幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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小学生G★ワフ家に雪が降った!? 05月26日 ()
「今日も聞いてきたで~。まっかっかぁのすぅもも~。」
最近いちばんやる気のAちゃんが
今日もパーティを盛り上げてくれます。

ソングをバタバタっとやってから
「ワフ家もくようびクイズ」。
聞いてきたら絶対できそうな問題ばかり。
選択肢には英語と日本語を両方並べてみました。

たとえば・・・
Q:どろぼうのなまえは?
(A)Tom トム
(B)Jim ジム
(C)Ham ハム
「ハムなわけないやろう。トムかジムやな。ジムやった気がするわ。
あ~、でもトムもありそうやなぁ・・・」
結局相談しながらみんなでやりました。

ほぼ満点のこどもたち。自信満々です。
やっぱり聞いてきてると目の輝きが違いますね。

「じゃ、CDかけてやろうか。」
―「やったー!!」「はやくやろう!」「やっぱりアンがええわ」
今までに見たこともないほどのやる気。

ここまではよかった。

始まってすぐにのんちゃんが持ち出した発泡スチロールのかけら。
「ほら、ユキよ~」とくずしてみせる。
「わ~、ほんまや~」と飛びつくみんな。

あっという間にワフ家は大雪に見舞われました。

遊びながらもセリフを言っていたAちゃん。
途中で「だれも聞いてへんなぁ」とぽつり。
とまどいながらも、遊びをやめることができません。

しばらく様子を見ていましたが、雪はいっこうに止む気配がなく。
「もうやらないならCD止めるけどいい?」
返事はなく、もう一度同じことを言ってからCDを止めました。

「あと10分だから、みんなできれいに掃除して。」
声を荒げずに言うと、みんな黙ってくずを拾い始めました。
はっちゃんが掃除機を出してくるとのんちゃんがそこにまたがり
まだ遊びながら掃除するふたり。
あとの子たちは終始無言。

終了時間を5分オーバーして片付け終りました。
「ちょっと話しようか。」
うつむいている女の子たち。

「掃除しながらどんな気持ちだったの?」
Aちゃん「つらかった。」
うさちゃん「いやだった。」
Kちゃん「ふつう。」
はっちゃん「たのしかった。」

Kちゃんはもともと自分の気持ちをストレートには出さない子です。
でもちょっと辛そうでした。
はっちゃんは本当に楽しかったのかもしれませんが
「ラボも楽しいけど、掃除も楽しいで。」と言っていたので
わたしのご機嫌をうかがっていたのでしょう。

「Aちゃん、途中で気づいてたよね。だれも聞いてないって。」
Kちゃんもうさちゃんも、本当は「少し気づいていた」と。
「あのときどうしていたらよかったんかな。」
Aちゃん「止めようって言えばよかった・・・」

それから会費の話もしました。
無駄にした10分で、いくらのお金が無駄になったかも
みんなで計算しました。
お父さんお母さんがいっしょうけんめい働いたお金を
無駄にしてしまったね、申し訳ないね、と言うと
みんなうなだれていました。

失敗することは誰でもあるし、失敗することがダメなんじゃない。
失敗したことから反省して、次は同じ失敗をしないように
頑張ることが大事よね。次は頑張れる?

と聞くと、みんな顔を上げて「うん」と
力強く返事をしてくれました。

この日は相生イチのイベント、ペーロン祭の花火大会がある日でした。
みんなが浮かれていたのも仕方ありません。

わたしは怒らずに済んだことがとてもうれしかった。
みんなが自分たちのやってしまったことをちゃんと受け止め
だめだったと認めてくれたからです。

わたしは子供の頃、怒られたり注意されたり指図されるのが
ダイキライでした。
だから指図される前に自分から行動を起こしていたし
怒られたりするようなことは極力やらない様にしていました。
端から見たら「優等生」ですが、かなり意固地な子でした。

そういう子供が大人になると、今度は怒るのがイヤになりました。
怒るとその場は従うけれど、心の中では反発するだけだということを
知っているからです。
怒られたら、耳も心も閉ざしてしまって何も聞けなくなるからです。
だから、はっちゃんには言葉がよくわかっていない頃から
いろいろ話をしましたし、理不尽な怒り方は極力しないように
していました。

だからラボでお預かりしている子にも怒りたくないんです^^;
「怒ることも大事」という人もいますが、みんなには
人に怒られる前に自分で気づいてほしいし、
自分で自分を叱ってほしいし、
どうしてダメか、どうすればよくなるか、
自分で考えてもらいたいと思っていました。

幸か不幸か、今までは怒らなければならないほどのことが
起こっていませんでした。
今回はとてもいい機会だったと思います。

わたしにとっても。
こどもとはいえ、ひとりの人間。
ちゃんと話せばわかってくれるということを再確認できたので
よかったです。

ただ・・・
「掃除は楽しかった」といいはる息子をどうしたものか(笑)
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