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日本語単語早押しクイズ パスワードリーダー |
02月08日 (木) |
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毎週、パスワードリーダーというのを決めています。
そのとき、取り組んでいるお話のナレーションやセリフから、気になることばをひろっておいて、それをリーダーが英語で、みんなの前でいいます。
自分が英語でいったことば(パスワード)を、パーティの誰かが、日本語でいえたら、両方がキャンディーを一個もらえるというしくみ。
今週は、Rちゃんが、安寿と厨子王より
”So their days were full of suffering and hardship.”
を選んできました。
ちょっとむずかしめのパスワードにみんなわからない様子。
ひとり、2年生のAちゃんが、「ほら、あそこ、あれ、なんだっけ!あれあれ!」といっている。Aちゃんは、あらすじたどりのときも、セリフをまじえながら説明してくれるし、まだ取り組んで一月もたたないのに、セリフもCDにあわせて英日で言える感じの集中力のある聞き方をしてこれるようになってきた子。
それでも、正解がでないので、ヒントとしてはじめの日本語だけいってあげたら?ということで、「そうして・・・・。」とRちゃんがいうと、
「日!」「そう、dayっていってるしね。」
Aちゃん、「そうして、つらい毎日!」
「苦しい」が抜けていたけれど、OKということになりました。
私も、まだ聞き込みも足りないし、こんな英語の部分をいわれてもわからないと思うのに、こどもはすごい能力があるな~と思いました。
他には、「日本語単語 はやおしクイズ」もやりました。
これは、最近、どのクラスでもやっているのですが、安寿と厨子王は、日本語も難しい。
たとえば「宿場」「潮くみ」こんなことばも調べてきて欲しいし、調べた子にとって楽しくなるよう、私が、日本語をいい、その意味がわかった子が、真中にあるボールをとって、日本語の意味をいいます。
「つづら」「難儀」「ひばし」このゲームが励みで、みんないろいろわからないことを調べてくるようになりました。(いままでは、いくらわからないことばを調べようねといっても、なかなかすすまなかったのに)
おかしかったのは、「宿場」。地元に、そういう名前の飲み屋さんがあるので、「お店の名前!」と答えていました。そういえば、布田のあたりは、本当の宿場だったらしいし。
きょうは、トラック3と4をやりました。
はじめの、山椒太夫に、姉は潮汲み、弟は芝刈りと言い渡される場面。
ここで、子供たちが感じていることは、大人に対する怖さのようです。
かたちから入るテーマの作り方はしたくない!と中学生が強く言うので、
なるべく私も、小学生の心の中を聞き出すような投げかけをしています。
この場面は、普通に動けば、山椒太夫の家や他の奴たちの動きをするかなと思いますが、今のところ、背景はできていません。
「山椒太夫にいわれてるとき、CDを聞いている自分はどんな感じがした?」
「なんで僕が?」「こわい。」「顔がこわい。」「命令されてる。」
「つぶされそう。」「口調がきつい。」「いつまでも終わらない感じ。」
そのほか、親に怒られたときのことを、どうしても思い出す様子。
私が、「お母さんは、子供のためを思って叱るんだから愛があるけれど、この人は、そうじゃないからずっとこわいかもね。」というと、高学年は、シビアに、そういうときばかりじゃないよ~という。叱られてるときも、かなり理不尽だと思っている子供たちのようです。
私は、職場で過去におきた、他人から理不尽に怒られる経験などを披露。そんな話を、興味津々で聞く子供たちです。
この場面、中学生的に言えば、伝えたいことは「こわいという感じ。恐ろしさ。人間の冷たさ。」などになるのでしょうか。
さて、これをどう背景として表現するといいだすのか、楽しみです。
英語に注目すると、答えが出るということも発見してました。
しおをくむといわれて、本当の塩なのか、海の水なのかわからないということになったとき、英語では、waterといっていたので、これは潮だ!とわかりました。
よくわからないときは、英語にも注目してみようねと確認しました。
単語帳の一対一対応のことばの覚え方ではない、ラボだからこそのおもしろさといえるし、こんな注目の仕方がこれからどれだけ、この子達の強い力、実力になっていくことかと思います。
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