幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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小学生グループ★テューターは困っています 10月27日 ()
今日は全員そろって練習できる貴重な日。
先週お休みしたうさちゃんに、どんなことをやったか話をして
さっそく「てじなしとこねこ」をやっていくことに。

どうしてもこねこをやりたい、というこどもたち。

「テューターがおじいさんやって。」

「いや、今回はテューターは入らないよ。
 ねこだけでもやれないことはないけど。
 ねこの動きでおじいさんがいるようにやることもできるけど
 むずかしいと思うよ。一度やってみる?」
ということで、こねこたちだけでやってみることに。

しばらくCDを流しながら、自由にやってみましたが・・・
どの場面でも、四つんばいになってうろうろしながら
時たま「にゃーにゃー」というだけ。
気が逸れてほかごとをやってしまったり
ねこっぽいといえば、ねこっぽいんですが・・・

CDを途中で止めて声をかけました。

「あのー、テューターは困っているんですが。どうしてでしょう。」

「う~ん、ちゃんとやってないから・・・」

「そうやね、これ見てる人がいてもきっと何もわからへんね。
 どうやったらいいやろう?」

「う~ん、わからん・・・」

「たとえば、最初の場面ね。
 こねこたちは草むらにいるって言ってたやろ?
 そこで何してる?」

「寝てる。」

「じゃぁ、寝ててね。次はおじいさんが歩いてくるんやけど
 どの時点でおじいさんに気づくと思う?」

「む~(うしの声)のとこらへん?」
「おじいさん、っていうとこらへんかな?」

「おじいさんがおらんのやったら、みんなが違う考えを持ってたら
 動きもバラバラになってしまうやんね。どうしたらいい?」

「会議する。」

「ほんとやね、それぞれに思っていることを出し合って
 みんなの意見を知って、ひとつの答えを出していかないと。
 かけざんできるひと、計算してね。
 10かける4は?」

「40?」

「そうやね、ひとりずつ10このアイディアを出し合ったら
 40このアイディアが出てくるね。
 じゃあ、0かける4は?」

「え、ゼロ。」

「そう、だれも意見を出さなかったら、何人いたって
 いつまでたってもゼロのまま。
 1つでもいいから自分の意見出していこう。」

そのことばをKちゃんは、メモに書きとめてくれていました。

そのあと、みんなでおじいさんの姿を目で追えばいいとか
最初は実際に箱を使ってその中に入る練習をしてそのあとで
箱をなしにしてやってみるとか、
ぽつりぽつりと意見を出しあってやりはじめたこどもたち。

大人になってしまうと「知ってて当然」と思ってしまいがちに
なってしまいます。
どうしてできないかというところまで戻らなければならないのか・・・
気が遠くなる思いですが、時間をかけてゆっくり作り上げていけたら
きっとすごい自信になるのでしょうね。

普段の「思いっきり遊んでいいテーマ活動」と
発表に向けて「形にしなければならないテーマ活動」のギャップに
こどもたちもわたしもとまどいを感じています。

来週は、ちょっと遅いハロウィンパーティ。
また時間があいてしまいますが、しっかりCDを聞いてきてくれると
何か新しい光が見えるかな、と思います。
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