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PISを、早めに届けてもらった。
すると、予想どおり、趣味が、等身大の自分で書いてある。
そして、自分は無口だけれど、向こうでは話をしたいとも書いてある。
これは、夏に三者面談をしたときに、お母さんが、
「この子、家でしゃべらないんです。」といったので、
「ホームステイして、しゃべらなかったらまずいよ。それじゃあ、仲良くなるきっかけがないじゃない?家でも、話そう。」と伝えたことを
理解してくれて、それからはなるべくラボでも話そうと努力しているのがよくわかる。
エピソードとしては、高校生の中で一人のテーマ活動のときに、いきなり「ぼくは、こう思う。」的発言をして、ラボ屋の娘が感動して涙ぐんだ。(それくらい、無口だった。)
趣味をみて、これで仲良くしてくるのは難しいなあと、
「農業体験とかどう?漫画読んでるだけでは仲良くなれないけど、そういうことすれば仲良くなれるんじゃない?」などど、私にしてはめずらしく沈黙の彼に対してたたみかけるようになってしまった。
ことばの宇宙をもってきて、今年の子達はこんなことをやってみたらしいけど、中に何かない?ともいってみた。一生懸命、答えようとして、せめてと思ったのか「うーん。」と声を出してる彼。
すると、帰宅した高1の娘がみかねて、「ママ、答えるすきを与えてない。」でバトンタッチ。
自分のホームステイのときのアルバムをもってきて、具体的なイメージが持てるようにいろいろ話しかける。彼も、声をあげはじめる。
そして、実は、アメフトやつり、J-popを聴くことが好きなこと、
家畜の世話も仲良くなる手段として経験してみようという気持ちがあることなどなど、いろいろ話す。
そのころには、テーマ活動をしている他の高1たちも、
好きかどうかはっきりしないなら、「興味がある」にしといたら?とか、いろいろアドヴァイスしてくれる。
彼に伝えたかったのは、高学年活動で出かけるときなど、他の同年齢の子達と、なんだか楽しそうにペチャクチャしゃべっていたり、
とにかく小さい子への思いやりと根気強さがあって、ラボママを感動させたり、そういう彼のよさをなんとか出せるPISにしよう、そうすることで、もっといいホームステイになるよということ。
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動物が好きなAちゃん。
まだ、0歳のときにラボの扉をたたいてくれる。
今、1歳9ヶ月。
はじめは歌えなかった歌も、やるととまどった顔してた歌も、
今では、満面の笑顔とかわいい歌声。
ティムラビットも、大好きな犬やうさぎ、それからマミーラビットも出てくるから、最初から最後まで、お話の中で遊べている。
すごいなあ。うれしいなあ。
お話のポイントは、1才の子でもわかって楽しんでいる。
こんなことができるのは、お話の中で遊ぶのは楽しいんだよということを繰り返し体験していることと、おうちでも、絵本やCDに触れる機会をたっぷり作ってくださっているからだと思う。
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きのうの国際交流ワークショップでのひとつで、
国によっていろんなことが違うよ、と伝えたくて
握手の感覚の違いを話しました。
財団のエリエルから、「日本人の一般的な握手方法ではさびしく感じる。」と聞いたので、しっかり、スパイダーウェッブを組み合わせるタイプのアメリカ式?握手を、参加者みんなでやってみました。
はじめは、普通に握手。
次は、スパイダーウェッブに力をいれる握手。
すると、夫が、「思い出した~!!!高校生のとき、ホームステイした家の隣のお父さんがいい人で、こんな握手をしてくれたよ。」と
握手一つで、いきなり30年近く前にタイムトリップ。
逆に言えば、日本国内の握手は、やっぱり力強い握手はしてなかったということなんでしょうね。
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きょうは、我が家で4ファミリーをお招きして国際交流ワークショップをしました。
国際交流を申し込んでいるものの、実際にいくまでにはまだ間がある小学生たち。
そして、来年参加予定の中一。
何をもっていったらいいかわかる?ものだけじゃなくってね!
事前活動をした子達は、Smile!とかいうかもしれませんね。
でも、小1、3、4年生たちは、「わからない。」
「荷物?」「パジャマ」「ハブラシ!」
その学年の子たちには、当然の発想です。
この子たちが、行くころには、体験して成長して大きくかわっているはず。
向こうの家族に喜んでもらえる自分を、おみやげにできるよう、
中身もお手伝い面も、日本人としても、すくすく育ってほしいものです。
持ち物は「ハブラシ。」そんな子達を、精神的に成長するまで
関わり見守る仕事、やりがいあるなあと、にこにこしてしまいました。
きょうは、「なまえの不思議」→いろんな人と関わって、いろんな人からいろんなトーンで名前を呼んでもらえるようになったら、
ホームステイ先の家族とも、きっと仲良くできる自分になっているよ。
家族や学校の友達からしか名前をよんでもらえないのは、ちょっと体験不足。
「家族力自己診断アンケート」→家族には、内緒で○、△、×。あとで
一致しているかチェック。
ホームステイに持っていったほうがいいもののひとつは、家族力。
豊かに経験する家族で育っていたら、その体験がおみやげになる。
アンケートでは、特に男の子と親の間の、叱り方しかられ方の感覚に差があるのが注目すべき点でした。
お集まりいただいた皆様、ありがとうございました。
誰でもホームステイできるわけじゃない、どういう家庭で育てた、どういう子だと、いいホームステイができるのか、
なかなかうまく説明できませんでしたが、皆さんが、次回の参加の
快諾してくださったので、ほっとしました。
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くろひめキャンプで、ロッジの低学年の男の子A君がホームシック。
大学生年代のキャンパー、テューターたち、みんなで、それぞれの立場から関わる。
「家に帰りたい。」
「帰れないんだよ。」
「近くに住んでるから、帰れる。おばあちゃん?に迎えにきてほしい。」
そこまでの会話の過程を、どのTもそれぞれたどって、あとでみんなで苦笑い。なるほど、来たときは車でちょこっと送ってもらえば、帰れると思うわけだ~。
ベテランTの分析が鋭かったのは、彼はロージーちゃんを持っていないので、その時間帯になると不安が増しているのでは?ということ。
そのとおりでした。
でも、これから楽しみにすることについて話しているうちに、復活。
人一倍楽しそうに笑ってはしゃぐ時間もあるので、安心。
何より、彼のすごいところは、翌日の姉妹ロッジ交流会。
姉妹ロッジに、ホームシックなのか泣いている自分より年上風の男の子を発見するや、
かたわらで、なんとも優しく話しかける。
それも手をかえ品をかえ、私たちでも思いつかないことを。
どこから来たの?県外?
お母さんに会えなくて、悲しいの?
誰にもいわないから、いってごらん。
友達ができないの?
誰かに、いやなこと言われた?
友達になりたくないっていわれた?
いやなことがあったの?
ごはんが食べられないの?
そのひとつづつを、優しく穏やかに根気よく、聞き続ける。
でも、聞かれている男の子のほうは、しくしく泣いてるだけでノーアンサー。
さらに、聞き続ける。
何か忘れ物した?たりないものがあるの?
おじいちゃんおばあちゃんに会いたいの?
ロージーちゃんで、やりたい役がないの?
どこか痛むの?
あと一日で、帰るんだよ。明日は、お母さんに会えるよ。
質問のあいま、あいまには、「誰にも言わないからいってごらん。」が入る。(近くにいた子も、質問内容の助け舟を出し、さらに質問は続いた。)
あまりに質問が続くので、泣いていた男の子も逆に戸惑い泣き止み、
横にいた私に、「こいつ、なんとかしてくれ~。」の視線を送ってくる。
自分がホームシックだったからこそ、相手のこころのなかを推し量りこれだけのことを聞いてあげられるんだなと思う。
A君を普段、暖かく取り巻いている保護者、祖父母の方々の優しさも、その口調から伝わってくる。(ちょっと長野弁なとこが、また優しげにひびく。)
そのとき、同時に、小5の男の子も、私の逆の横で、涙を流す。
「目が痛いだけです。」と強がる。同じ地区で、低学年では大泣きホームシックにかかってたことを知っているので、その強がりに成長を感じる。
翌日、言い訳のように、「おれって、何もすることがないとだめなんだよな。思い出しちゃって。」
確かに、そのときは、相手の発表を40分間見続けている時間帯。
7時すぎくらいで、家にいれば見ているテレビのことも思い出したらしい。
ホームシックになった子のこころのなか、ちょっとのぞかせてもらいました。
ちなみに、A君の一番はじめのホームシックのサインは、「かゆい。」でした。おうちにいるときは、虫刺されにお父さんが優しく対応してくれたことも思い出して、ここにはたよる人がいないと思ったのでしょうか。
そんなことはない、悲しいことやつらいこと、やりたくないこと、できないことなどなど不安に思うことがあったら、何でも、テューターやシニアに話していいんだよ。
悲しくなっても、泣いてもいいんだよ。それを、私たちにいってもいいんだよ。そんな話も、したなあ・・。
A君、姉妹ロッジ交流会でのSBは、めちゃくちゃはじけて楽しそうでした。
乗り越えられたね。その過程では、家族以外の人だって、たよれる、甘えたっていい、自分に優しくしてくれる、そんなことを思ってくれたらうれしいです。
人との距離が、いつもよりずっと近くなるキャンプ。
それは、そんな体験を積み重ねるからこそですね。
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キャンプ中、「お母さんにあいたい。」
「ママの声が聞きたい。」という状態に目に見えてなる子。
(多かれ少なかれ、みんなそう思う瞬間はあるのだと思う。)
楽しいな~と、はしゃいでいるときは、思い出さなくても、疲れたとき、わからないことがあったとき、困ったことがあったときは、
お母さんに会いたくなる。
赤ん坊が言語を覚えるのも、養育者とのしっかりとした愛情のある結びつきの仲でだからこそ覚えられるという。
お母さんの存在ってすごい。
そして、いつから、「お母さんに会いたい。」の代替になるものを見つけて、母なしで自分をいやせるようになるのだろう?
そんなことを考えるキャンプでした。
子供のストレートな「ママの声がききたい。」という追い込まれたときの気持ちを聞き感じることがありました。
産んでから、母親って、いつだって自分の食事や休憩より、子供のこと最優先。子供の心の状態にあわせて、いつだって自分のことは二の次で、子供に接する。
自分をなくして、物理的にも生理的にも人(子供)最優先になれるのって、親だからこそ。
その「気持ち」につつまれるからこそ、子供は、まだ、自分ではうまく処理できない、「さびしい。」とか「つらい。」とか「理不尽だ。」とか、そんな感情を克服できる。
赤ちゃんが生まれたそのときは、まったく、なんで外の世界に自分が出てきたのか、言葉も持たないし、思考回路もない?から理解できない。
つらさの解消方法も知らない。
大人になって、「家に帰ってビールを飲もう。」というのを楽しみに、
その場のストレスを納めるというテクニックを子供は知らない。
幼児が解消方法をまだ知らない巨大な不安を克服できるのは、
母親や養育者の愛情につつまれて、そこでは無条件に安心できるからなんだということを、改めて見せられたように思います。
小学生のホームシックの子に、シニアが、だからここでは、不安なことがあったら、シニアにいっていいんだよ、甘えていいんだよ、そのために私はここにいるつもりだという内容のことを言ってあげていて感動。
家族、肉親以外の人とも暖かい交流ができる。そのことを知り、人を信じ、自分も人に優しくしてあげられる人になってほしい。国を超えてどこの国の人とも!
失敗しちゃだめだ!という厳しく自分を律するような精神構造ではなく、失敗したって、このキャンプで同じロッジになったみんなは、きっと許してくれる、人ってあたたかい、自分ってそんなにがんばらなくてもいい、完璧でなくてもいい、そんなことも覚えてほしい。
赤ちゃん、幼児の成長のベースには、養育者の無条件の愛情があるんだということを改めて知り、そして、他者の暖かさ、人との交流を覚えていくことが、人としての成長だということを、改めて気づかされるキャンプでした。
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CDをきこうねといっても、なかなか難しいもの。
今年小1のTちゃんも、他の子が20回、40回と聞く中で、一人、一週間に2回~5回。
(発表前は、特訓?かな、おうちの方のご協力で、たとえば「かいじゅうたちのいるところ」の自分のナレは上手にいえるような実力の持ち主ではある。PR出身ですし。)
同じ小一で、今年の5月に入会したばかりのA君が、88回聞き込みになる6月10日。Tちゃんは、7回。
それまでは、セリフを覚えて音楽CDでやる時期でもないし、私も、聞き込みが少ないからといって、特に何もいうことはしない。ただ、「100回にいくと賞品がでるよ~。」といっておくくらい。
今回ちょっと、Tちゃんに「もう少し、聞いてみようか。」というと、「聞く時間がない。」との答え。
すると、A君より、「ぼくはね、朝とか、○○のときとかにつけてるよ。いつも入ってるからつければいいだけ。」など、具体的なアドヴァイス。それも、すごくさっぱりとした的確な発言で嫌みがない。
どうも、Tちゃん、それに刺激を受けたらしく、そこからがぜん張り切りだす。私も、「発表会までに聞いてくればまだ賞品の権利ありだよ。」とさりげなくいっておく。
そして、いよいよ100回達成。その間には、保護者会でTちゃんのお母さんより、
「夫が、アリスの声ってあっこちゃんの声じゃない?ていうんですけど。」などと、ご家族での聞いてくださっての会話もあったとのうれしい報告。
子供が子供に刺激を受けて、親や大人がいうのでは、達成できないようなことを達成してしまうって、本当にすごい。
そして、低学年の子供たちって、実は目に見えることで「がんばりたい。すごいって思われたい。」と感じて、それががんばる原動力になるらしいことも、今回強く感じました。
もちろん豪華賞品も~。途中、あんまりみんなががんばるので、ゲームとかそういうものを期待されてたらどうしようと心配になりました。
実際の賞品 高校生の書いてくれた手書きの賞状。ラボグッズの鉛筆に、高校生が彩色してくれたもの3本。サイダーキャンディ1個。ぺろぺろキャンディ二個。ラボ消しゴム一個。くねくね鉛筆等一本。
以上が賞品でしたが、「こんなに豪華なの!!!!!」といってくれて、中には学校の先生にも見せにいってくれたらしい子もいて、よかったです。
子供たち同士で刺激しあって大きくなる。そんな光景がこのごろ見られてうれしいです。
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今年の幼児クラスは、全員で三人。少数精鋭です。
アリスの発表では、年長のS君が、王様。
年中のCちゃんは、ばら、トランプの兵隊、アーチ、はりねずみ、動物、川になる。彼女の中では、いつもきちんとCDの場面ごとに、なるものが決まっていて、同じ動きをしている。
はりねずみのセリフも、上手にいえるようになりました。
このごろの幼児さんたちは、すごい。大きい子達とテーマ活動や合同練習を重ねてきているせいか、場面ごとに何かになるということをよくわかっている。
その上、合同練習のときに自分が誰の近くで何をしていたか、パーティのクラスに戻ってもよく覚えている。
以前と比べては、今すっかり成長している高校生たちに失礼かもしれないけれど、前はこんなじゃなかったな~。
幼児が、動きを覚えたり、自主的にセリフをいえるようになったりって、なかった気がする。
当日、クローケーの大混乱のなかで、はりねずみのセリフをひろえるといいんだけれど・・・それだけが心配。
年少のYちゃん。毎回、なりたい役が違う。それでOK!なんだけれど、発表会のことを考えると、みんなが混乱するから、同じ役やってくれる?と誘いかけてみると、ちょっとテンションが下がり気味。
そうだよね、その日、その日で、遊びたい内容って違うもの。
自由に、なりたい役になっていいよっていってるときは、いいたいセリフも日本語で、いろいろいってました。
年長のS君。もともと、聞き込みもいいし、感性も豊か。
このクラスは、ナレーションを担当しないので、きょうも英日CD。
それでも、テューターはセリフをいいながらやろうと思い言っていると、「テューター、いわないで!僕が全部いうから。」と
英日、すべてシャドーイングしながら、動きもつけてる。
ラボの発表会って、こうやって練習することで既に大きな意義があると感じた一日でした。
だって、発表会だよ~といって、仲間と取り組まなければ、こんなに何回も聞けないし、こんな風に一話分シャドーイングできる子もうまれない。
一話すがたりできる子って、こうやって生まれていくのかも。
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先週の「アリス」の練習。
なんだか、乗り気にならない小3男子。
なんとなく、その理由が私には、わかっていた。
来てすぐに、いえるようになったセリフにスタンプを押すシートに取り組んでしまったこと。
せっかく、ラボに遊びにこようと思っているのに、まだ覚えきっていないセリフチェックをされても、不安でドキドキするはず。それでも、「ええ~。いえない。」なんていいながらも、けっこうけなげに取り組んでいた。
その後のアリス、やんちゃながら、いつもいい案だしてくるのに、きょうは、乗り切れない。
小6、小5の子が、「やろうよ~。」と誘いかけても、なんだかいつものアイデアやのりはなし。
終了後、小6男子と、「テューターね、きょう失敗したと思ったんだ。最初からセリフチェックしたじゃない?発散できなかったんだよね、きっと。来週は、思い切り体を動かすゲームをしてから、アリスするよ。」と反省の弁。
そして、きょうのラボ。先週の小3、きょうは、ほんと生き生きと、音楽CDのずれを指摘したり、役ももう一つ増やしたいといったり、動きも提案したり。アリス後の、セリフチェックも、100回聞いた成果があり、シャドーイングがばchh
それをしっかり見ていたのでしょう、帰宅するときに小6男子、ポツリと「やっぱり、順番が大事、だね。」
一瞬、何のことかわからず「?」あ~、先にゲーム等で発散してから、アリスに入ったことをいってるんだなと思いました。
そして、時々、テューターの運営上の苦労なんてことばが頭をよぎるけれど、もう小学校も高学年になると、こんなにも「こっち側」の人になって、運営に協力してくれてるんだなと、うれしくなりました。
年下の子を見つめる視線というのが、彼にも育っていて、これは宝物だなと思います。
数年後には、きっといいシニアになるでしょう!楽しみ!!!
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合同練習のあと、5年ぶりに戻っていらしたラボファミリーの歓迎会を
我が家で行う。
ラボパーティでの保護者会での人のつながりの楽しさや充実ぶりは、あちこちで聞きますが、うちのパーティの特徴は、お父さんたちもつどってくださることだと思います。夫も、その日を楽しみに、待っているほど。
こんな素敵なメンバーにめぐまれて、この仕事を続けていられることに、感謝。
私自身が、教室をやっていることで出会う人々、そして行事や物語で、日々、刺激を受け、ラボのない日々では体験できなかったようなことに出会えてます。大人の私がそうなのですから、子供たちは、その何倍もの経験をしています。
ラボの生徒さんたちの成長を、保護者の方の口から次々と聞くことができる幸せ。
何で、この子はこんなことができるのだろう?と思うと、子供の口から、「ラボやってるからだよ。」という言葉が飛び出すというエピソード。
お父さんたちからも、ラボような場は、他にはないと評価をいただく。
英語でコミュニケーションできる子は、日本語でだって、自分とは違う学年、性別の子とだって、コミュニケーションできる子だという、私の思い。
その逆、日本語で、これだけ豊かにいろいろな人といろいろな場で関わる経験をしているからこそ、ならっている英語をいかしてコミュニケーションできるという事実。
英会話や文法だけ、小さい子なら、お歌や絵本だけ。これでは、飽きてしまって続かない。それ以外の学びを準備し続けることは、楽なことではないけれど、こうして保護者の方から、暖かい言葉をいただき、子供たちの成長も励みに続けてこれています。
父親の立場では、どちらかというと、後者、日本語での豊かなコミュニケーション力、自分の居場所づくりを、ラボがしていると評価してくださっている言葉が多かった。
(確かに、わが子が英語を使う場面は見てないですからね。)
ありそうでないのが、自分と同質、近い年齢の人だけでない、他の人と関わる機会。
私が、テューターになったとき、ラボの高校生が、私のような大人に対しても、心を開いて、いろいろな話をしてくれるのに、すごく感動し、そんな感動がラボテューターを続ける原動力だったけれど、今、時間がたって振り返ってみれば、こういう活動、学びをしていれば、そういう子は育つんだなと思う。
「大人になったピーターパン」という本を読めば、ラボを卒業し、大人になった人たちの、ラボをやっていたことが今の自分にどのように役立っているかが、よくわかります。
わがパーティ。どの子も、年下には優しく、辛抱強く、面倒見がよく、仲間とは、男女を越えて信頼感と兄弟のような親しさがあり、先輩とは、親しみながらも憧れの存在として接して、「自分もかくありたい」と自分をふるいたたせ、インターンや留学生とは、当然のように、心を開いて関わっていこうとする。
保護者の方には、あまりお見せする機会はないけれど、物語に対する感性、正解のないテーマ活動の場面づくりについて、投げ出すことなく、自分のイメージをCDの聞き込みで絶え間なくつむぎだしつつ、人の意見をきちんと聞こうとする姿勢。
それもすばらしい。
もうひとつ、最近、いいな~と思うのは、高校生が、自分の親以外の大人、ラボパパから、社会について話してもらって、それがとても充実しているらしいこと。
初回は、スプリングラボで、「お父さんの仕事紹介コーナー」をするための、父と高校生の実行委員会。
高校生のころって、自分を振り返ってもそうですが、将来のことや、今何をすべきか悩んだりすることもしばしば。
そんなときに、学校の先生でもなく、親でもない人から、地球環境と企業とか、一生、学び続けることは必要だよ、とか具体的に聞けるのは、いいことだなと思います。
よく、なぜその職業を選んだのですか?という問いに、中学高校時代の先生のひとこと、というのが影響していると答える人がいますが、
そんな役割をしてくださっているように思います。
先日、中国からいらして、日本で仕事をなさっている方と話して、日本人は、友達と外食はするけれど、なかなか家の中までは招かないと、さびしそうにいわれました。
今回の保護者会でも、ラボ以外で、こんな集まりはないという話題になりました。
職場に、男女はいるけれど、そこには夫婦はいないとも。
なるほど~。 皆さん、いろいろにとらえてくださっているんですね。
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