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ママが行う本の読み聞かせは「他人の脳の中に入り込める脳を育てる。」 12月14日 ()
きのうの日記の続き。
「子どもの脳と仮想世界」より

ミラーニューロンの発見が教育と子育てにもたらす重大な結論の一つは「子どもは物語を通しても心を学べるのだ」という強い生物学的根拠かもしれません。と本文にあります。

「昔話やおとぎ話、そして数々のメルヘンがなぜ子どもたちに愛されるのか。その深い理由は人間の『心のひな形』がこれらの物語の中にシンプルで純粋な形で埋め込まれ、彼らの『春の鏡』に移りやすいようにうまくアレンジされているせいなのかもしれません。」
 ※春の鏡 の 春とは、子ども時代を人生の春にたとえた表現

本文に、子どもたちは「スーホの白い馬」を読み、馬をなくした少年の悔しさに涙をするのではなく、この物語のなかに悲しさをみるのだ、悔しさを体験するのだ、とあります。

「自ら動作化したり、劇化したりすることによって物語にこめられた心や感情が子どもの脳の『春の鏡』に映りやすくなっていくのです。言い換えると、ミラーニューロンという『鏡』によって、子どもたちはたとえ仮想世界の体験であろうとも、あたかも現実世界の直接体験と同じようにリアルに感じとれる心のしくみを与えられているということです。」



こういうことを英語と日本語の中でやる。
子どもの持つ脳の働きの自然な要求があるので、プレイルーム、幼児年代でも、物語で遊ぶことが楽しい。
 きっかけを作って、こうやって物語の中で遊ぶのって、楽しいんだよと伝えてあげれば、あとはいくらでも自分たちから提案しはじめる。
 そして、作者のいう「夏」思春期になっても、よりいっそう人の心を知ること、他者の存在を知る過程でテーマ活動は大切になり、子どもたちも、高学年活動などに強制されずとも自ら取り組むようになるのでしょう。

 英語でも、深く深く疑似体験をしている。そんな環境を40年前に発明した人は、えらかったと思います。
そして、今、受けつぐ私たちが、いっそう物語りと子どもを結びつけ、自ら学びはじめるのを見守る「仕事」に一生懸命にならなければと思います。
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