本棚☆「こすずめのぼうけん」 |
10月17日 (水) |
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ずーっと前から、こどもたちに読み聞かせた本や
自分が読んだ本を紹介したいなぁと思っていました。
とりあえず、
本棚☆・・・
というタイトルでぼちぼち紹介していきたいなぁと思います。
「こすずめのぼうけん」
ルース・エインワース作
石井 桃子訳
福音館から出ている絵本のようですが
実はこの絵本を読んだのではなく、ある本に引用されていた
このおはなしの全文を寝る前に読んで聞かせました。
こどもたちがどんな反応をするのかなって
ちょっと試してみました。
一羽のこすずめが、お母さんからとび方を教わってとんでみたら
なんだか遠くまでとべそうな気がしてとんでいってしまいます。
でもやっぱり羽が痛くなってつかれてしまいます。
休ませてくれるところを探して、いろんな鳥の巣に近づきますが
「仲間じゃない」とそのたびに断られてしまいます。
最後までは書きませんね。ぜひいちどお読みください。
のんちゃんは、まだ3歳ですからいろんな鳥が出てきて
いろんな鳴き声がある、というところに惹かれたようですが
話の筋までは追えなかったようでした。
これくらいの子には、絵の力ってやはり大きいようですね。
はっちゃんは、絵がないからか、眠たいからか、
途中から背中を向けてしまいました。
途中ぼそりと
「これ、ようちえんでよんでもらったこと、あるわ。」
といいました。
最後まで読んだら、くるりとこちらに向き直って
「あのな、はっちゃん、こころのなかで絵本の絵をかきながら
おはなしきいとったんや~。」
とニコニコしていました。
「幼稚園で読んでもらったときの絵を思い出してかいたの?」
と聞くと
「ううん、絵本はどんなんやったか、わすれた。
はっちゃんの絵をかいたんやで。」
といっていました。
たくさんの絵本に出会ってきたから、
こころのなかに絵を描くことができたのでしょうね。
ラボでのテーマ活動も大きな力になっているかもしれません。
ただおはなしを聞いて、内容を理解するだけでなく
自分の世界として再表現するということが
きっとはっちゃんの想像の世界をひろげてくれているのでしょう。
どんな絵か、見たかったなぁ^^
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Re:本棚☆「こすずめのぼうけん」(10月17日)
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海キラリさん (2007年10月25日 01時53分)
タイトルに惹かれて思わず書き込み。
これは、私が松野正子さんに読み聞かせしていただいた本。
その時に味わった思いを伝えようと、私も何度もいろんな子に読み聞か
せしてきました。
繰り返し言うことば、展開のリズム感、だんだん暗くなって心細くなっ
てもうシルエットくらいしか見えなくなって。
その頃には、聞いている子たちはし~んとしてきます。
そして最後の安心感、可愛さ!!
私は好きです。この本。
はっちゃんのセリフがいいですね。
自分のイメージで心に絵が描けるってなんて素敵!
ことばの宝箱に入れておきたいですね。
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Re:Re:本棚☆「こすずめのぼうけん」(10月17日)
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おみやさん (2007年10月25日 06時34分)
海キラリさん
コメントありがとうございました。
「ぼく ちゅんちゅんちゅんてきり いえないんです」
何度も出てくるこのことばがとてもだいすきです。
何度も出てくるけど、同じことばだけど、
どれもが表情が違ってくるのがふしぎですね。
絵がなくてもじゅうぶん楽しめるおはなしでした。
松野正子さんという方は、絵本作家なんですね。
そういう方に読み聞かせをしていただくなんて素敵ですね。
また気になることがあったらぜひ書き込みしてください。
ありがとうございました。
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