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安寿と厨子王 各場面で伝えたいこと |
02月15日 (木) |
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火曜日に中学生達が話し合っているとき、私はPCに発言者と内容を打ち込んでいました。それを見て、「来週までに、場面の動きを考えてくるから、テューター、今日、うちらが話し合ったことを、まとめておいてね~!」といわれてしまい、確かにテスト前だし、やってあげようと、以下のようにまとめてみました。
実際には、発言者の名前と発言を書いていたのを、同じことをいっているところは、まとめました。
安寿と厨子王 それぞれの場面で伝えたいこと
トラック① 周りが寂しい感じでも、3人家族は強く気丈に、はげましあっている。
不安は音楽で表す。唯一、この場面だけ、親子は離れていないことを大事に表現。ラストの場面で、親子がここまで思いあうのが、見ている人に理解できるような仲のよさや絆はここでしか表せないから、強く出したい。四人で暮らしていたときの様子などは?
山岡太夫にだまされてしまう、疑うことを知らない親子の純粋。今までも歩いていてつらいことがあったと思うけれど、逆にその純粋さゆえにここまで来られた面もあるか。
②
音が人生終わりをあらわしてる。 山岡のこころのそこ。周りの木が知っているのか?
別れ 波がだんだん荒れてくる 3人のこころをあらわす。 離れていくというこころ。
最後まで、母はこどもをみまもっている、引き離されている感じ。波で安寿と厨子王の気持ちもあらわす。どんどん距離ができ、悲しく、離れていく感じ。見えなくなって、なおつらい。離れていても、ずっとよんでいそう。(見えないからこそ悲しい)
けがれた心の持ち主 山岡と山椒太夫 それぞれのこころの悪の違い
③
何が自分たちの身の上に起きているのか、わからない。不安。世間知らず。まだ、逃げられると思っている?山椒太夫の怖さもあらわしたいけれど、厨子王たちのまだ抵抗できるかもという気持ち。まだなめている。だんだんあきらめてくる。
山椒太夫が自分の息子にやらせているところを強調。大勢のやっこを使っている、仕事の大変さも伝えたい。三郎がいっていた潮くみ、重労働であるということ。二人は運命を、三郎にいわれて、重労働をさせられて状況を理解していく。
奴をどんな風に使ってきたか。使っているところを二人が見る。それをみて、自分たちの運命を悟る。粗末な小屋を表現したい。三郎に雑に扱われる感じを出したい。
④
波がさびしい、周りの風景も寂しい。つらさがつたわる。 一番最初に、安寿は、がんばらなければ、弟のためには自分の命もおしくないと思っている。厨子王は、お姉ちゃんのために死ねるという覚悟はない。泣いているかも。自分のけがや働くつらさを感じる。兄弟は、互いに、思いやっている。何が何でも弟をかばう。兄弟のきずな。
苦しくてつらい。いや。ここにいたら助からない。いままでは逃げられると思っていたが、三郎にみつかってから、気持ちが少しかわる。焼印のことで、簡単には逃げられないことをさとる。二人では逃げられないとわかる。弟を逃がそう。
海での安寿は、足がつめたい。痛い。季節をあらわしたい。はっぱがかれる頃。弟のことを心配。厨子王は、とまどっても誰も助けてくれないかんじ、孤独。
冬は季節をあらわしたいので、風。遠くを見ることで、父母を思っていることをあらわす。
⑤ 焼印のシーンでは、手を抑えられていそう。
痛いけれど、もどるのもはやい。お守りの不思議さ。6の前に それぞれの仕事する?
二人の痛み、苦しみ。雪はふっているか?仏様のオーラの感じは必要か。母の思いも入っているのではないか。仏様に、母も祈っているのではないか。
雪で傷の痛さを、いやす。吹雪を表現し、いたみが消えると消える。
お守りの力をやりたい。5トラックが短いのは、何か強調したいことが作者にあるからかも。
厨子王が先に思い出したということから、何か感じるものがある。なんで厨子王が早くといったのか。具体的には、何を祈ったのか。
身代わり。仏様の額に傷があることを、きづくのがすごい。
厨子王にとっての宗教は、どんなものであったのかが、このシーンで表されているように思う。
⑥
安寿をめだたせたい。メインが安寿!安寿の必死さ。一緒にいたいはずなのに、その決意のすごさ。春、何かがスタートする季節として、あらわしたい。お話の展開。
助けたい一心。湖じたいのつらさ。飛び込むのも冷たそう。苦しくはない。仏様の力。
厨子王の思いがあるから、安寿は苦しまずに死ねた。厨子王が姉を思う力で、安寿に伝わっていた。
Q 手下はなぜ、気づかなかったのか。怪しまなかったのか。→疑問
安寿の強い意志。計画していたこと。実行する前は、自分が死ぬのは怖いという不安でいっぱいだった。このままでは、どっちも生き延びられないと思ったはず。だめといわれても、くいさがる。安寿の固い意志。湖。姉が死ぬとは思っていないからこそ、ふりかえりつつ、歩いていく。
死ぬのはこわいけれど、弟を生かすのにはこうするしかない。弟が自分が死んでも寂しがらないように、何か、二人の日々の暮らしの間で、あったのでは。(森鴎外では、安寿が口数すくなく、弟と親しく語らなくなるとある)仲良かったのになぜ?距離をとって、ひとりだちの準備?
安寿は、決意があった。ここメインは安寿。強さ。死ぬのではなく、助けるのだということをあらわしたい。
⑦
お寺を作る場所が必要。門番がどこから出てくるか、大事。三郎たちは上。厨子王は、下。あの中かも に笑いをいれる。(客席にむけて)ちょっとは笑いたい。
ここでは、お守りパワーが働いている感じをあらわす。また、お守りが出てくるときは、決まった動きをしたい。仏様オーラ。
厨子王があせっている感じ。つづらの高さを出すか。守られている感じだすか。
安寿は、厨子王を死なせないという強い気持ち。安寿は仏様になって、「思い」で厨子王を守っている。 和尚さんと厨子王、三郎、手下 二つの表現で、せめてくる感じ。門番の不思議さ。
Q 仏様 について、現代に生きる自分は、どう感じるのか。(考えてほしい)
厨子王は姉が死んだことを悟る。絶望。死んでもいいと思う。覚悟。仏パワー
門番は不思議。みんなが注目しているのではない方向にいる感じ。厨子王が和尚さんのところに、いったときに、前にも逃げてきた奴に出会う体験していたのではないか。
⑧
厨子王の明るい素直な、微笑ましい、ういういしさ。音楽もそんな感じ。もろざねの屋敷は、清水寺から、ちょっと離れたところに屋敷。
清水寺作りたい。安心した夜の感じ。落ち着いた雰囲気。幸せ。
おひめさま、展開、早い。仏オーラ
探し回るところ。スサノオでいえば、しとしとふる雨の表現と似た感じで、あちこちへいくけれど、みんなうまくいかないという感じを出す。
もろざねがうなづくことが、 厨子王にとっての希望の光。
嬉しさと、悲しさ、父の死 罪が晴れた 母がいない 三要素を出す。
⑨
再会 厨子王の成長。姉の墓。ちょっと悲しさ。祈り。罪に罰した、山椒太夫
安寿に語りかける感じで、やりたい。罪が晴れる
母の歌 意味があるのでは。
うたっているときは、とまる。がくっとしていて、どこかにいこうとしていたときに、見つける。もしや!と、はっとした「きづき」の感じ。
→いつ、きづいた?
母は落ちぶれている。母の歌、ずっと歌っている。ずっと二人を思って生きてきて、1度も忘れていない。仏オーラは出すか?自分の目を信じられない。長年の思いが通じた。花が開く。最後の花が開いて、花園、みんな笑顔。父と安寿がともに、見守っている。
みんなが、木や波が見守っている。
5人それぞれが、少しずつ、違うことを発見して聞き取っていて、みんながお互いのことを、またまた認め合うことができたと思います。
きっと、この子達は、英語だけでなく、国語の授業も得意にチガイナイ。
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