幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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サイレント・ボブ 2 09月01日 (水)
 8月なのに、空はもうずいぶんと高くなり絹積雲がつらなっていた。その雲の群れを追うように、シーラの運転するシエビィはインターステイト5を南にむかう。
 シータックの愛称をもつシアトル・タコマ国際空港から、今夜の宿のあるフェデラルウェイまではわずか20分だ。
  8月15日、太平洋夏時間午前11時。空は秋の気配でも車内にさしこむ日差しはまだまだ強力。
 「飛行機のなかでは眠れたの」
 シーラがありきたりのいいかたできく。「どうせ一睡もしてないでしょう」というみすかした目がサングラスの奥で同情している。
 「"I feel I've been herebefore."ここには前にきたことがある」
 と、ぼくがいかにも既視感、デ・ジャ・ヴにとらわれたかのようにいうと、シーラは
 「それはいいジョークね」とからから笑った。
 デ・ジャ・ブのはずがない。ぼくはつい2週間前の7月28日、このハイウェイをシーラの車でシアトルのダウンタウンにむけて走っていたのだ。
 その日、ワシントン・ワールドファミリイの会員家族と、かれらの家にステイするラボっ子たち10名との対面式をみとどけたぼくは、その翌日に一旦帰国するためシアトルのダウンタウンにむかった。
 ワシントン・ワールドファミリィは、シーラが主催する青少年交流を目的としてシアトルを中心に展開するNPOだ。シーラは長年、ラボと4-Hの交流に携わり、引退した後に自らの地元でNPOをたちあげた。ふつうなら3人の孫にかこまれて、のんびのとくらしてもいい年代の女性だ(だれだ、さっきからへんな想像をしていたのは)。
 ぼくは、このワシントン・ワールドファミリイに参加するラボっ子の引率を急遽ひきうけることになり、7月25日に日本を出発したというわけだ。到着後、シアトル郊外のホテルで3泊し、その間に1日はラボっ子たちとともにシーラが教師をつとめる小学校の夏活動に参加、日本の遊びをおしえたり「ひとつしかない地球」をうたったり、おおあばれした。もう1日はその小学校の生徒たちとともにタコマの動物園を訪問もラボっ子2名とアメリカの小学生4人でグループをつくり、自由にみてまわるという体験をしたが、これらはとてもよいホームステイの準備になった。
 ラボっ子たちのホームステイはシアトル近郊。したがって、安全管理や連絡はシアトルのラボ・アメリカ事務所が直接行なえるという便利さがある。となれば、ぼくは日本にかえってほかの仕事をして、またもどってくればいい。
 というわけで、ぼくは7月29日にひとりシアトルをたって帰国。今度はラボっ子とともに6泊のキャンプに参加するためにまたシアトルにまいもどったのだ。
 この物語は、そのキャンプでであったサイレント・ボブとよばれるひとりの男につついて語られるのだ。

 つづく
Re:サイレント・ボブ 2(09月01日)
Play with meさん (2004年09月01日 21時30分)

おかえりなさい!!
忙しい夏でしたね。新しい交流先ができたのですね?
秋から重いお仕事が・・・とありますが、どんな職責につかれのかな~?
興味を持って読ませて頂いています。
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