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妖精のめ牛 「何の用があったの?!」 06月23日 (金)
 中学生クラスで、キャンプテーマということで、妖精のめ牛を動いてみました。みんな、この場ではじめで聞く話。

 ざっと導入すると、みどりの男訳希望のAちゃんのほかは、あみだくじで決めました。
 先日、ドリームタイムの発表を終えて、成果も反省もあった中学生たち。
成果は、保護者の方から、「表現力があり、英語も出てるので、お話しに引き込まれた。」子供達からは、「一話の続きが知りたい!」というもの。反省は、計画的に取り組めなかったことで、英語と日本語のセリフを覚えて言うことそのものがラストですごく苦しかったこと。
 その反省から、「きょうの妖精のめ牛をするときは、英語も集中して聞き取って、とにかくセリフをシャドーイングして口ずさもう」ということでした。
 見ていると、やはり、練習の過程で覚えの良かった子は、シャドーイングもうまい。これは、言語習得の過程でのひとつのポイントでしょう。

 そして、め牛やくもやったMちゃんには、「なんで、こんなエドウィンにひかれるんだろうね?その気持ちわかる?」と投げかけてみました。「?」という感じでした。私も、わかりません。
 
 受けた場面は、I fooled a fairy!妖精をだしぬいた!とさけぶ場面。音楽といい、その設定の意外性といい、中学生、12~14歳の子の心さえ、印象深く捉えた様子。
 でも、考えてみると、妖精をだしぬいたなんていってるわりに、その後は、生まれてはじめてけんめいに働いたんですから、不思議です。

 設定が、日本昔話とは違って、なんだか感覚的に???というものがおおいのがまたおもしろいです。
 この絵本の写真と絵を組み合わせた感じのおもしろさも、中学生の興味をひいたようです

 絵本のモグの顔をうけて、真似をして遊んでました。そして、みどりの男が、エドウィンから受け取ったオノとさじを帰すところで、
Take these back,they are of no use to us.
「おかえししよう。もう、わたしたちには用のないものだ。」という
セリフが流れた瞬間、Yが「なんの用があったの?」とびっくりして言いました。
 確かに、そんなぼろのものを妖精が何に使っていたのか?

 その場で、みんなに投げかけましたが、みんな???
後で、帰るときに、先天的に物語をとらえる素質のある自然児Aちゃんに、
「Aちゃんに、聞いても答えてくれなかったから、がっかり。」といってみると、
「あれはさ、ほんとに使ってたというより、約束、契約のしるしとして、大事にしてたという、証拠のようなものなんじゃない?よくあるじゃない、世の中には、そういうもの。」と言われました。
 そうかもしれませんね。さすが。

 キャンプテーマのこの話、中学生メンバーはホームステイやらコンクールやらで、キャンプでできるのはMちゃんのみ。みんなの思いも一緒にもって、楽しんできてほしいです。

 それにしても、ウェールズの昔話の再話、場所が違うと、昔話を聞いても、心の中の別の引き出しをあけられてるような、不思議な感覚になります。




 
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