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子供にとってお母さんの存在とは? 08月09日 ()
 
 キャンプ中、「お母さんにあいたい。」
 「ママの声が聞きたい。」という状態に目に見えてなる子。
(多かれ少なかれ、みんなそう思う瞬間はあるのだと思う。)

 

 楽しいな~と、はしゃいでいるときは、思い出さなくても、疲れたとき、わからないことがあったとき、困ったことがあったときは、
お母さんに会いたくなる。

 赤ん坊が言語を覚えるのも、養育者とのしっかりとした愛情のある結びつきの仲でだからこそ覚えられるという。
 お母さんの存在ってすごい。

 そして、いつから、「お母さんに会いたい。」の代替になるものを見つけて、母なしで自分をいやせるようになるのだろう?
 そんなことを考えるキャンプでした。

 子供のストレートな「ママの声がききたい。」という追い込まれたときの気持ちを聞き感じることがありました。
 産んでから、母親って、いつだって自分の食事や休憩より、子供のこと最優先。子供の心の状態にあわせて、いつだって自分のことは二の次で、子供に接する。
 自分をなくして、物理的にも生理的にも人(子供)最優先になれるのって、親だからこそ。
 その「気持ち」につつまれるからこそ、子供は、まだ、自分ではうまく処理できない、「さびしい。」とか「つらい。」とか「理不尽だ。」とか、そんな感情を克服できる。

 赤ちゃんが生まれたそのときは、まったく、なんで外の世界に自分が出てきたのか、言葉も持たないし、思考回路もない?から理解できない。 
 つらさの解消方法も知らない。
大人になって、「家に帰ってビールを飲もう。」というのを楽しみに、
その場のストレスを納めるというテクニックを子供は知らない。
 
 幼児が解消方法をまだ知らない巨大な不安を克服できるのは、
母親や養育者の愛情につつまれて、そこでは無条件に安心できるからなんだということを、改めて見せられたように思います。

 小学生のホームシックの子に、シニアが、だからここでは、不安なことがあったら、シニアにいっていいんだよ、甘えていいんだよ、そのために私はここにいるつもりだという内容のことを言ってあげていて感動。

 家族、肉親以外の人とも暖かい交流ができる。そのことを知り、人を信じ、自分も人に優しくしてあげられる人になってほしい。国を超えてどこの国の人とも!
 
 失敗しちゃだめだ!という厳しく自分を律するような精神構造ではなく、失敗したって、このキャンプで同じロッジになったみんなは、きっと許してくれる、人ってあたたかい、自分ってそんなにがんばらなくてもいい、完璧でなくてもいい、そんなことも覚えてほしい。

 赤ちゃん、幼児の成長のベースには、養育者の無条件の愛情があるんだということを改めて知り、そして、他者の暖かさ、人との交流を覚えていくことが、人としての成長だということを、改めて気づかされるキャンプでした。
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