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キャンプに行くと決める前は、少し不安そうだった小3のY君。
集合場所まで行く道では、不安な様子はない。きっと、昨年の地区合宿やパーティ合宿で自信もつけ、楽しみも覚えたのでしょう。
(実際、地区合宿後の彼のテーマ活動は、かわりました。)
不安な様子はないものの、とにかく荷物が重そうで、顔がゆがんでいる。小3のAちゃんのママが助けてもってくれる。
ところが、キャンプ後の帰り道、また、持ってあげようか?と声をかけてくれたのを、「大丈夫。」と一人で運びきる。
「自分で持つ。」その気力も育っているんだなと、目に見える変化にちょっと感動。
もちろん、帰りのバスの中では、「来年は、くろひめ冒険王にいく!」とはっきり宣言していました。
帰りのバスといえば、Rちゃん、AちゃんとMちゃんも、キャンプ効果でますます親しくなりました。
キャンプでは、人との距離がすごく近くなる。その感覚を持ったまま、バスに乗り込むと、パーティ内でグループが違うことで、微妙に話す回数が少なかったりする子達の間も、ぐっと近くなり、お互いにあれこれ話し掛け合っているのがうれしかったです。
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野外活動で、偶然、パーティのY君と一緒になり、普段やったことのないようなことにチャレンジしてきました。
ターザンのように、紐にぶらさがって一定の大きさの輪の中に入るとか、相手を信じて体を支えあうとか。
3メートルくらいの壁をみんなで越すというのが、おもしろかった!
小さい子は、大きい子に肩車すればのれるのかな?
肩車しても届かないよ~。
じゃあ、しゃがんだ手の上にのれば?
靴でのると手が汚れるから、靴ぬごうよ。
靴がないと越えた後、降りられないね。届けたら?
最後の一人は、どうやって越えるの?壁を越えてしまった人は手伝ってはだめだから、踏み台に人数をたよることもできないし。
ジャンプしても届かないね。
はじめの挑戦者は、小学生のキノジュニア。無事乗り越えた後は、
「ぼくが一番はじめに上ったんだよ!」と自慢そう。
確かに、二番目の人からは、はじめに乗った人が、壁の上から、足とかひっぱってくれて少し楽になってました。
こわがって、壁につかまったものの足がつかないので、地面を探してじたばたする小学生の男の子の足の動きがかわいかったり。
最後のひとりになったのは中2のもり。
そのころには、みんな、なんとなく最後の一人の越え方がわかってくる。
「ジャンプした手を壁の向こう側の人がつかんで、持ち上げる。」
ジャンプしてくる人の手なんて、一瞬でつかめるものなんだろうか?
そんな不安もまだ少し残る中、ジャンプ。
壁の上から、手をつかまれて、ふちにてがかかると、あとは自分でつかまって越えていきました。
拍手!
いざというときは、こんな壁だって越えられるんだ。
やってみないとわからないことって、まだまだある。
それにしても、いい雰囲気でした。踏み台になる中高生も、自分の服や手がよごれるのもいとわず、どんどんみんなをあげて、こわがっていた小学生も、みんなに励まされて挑戦して。
一つ一つの種目で、説明やサポートをするシニアの二人もいい感じでした。
感想をいうみっちやなおや、人を信じることの大切さを口にして、
小学生なのにすごいな~と感心。
人を信じること、協力できること、仲間となにかをすることを楽しめること、
こんなことを体験して、この中から、ペプシやミーに続くいいシニアメイトが、どんどん出てくれそうな予感と期待。
もちろん、マイパーティのYにも、素敵なシニアになってほしい!
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シニアメイトとして、大学生のチータにきてもらって、無事終了!
ジュニアのYちゃん、Rちゃんが用事があって先に帰るときや、
チータにあいさつする年長さんたちの元気な声
「ありがとうございました!!」に、楽しく充実していたという
気持ちがあふれていました。
(詳しくは、写真いりで、パーティのホームページにのせたので、
そちらをごらんくださいね。)
越智パーティの、「ここだけは作ってほしい小道具作り」の伝統に
快く協力してくださったお母さんたちにも感謝。
この小道具が、お母さんの愛情がこもって、あきばこやアルミホイル等で、ほんと暖かかった。プラスチックのおもちゃは、この小道具には勝てません。
何でこの子達、こんなにも落ち着いてとまれたんだろう?
逆に、予想をこえた展開に、私の方が、立ち止まって考えました。
考えてみれば、2歳からずっと来てるテューターの家。
大好きなワフの話。優しくて愛情たっぷりのジュニアメイト。
そして、あたたかく合宿の雰囲気を作ってくれたシニア。
回数を重ねて、ねりにねった?!プログラムも必要十分で
楽しかったのでしょう。
こうなる過程には、今まで、シニアとしてきてくれた6人の
ラボの高大生のアイデアも、盛り込まれています。
きのうは、なぜか、テューターだけが寝付けず、
その間、今まで来てくれた子達のことを思い出していました。
かすみ、あきちゃん、おかず、ヘンリー、ひめ、うさぎ、
そして、今回のチータ、ありがとう!
来年から小学生になるこの子達は、くろひめや支部発表会の見学、あちこちに出て行くことになると思います。
今までの子もそうであったように、「再びどこかで会える。」そのうれしさといったら、たとえようもありません。
○○にあえるかもしれないよ~と、あちこち連れて行きますね。
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火曜日クラスのKくん。年長さん。
トムの役を、選んだ。元気でいきいきとしているK君には、ぴったりかなと思いながら見守る。
突然、「英語が、はやくてわかんないから、トムの役をかわりたい。」と言い出す。
発表会ならともかく、こうして初めてやるテーマ活動のときに、年長さんから英語が出ることを期待も予想もしてない自分の盲点をつかれる発言。
そうか、この子は、いつもCDの英語を聞いて、そして、言おうって思ってるんだ。いい姿勢が身についてるんだな。
一瞬、しょげそうになるK君にいう。
「この英語は、本当に早いんだよ。日本語だったら、このくらいの速さ。」といって、早口でぽんぽんといってみせると、みんな納得。
「この英語が、早いって気づけるなんて、年長さんですごいよね。」
とほめる。
最後の感想では、「英語も少しいえたし。」と満足げでした。
もう一人の幼児。KKちゃん。年中の女の子。
ポリーおばさんを選ぶ。(お母さんだと思っている様子でしたが)
英語の早さとかには全然頓着せずに、ひたすら、「今、ポリーおばさんは何をしているのか。何をいうのか。」に集中。
ポリーおばさんの役を、なみいる小学生をさしおいて、一人で
ちゃかちゃかとやっていました。
これもまたすごい。
そして、彼女の特徴は、「いいたい。」こと。
セリフを声に出して、自分でいってみることに、彼女の中で大きな意味があるらしいこと。
大きい子達は、ときに、その動きに夢中になると(けんかとか、へいぬり)、セリフはおいておいて、動いて遊ぶという状態になることがある。
でも、KKちゃんは、人が大きな足音や動きの音をたてて、CDが聞こえなくなるのが迷惑そう。
セリフをいうとき、声にだすとき、どんな化学反応が、KKちゃんの中で起きているのか。知りたいけれど、大人には追いつけない世界かも。
余談ですが、中3の娘。塾に夏から行き始めました。
なんと、ラボが役にたつんですね。
先生が「これは、できる人いないんじゃない?」といった英語の穴埋め問題。
答えられたのは、アリスのおかげ。
”May I join you?"を覚えていたので、joinがわかったそう。
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夏から塾に通い始めた中3の子。
塾で学ぶ英語の表現。勉強してないのに、知っている、わかるものがある。
たとえば、at onceとかjoinの使い方。business.
先生が、businessは、仕事という意味だけじゃないんだよ。
これを訳してみてと指名されて、
「おまえには、関係ない。」とはき捨てるように答えて見せて、
教室中、大爆笑だったらしい。
ちょうど、私がトムソーヤを聞きまくっているので、耳にしていた様子。
これって、アリスに出てきたな~。これは、男の人の声、王様?などと、いわれた英語が、私でも、ライブラリーので頭の中に響く。
考えてみれば、三歳のときから、ずーっと英語を耳で聞き続けてきた蓄積があるんだから、役立つことが多くても、何の不思議もありません。
継続は力なり!
勉強だと思わずに、お話と、友達と、
家庭で、パーティで、キャンプで、
たわむれながら、
自分の精神的成長を少しづつ感じ取りながら(ほめられながら)、続けてこれたことが、よかったと思います。
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トムの一話を動いてみる。
おかしかったのは、トムとアルフレッドのけんかのシーンで、なぜか、四つんばいになって「馬」のポーズのアルフレッドに、トムがまたがって「おうまさんごっこ」みたいにしてたところ。
うまのりになるようなけんかなんてしないから、思いつかなかったのか?
そのうまのりじゃなんいじゃない?と指摘して、「あ~。」と笑う。
トムが、おばさんを、後ろがあぶない!と、だますシーン。ここは、子供たちの好きな場面。
アルフレッドとのけんかのセリフも、まだいえないものの、おもしろいらしい。
こどものころ、トムソーヤを読んだとき、あまりミシシッピを意識した記憶はない。
でも、このライブラリーでは、いやでも、ミシシッピを意識させられる。そこがすごい。
トムが住んでいる町の、静かでかわりばえのしない様子。これも、読むだけなら、さっととばしてしまう風景だろうところを、ナレーションがしっかりあるがゆえに、町の人の生活、暮らし、様子を想像せざるをえない。
こうやって聞くときに、やっぱりライブラリーは本より、たちどまって、体全体を使って想像しようとするぶん、おもしろいかなと思う。
子供たちは、どうとらえ、何を頭の中にイメージするのでしょう。
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昨年、ニュージーランド交流に参加したAちゃんに、
ことし参加する子の壮行会で、経験談を語ってもらっていたときのこと。
「何か飲む?って聞かれて、オレンジジュースって答えたら
いきなり、みんなで庭にでてオレンジをもぎはじめたんだよ。
それから、人がたくさん集まってきて、オレンジの皮もいれた
苦いオレンジジュースをつくって飲んだんでびっくりした~。
苦かったけど、最後はなれておいしくなったよ。」
彼女は、帰国報告会でも、
「ダッドが、うちをバイクの後ろにのせて、スピードだしていくから
どうしたんだろうと思っていたら、到着して見せてくれたのが、夕日が
沈むところで、これが見せたかったんだっていわれて感動した。」とか
いろいろエピソードのある子。
それを聞いたときも、ダッドの気持ちをきちんと受け止めて感謝するAちゃんと、見せてくれようとする思いに感動しましたが、オレンジジュースをリクエストして本物でつくりはじめるというダイナミックさに、一年後と、遅ればせながら、また感動。
思えば、ステイ体験を、思いっきり話す場って、なかなか作ってあげられていないかもしれません。
日ごろのラボは、イングリッシュタイムだ、フォークソングだ、テーマ活動だって忙しいし。
でも、すべての体験、エピソードは、これから彼らが必要なとき、または何かのきっかけがあったとき、ふっと湧き出してくるものなんでしょうね。
先日の地区の壮行会で、一人のお父様が
「この交流に即効性のものは期待してません。でも、宝物に
なるはず。」というようなことをおっしゃってくださっていて、
さすがラボっ子の保護者の方は違うなと、じーんとしました。
子育てというもの。「語学研修に一ヶ月出す」という感覚であったならば、
「英語、うまくなって帰ってこいよ。」という視点で声かけを
してしまうであろうところを、
目に見える、即効性のあるものより、わが子の中に蓄えられるものを見ようとして送り出す親をもった子は、幸せではないでしょうか。
子育てってほんとに難しい環境になっているし、子供が小さいときは、私自身、どういう価値観で育てていいのかわからなくなりそうなときもありました。
でも、どんなときに子供が生き生きと自分から成長していくかといえば、人との交流がすごく大きい、そんな場面をたびたび見てきました。
そして、ラボのベースにある物語。
それを心に受け入れる子供たちの感受性に触れ認めること。
そこからことば、イメージ、子供たちのすごい中身を、引き出してこれる。
また先輩テューターたちが、子供たちと接する姿からも、自然と学び、なんとか育ててこれた気がします。
わが子がどんな子なのか、この時期にもらう通知表や偏差値、誰かからの評価ではかりがちになってしまうようなとき、
ぜひラボ活動に出合ってほしいなと思います。
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きょう、ノーラとローレンスは、次のホームステイ先へと
旅立っていきました。
自分が、その人のことを大事だと思って、これからもつながっていよう、お誕生日も覚えていよう、好きな食べ物や笑顔も忘れないと思っていれば、離れることは別れではないと思います。
きょうは、これからずっと続く大切な知り合いとしての関係のはじめの一歩。
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きょうは、久しぶりにドイツ人と結婚した友人一家に会いました。
シュタイナー教育の学校にいれているという8.5.3歳の子は、どの子も日本語とドイツ語のバイリンガル。
私たちと話すときは、日本語をとても上手に使います。どうやって、
バイリンガルにしたかというと、この5年間、毎年、オペアという住み込みの日本人に部屋を貸していたそう。
家庭では日本語で意識的に話してもらい、オペアの彼女たちは、それぞれの分野の勉強をしているらしい。
母親が日本語を話すというだけでは難しいね、といっていました。
その一家と話していて笑ったこと。
「なんで日本のデパートは、たくさんの人がいろいろと話しかけてくるの?おかしいよ~。」といっていました。
アメリカにいっていた友人は、「店員さんがいなくて、ストックルームのドア開けて、声かけたこともあったよ~。」
自分が普通と思っていることが、人には違和感があるんだなと、またまた気づく体験。
あとで、カナダのノーラに聞いてみると、やはり、カナダも買うと決めていない人に声をかけたりはしないそう。
ほんと細かいところがいろいろと違うんですね。
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きょうは、交流発表会。ローレンスとノーラを送る会と、パーティの個人発表を一緒にやりました。
きょうは、見守る保護者の方の視線を本当に暖かく感じました。ラボをはじめたころは、発表をごらんになっている保護者の方から「?」が出ているのが、痛いほどつたわってきてつらかった・・・。
きょうの発表会は、PRから中学生まで、こどもの成長というのが、よく見えました。
がんばってる中学生たちがいてくれるから、その下の子たちの「いま」をありのままに認めてあげられる、そんな感じです。
成長すれば、ああなるんだなあという感じでしょうか。
司会の5年生二人も、自分たちで司会の言葉を考えてきて、うまい!
プレイルームの家族発表、ほんとかわいかった。
そらいろのたね、幼児クラスでも音楽CDでトライ!ナレーションもセリフもすべて丸暗記して、頭の中のCDを鳴らしているような感じでいえていた子が二人もいてうれしい驚き。リピートだったら、全員できました!
ラボっ子いいな~と思ったのは、わたしもいれて、のシーンで、急遽、みんな入れば?と呼びかけたところ、みんなで続々と入ってきてくれたところ。家の中では、トランプかな?して遊んでましたね。
ノーラとローレンス、中学生も、セリフで参加してくれました。
小学生の「表現力をつける」個人発表もよかった!
中学生のアリスもよかった~。アメリカ、カナダ、日本の三カ国の子供でやったアリスは、私にとっては、テューター業をするなかでも、記念に残る出来事でした。
さて、家に帰ってからは、豆乳なべ。
湯葉をつくるのに失敗し、”Give up!".
でも、野菜やあぶらあげをいれたなべは、とてもおいしくできました。
菜食主義のノーラになんとかおいしい日本の味を知ってもらいたいなと思ってやったのですが、食べ終わってから、ノーラが、レシピは?などと聞いた後、「ナベニマケナイ。」と一言。
家族全員、頭の中に「?」
よく聞いてみると、私がgive upといったにもかかわらず、おいしく食べられたので、「負けてない」という意味らしい。
大笑い。
ほかにも、なぜかそらいろのたねの主人公に、子や太郎をつけて、
「キツネタロウ」「ユウジコ」というのが、わけはわからないのですが
おもしろいんです。
受け入れって、理屈ぬきで、わけわからず面白いこともあります。
ほんとに、受け入れは自分をみつめなおす、家族をみつめなおす、夫婦をみつめなおす体験としても、オススメ!
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