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自分の「トクイワザ」を言える子は強い 11月13日 ()
 「キレない心を育てる! 親と子の自己表現37のコツ」佐藤綾子著 講談社 の本を読みました。(おもしろいです。)
 その第一章の小見出しが、日記のタイトルにかいたものです。

 先週の日曜日、私のパーティにはまだ該当者はいないのですが、国際交流参加のお子さんのための親子オリエンテーションを見学させていただいて、とても良いことをたくさん教わりました。
 これは、国際交流に申し込んでいない子もやる価値があると逆に思うような質の高いものでした。
 それに刺激をうけ、手をつけてはパーティ時間内にやりきれずに放り出すの繰り返しだった、ラボファミリーワークショップ ハンドブックの1から、「Self-Esteem」の単元をMYパーティバージョンに改良したものを作成して、6年生全員に配りました。

 今、木曜小学生グループ11人中5人が6年生。ピーターパンに取り組んでいますが、どうも、ここのところ気の流れが悪い。今、その原因のひとつは、一人一人が相手の良さ、そして自分の良さをわかっていないことのように思うのです。
 パーティも、発表会を前にして、仕上げることに忙しい雰囲気。いいことでもあるのですが、「途中で話し合ってると、動きがとまるから、意見は後にしよう。」という意見が出る。
 こういう忙しさのなかでは、私がどんなに、ひとりひとりがいいところがあることを認めていて、その子のそこが大好きで、それをみんなに伝えたくても、伝えきれない。
 学校でいろいろなことがあり、その疲れ、くやしさ、ひきずって、でも一生懸命、必ずパーティにはくる6年生。そのひきずっている気持ちをほぐす時間がたりない。
 夏休み前にひとつとてもいい形でまとまっていたグループです。もっともっと、わくわくするテーマ活動ができる子達なのです。緊急リーダーミーティングが必要です。

 佐藤氏が著書のなかでいう、「トクイワザ」は、Self-Esteemに通じるものです。
 私は、パーティの子どもたちを見ていて、みんなそれぞれ、本当に感心するほどいいところがあるので、本人達もそのことに気づいていると思い込んでいました。
 でも、実は、「自分に自信をもつ」ということや「他者から認められている」という気持ちを、子供たちはそれほど持てずにいるのかもしれません。
 学校の勉強、通知表というのは、算数で何点とれるというような一律の基準です。みんなが成績が良くなるように、勉強がわかるようにといった種類の評価の視点では、本来生き生きとして、いろいろな自己表現欲求を持っている子供の、それこそ「びみょー」な部分は、見出されず充たされることもないかもしれません。

 自分のとくいなことが、自分でわかり、それを発揮し、自己表現して、他者から認められたら、自分に自信を持てます。
 そんな場を、ラボでみんなで話し合ってテーマ活動をしていく過程で、作ることが出来るのに、ちょっと、ここ一ヶ月、外を吹いている「忙しさ」というすきま風がラボ内にも、吹き込んでしまっていて、十分に機能しきれていないかも・・・なので、これから、巻き返しをはかります。
 
 この本のなかには、他者を肯定することが出来る子は好かれるのに、最近は、少子化のなか、自分だけが、祖父母、両親からほめられ、自分が賞賛されることにはなれても、他人が誉められることはたえられないという子がうまれてしまっているとかかれていて、はっとしました。確かに、周りの人も、すばらしいんだよと当たり前のことでも、大人がわかりやすく、意識的に伝えていかないと子供たちには、わからなくなってしまっているのかもしれません。
 「他者肯定のボキャブラリーを増やしてあげましょう」とは、いい言葉だなと感心しました。

 国際交流にいくお子さんに「スマイル」が大事と伝えますが、そのことも、しっかりかかれていました。「面白いことがあったらどんどんニコニコしようね、ニコニコしてないと顔の筋肉が固まって動かなくなっちゃうんだよ」とつたえるそうです。

 今、木曜小学生グループを固くしてしまっている原因のもう一つと私が思っていることについても、納得のいくことが書いてありました。
 「ポイント要約の説明力、アカウンタビリティーの獲得」です。
テーマ活動で動いた後、意見をいうとき、低学年の子のなかには、「思い」はいろいろあるのに、伝え方が下手で、話がめぐりめぐって、何をいっているのか、大人の私は辛抱強く聞くので、わかっても、小学生同士では、わからないことが多いのです。そのうち、みんなも聞くのがおっくうになってしまう。
 それは、私は、聞く側がもっと辛抱強く!と思っていたのですが、
同時に、話す側の子のアカウンタビリティーもあげるレッスンをしないといけないのです。

 アカウンタビリティーとは、聞き手に自分の言っていることをよく理解させる力、聞き手に信頼感を与え、自分の言ったことには責任をとるという説明の力だそうです。

 その力を育てるためには、子供が発言中に、大人が歯がゆくなって、結局こういうことがいいたいのねと、先回りしないこと。これをやると、どんなにわかりづらくても、理解してもらえるので、能力は磨かれない。
 また、「何がいいたいのかな?たった一つに絞って、そのことを真っ先にいってごらん。」と言い聞かせること、これを積み重ねることが大事だそうです。

 こどもそのものの2年生、おとながかなりまじりはじめている6年生、中間をむすんでくれる3、5年生の縦長グループに、ピーターパンは、ぴったりのテーマのはず。
「やった!」という充実感、何かを得ることができたという爽やかな達成感を味わえるように、テューターとして、いろいろな本からもヒントを得ながら、
大切にすすめていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
Re:自分の「トクイワザ」を言える子は強い(11月13日) ・
いとさん (2004年11月14日 07時50分)

同感です。6年生...難しい年頃ですよね。学校でのいろいろを引き
ずりながらもラボに来ている子ども達は、本当にえらいなぁと思いま
す。こちらも少しだけ年代は異なりますが、同じようなグループがあり
ました。私も悩んだ末、キャラバン隊が以前、来てくれた時のビデオを
見せてみました。大学生達が、本当に楽しそうにテーマ活動をしている
姿を見て、子どもたちは、その楽しさを思い出したようでした。ウォー
ミングアップの体を思いっきり動かすゲームも効果的でした。今まで、
悶々としていたものが吹き飛んで、やっと前進することができました!
思いっきり体を動かせるテーマ活動は、本当に楽しいものだということ
を、もっともっと子どもたちに気づいてもらいたいですね。
Re:Re:自分の「トクイワザ」を言える子は強い(11月13日)
ツバメ号さん (2004年11月14日 22時33分)

いとさんへ

 ご訪問、ありがとうございます!
ビデオで、テーマ活動のおもしろさを思い出す、おもいっきり体を動かすゲー
ム、ちょっとしたことがきっかけになるんですねー。やってみます。

 前回のテーマ活動に、楽しく取り組めたからって、この次もそうとは限らな
いところが、小学生くらいの難しいところですが、でも、大学生くらいになる
までには、どんな時も、いっつもおもしろい!になれる・・かな。
 この間のキャラバン隊も、すみずみまで、ステキでした。ああいう風に、出
来るようになるのは、本人達にとっても大きな財産だと感じました。
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