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ピノッキオくんの力 07月08日 (木)


 7月19日の発表にむけて、きょうを終えて、あと一回の各クラスの練習と合同練習を残すにみになりました。

 もう次のテーマのことを、私は頭にのぼらせるぐらい、ピノッキオは、いい感じのできです。
  小学高学年グループが決めた目標、
 1 私達の発表をみて、他の子供達がピノッキオやりたい!と思ってもらえるような発表にする
 2 小さい子がいるからこそ、いい発表だったと思ってもらえるような、
全員の出番がある発表にする(小さい子をそえものにしないということらしい)は、達成できています。

 セリフも、ナレーションも、ほぼ全員、入っているし、心配なし。
あとは、細かいところが、本番にどこまで忘れずに、出来るか。
 この段階でここまで出来上がったのは、ピノッキオ君の力という以外のなにものでもありません。
 ピノッキオの魅力が、子ども達の心をとらえている。
小6から、3歳の子までが、このお話のあちこちを、自分にひきつけて考えているようす。
 最近、入会した小2の女の子は、聞き込んで、とうとう「ピノッキオが、
おもちゃの国にいってしまったら、仙女さまが用意したミルクコーヒー200杯とパン400きれはどうなったんだろう?」
「サーカスで働かされるロバを仙女さまが見にきたのは、ピノッキオという名前が同じだったから、もしかするとあの人形?と思って、見にきたのかな?」などなど、いろいろ考えついて、みんなに、ミーティングで、意見を求めます。
 小3の男の子も、どうしても、曜日が気になるらしい。木曜日6日と日曜日一日でできているっていってるのに、どうして、歌では、まいにち日曜日というのか、気になりつづけている。
 それも、やはり、心の中で、自分だったら「おもちゃのくに」へいくかどうか、判断しようとしているからこそだと思える。

 はじめから、とばしていた高学年の女の子達は、セリフも動きも文句無しの上、リーダーとして、すごく上手く小さい子たちの面倒を見てくれる。
 立候補したピノッキオ、小2の男の子は、もともとはセリフをはやくいうのが苦手だったのに、なんと、今は、ピノッキオそのもののよう。
 もう1人の、立候補したピノッキオ、年長さん。彼女は、舞台上では、もしかするとピノッキオに見えないかもしれない。でも、セリフがいい易い環境をつくってあげると、家で聞いているセリフが、英日でどんどん出てくる。
 でも、みんなと一緒のときに、都合のいいタイミングでは、セリフが出てこないだけ。心の中は、まぎれもなくピノッキオであるし、舞台上でも、自分がピノッキオであるとしっかりわかっている。他の人からみて、それがピノッキオらしいと見えるかどうかなんて、どうでもかまわない。
 年長さんで、人がたくさんいないところでなら、セリフがきれいにでてきて、ピノッキオ役の人!ってよぶと、くるんだから、もう十分。
 他にも、27人分の個性、楽しいエピソードは書ききれないほど。

 今回のはじまりは、「高学年活動発表会」で小学校高学年がピノッキオをとても好きになったこと。それが、低学年を強い力でまきこみ、逆に、低学年からテーマ活動中は、どんどん意見がでるようになり、幼児も、かたつむりや、きつつき、おもちゃの国にいく馬車など、私には思いもつかないところを、とても気に入って、お話を好きになっている。

 そして、来年は中学英語がはじまる小6の子達。テーマ活動の英語が言えるようになり、また、テーマ活動のともも、読めるようになってきて、自信がでてきている。中学の英語だって、きっと得意になるよというと、納得してくれる。
 そうなれたのは、いい発表にしたい!という強い気持ちで、とことん覚える努力をしているから。
 
 ピノッキオの次は、越智パーティ、ピーターパンの海賊ブームか、白雪姫ブームをおこすよ!と、私は、海賊についての、面白い本をいくつか借りて来た。夫からも、「なんで最近、海賊?」と問われて、我ながら、テューター業のおもしろさにはまっている自分がおかしい。
 きょうは、ラボ終了後に、それらの本を座り込んで読んでいる小学生達の固まりが、いくつかできているのをみて、うれしくなる。
 ラボっ子たちは、さっそく、「おもちゃの国」と「ないないないの国」の違いについて、話している。
 
 「白雪姫!」「ピーターパン!」と、口々にいいはじめる。夏のキャンペーンでそろえたので、夏休みの宿題には、「お話紹介」(ディベートをかねる)にしようと計画中。 そこから、また、幼児クラスにも、お話のエネルギーがとびうつってくれるといいなと願いつつ。
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