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一年たっても出てくるホームステイのエピソードにびっくり |
07月19日 (木) |
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昨年、ニュージーランド交流に参加したAちゃんに、
ことし参加する子の壮行会で、経験談を語ってもらっていたときのこと。
「何か飲む?って聞かれて、オレンジジュースって答えたら
いきなり、みんなで庭にでてオレンジをもぎはじめたんだよ。
それから、人がたくさん集まってきて、オレンジの皮もいれた
苦いオレンジジュースをつくって飲んだんでびっくりした~。
苦かったけど、最後はなれておいしくなったよ。」
彼女は、帰国報告会でも、
「ダッドが、うちをバイクの後ろにのせて、スピードだしていくから
どうしたんだろうと思っていたら、到着して見せてくれたのが、夕日が
沈むところで、これが見せたかったんだっていわれて感動した。」とか
いろいろエピソードのある子。
それを聞いたときも、ダッドの気持ちをきちんと受け止めて感謝するAちゃんと、見せてくれようとする思いに感動しましたが、オレンジジュースをリクエストして本物でつくりはじめるというダイナミックさに、一年後と、遅ればせながら、また感動。
思えば、ステイ体験を、思いっきり話す場って、なかなか作ってあげられていないかもしれません。
日ごろのラボは、イングリッシュタイムだ、フォークソングだ、テーマ活動だって忙しいし。
でも、すべての体験、エピソードは、これから彼らが必要なとき、または何かのきっかけがあったとき、ふっと湧き出してくるものなんでしょうね。
先日の地区の壮行会で、一人のお父様が
「この交流に即効性のものは期待してません。でも、宝物に
なるはず。」というようなことをおっしゃってくださっていて、
さすがラボっ子の保護者の方は違うなと、じーんとしました。
子育てというもの。「語学研修に一ヶ月出す」という感覚であったならば、
「英語、うまくなって帰ってこいよ。」という視点で声かけを
してしまうであろうところを、
目に見える、即効性のあるものより、わが子の中に蓄えられるものを見ようとして送り出す親をもった子は、幸せではないでしょうか。
子育てってほんとに難しい環境になっているし、子供が小さいときは、私自身、どういう価値観で育てていいのかわからなくなりそうなときもありました。
でも、どんなときに子供が生き生きと自分から成長していくかといえば、人との交流がすごく大きい、そんな場面をたびたび見てきました。
そして、ラボのベースにある物語。
それを心に受け入れる子供たちの感受性に触れ認めること。
そこからことば、イメージ、子供たちのすごい中身を、引き出してこれる。
また先輩テューターたちが、子供たちと接する姿からも、自然と学び、なんとか育ててこれた気がします。
わが子がどんな子なのか、この時期にもらう通知表や偏差値、誰かからの評価ではかりがちになってしまうようなとき、
ぜひラボ活動に出合ってほしいなと思います。
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