブラリーについて考えれば、
時間が制限されているCDライブラリーの中に、きちんと過つことなく
物語が翻訳されて、それ自体が見事な作品として成り立っていることは
本当に素晴らしい、「ブラボー」なことだと実感です。大げさに考えれ
ば、この先時間が流れて、私達の世代が終っても、世に作品として
残るものがある、というのはすごいことですね。それが、子供達にこそ
手渡されていくものであれば、本当に存在の意味というものを感じられ
ることでしょう。うらやましい事です。私は小さな1テューターではあり
ますが、そういう薫陶に触れることが出来ることを改めて肝に銘じて参
りたいと思います。
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