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英語を話す大きい子をこわがる幼児 08月24日 (水)
 わがパーティの可愛いRくん(年少さん)のこと。SBをおどらせれば、右に出るものはいないというほど、のりの良い男の子。
 その明るさのかげには、繊細さがあるのは、知っていました。
 だって2歳のときに、”Are you ready?”の係り(CDのボタンを順番を守って交替で押す係り)を、人にうばわれると、その後のパーティ活動の続行が不可能なほどショックをうけることがあったり。
(そして、それはわがままという種類のものではなく、本当に傷ついているように見えました。)

 でも、毎回、パーティには一番乗りで、”Hello!”と元気にきていた、とある発表会の合同練習の日。
 白雪姫の小人役ということで、小人のセリフも、おうちの方のライブラリーを聞かせてくださるというご協力があって、楽しく英語でもいえていたのです。無理にではなく、本当に嬉しそうに、おうちでもパーティでも言っていました。ちなみに、”Make the bed?”です。
 それが、合同練習にはいってはきたものの、泣いてしまって、参加できない。
 こういうことは、どちらのパーティでもよくあるかと思いますが、私も、
原因を、いつもと場所が違う、メンバーが違う、お母さんの姿が見えない、そんなところに探ろうとしていました。

 でも、原因は違ったのです。お母さまの鋭い分析で、わかった理由とは、
自分も大きい子達のように、難しいナレーションやセリフを言わなければいけないと思い込んで、「そんなことは、できない。」と思い、胸をいためていたらしいのです。
 もちろん、私は、年少の彼に英語を共用したりしないし、いつか、ああなるんだよともいいません。自然に、英語で遊んでいる中で、楽しくセリフがいえればいいなと、見守っていました。
 まさか、彼がそんなことに、おびえていたとは。要求されていないことを、自分がやらなければと思う能力、察する能力が、そこまであるとは、とらえていなかったので、驚きました。

 発表後の7月のパーティには、また笑顔できていたのに、小学生が来たとたん、顔がくもって、「ねむい。」といいはじめてしまいました。
 その時のことを思い出してしまったのでしょう。
 しばらくしての、昨日のパーティ。なんと、中学生が幼児と遊んでくれるという企画のパーティで、準備万端、待機してくれていたのを、ガラスごしに発見すると、もうなきべそに・・・。おー、なんとタイミングの悪い・・・。
 帰るといいつつ、なぜか、自分で玄関で、くつのマジックテープを自分ではずしているので、誘ってみると部屋に入ってくれました。
 (この瞬間って、うれしいんですよね。)

そして、Stop,Taroで、中学生2人が一緒に優しく遊んでくれていると、
どんどん笑顔になって、Aちゃん、Tちゃんと一緒に、Taroになりきり、部屋中元気に走り回り、途中からは、「Aおねえちゃーん。」など手をふってました。
 Taroのアイスのかわりに、中学生がビニール袋に氷をいれてくれたのも嬉しかったようだし、Stop,Taroという安心できる自分のフィールドで遊んでくれたのも良かったのでしょうか。
 この一度の体験で、何もかも解決できたわけではないかもしれません。でも、帰りに、何度か中学生達に向かって手をふって、嬉しそうにしている様子をみて、本当に嬉しかったです。

 印象的だったのは、部屋にはいらないと泣きつつも、自分で玄関でサンダルのベルトをはずしたこと。
 玄関で泣いているとき、ちょっと気持ちが落ち着くかなと、背中をさすろうとさわると、汗をかいて白いTシャツの小さな背中ががぬれているので、「暑かったね。のどかわいたでしょう。」というと、「うん。お水飲む~。」といったのです。「じゃあ、中に入ってお水、飲もうね。」ということになったわけです。
 何かひとつでも、いまの自分の気持ちにそうことをいってあげられれば、いっけん、聞き分けてくれない状態に入ってしまっているように見えるときでも、心をひらいてくれるのかな。

 それにしても、中学生、A,Tの2人、あなたたちの力は大きかった!とりあえず、大きい子はこわいから、部屋に入らないと思い込んでいた子を、最後は笑顔で手をふって帰るまでに変えてしまったのだから。
 小さい子の気持ちを思って、動いてあげられるところ、かたりかけてあげられるところ、大事な能力なので、これからも伸ばしていってね。
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