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キャンプで、娘が覚えてきたキャンプソング。
「ぜったいもっと好きになる」手拍子が4パターンあって、なかなか複雑。それを、できるようになるようにがんばるところがおもしろいし、歌詞がすてきでメロディーがかわいい。
これも、娘の特訓の成果で、できるようになってきたつもり。
「ママ、小さい子にうそ教えないでね。」と、念押しされる・・・。
If I had,こちらの自宅での娘のレッスンもつづく。
キャンプでやったこの歌、なぜキャンプに参加していない私、そして夫までも巻き込まれ始めてるのか。(娘は、パパにも、そして今度のイースター合同練習では、ラボパパとラボママにも教えるよ~といっている。)
シニアが、この歌がメッセージソングであることを、下調べしてきて、しっかりと説明してくれたらしい。
そのメッセージが、ぴったりの踊りとともに、こころにしっかり根付いて、
SBというかたちをかりて伝わり始めてる気がする。
ロッジでは、この曲が流れると、トイレにいってた子もあわててもどってきて「やるやる~」と参加するような勢いがあったらしい。
スプリングでのロッジのホールやトイレに場所を写してやったテーマ活動のワークショップもとってもおもしろかった様子。いろいろな企画が、こどもを育ててくれてるなと感謝。
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近所で買い物中に、「いま帰る。」と電話があったので、地元の駅まで迎えにいくと、「なんだか、ここひさしぶり感がある。ホームステイから帰ってきたときみたい・・・・。」とぼーっとしつつ、「楽しかったよ。」と報告。
キャンプも、帰ってきてから嵐のように話しまくる日と、疲れてるから聞かないでね状態の日と、いろいろある。
今回は、どっちだろう?と思っていると、なんと、
キャンプソングを、手取り足取り、私にレッスン。
If I had a hammer.を口ずさみながら、「二人組み」
「前後ろ前後ろ」と、教えてくれる。英語で歌えてるところがすごい。
覚えの人一倍悪い私は、挫折しそうになるけれど、
「覚えた?もう一回やってみる?小さい子に、うそ教えないでね。」の
ことばに、やる気を起こし、5,6回とおして踊りなんとか覚える。
ポイントは、笑顔で楽しそうにやることと歌うことらしい。
その後、娘は久しぶりに犬の散歩に行って、早めの夕食をたべたあと、
こんこんと、眠り姫状態に。
普段はうたたねをしないのに、ソファーで寝てしまったので、おこすと、「ここはどこ?」というびっくりした目になって、また眠る の繰り返し。
私はサマーしかいったことがないけれど、心地よくぐっすり眠りたくなる疲れって、よくわかります。
キャンプだな~。いいな~。来年は、スプリングにもチャレンジしてみよう。
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今年も21人でいってきました。おやじの会主催のスキーツアー。パーティから転居したラボっ子をたずねるスキーだったのが定着して、今年で六回めくらいになるでしょうか。
いつもだったら、テューターがやるような手配はぜんぷお父さんたちが
やってくださるので、私にとっては極楽。ただ、寂しそうな子、困っている子はいないかなとちょこっと見るくらいで、それも、みんな楽しそうなので、やることもなく、おしゃべりに明け暮れていました。
はじめての子もいましたが、スキーの上手なお父さんたちの熱心な指導で、すべれるようになりました。
そして、いつものとおり、子供たちは縦長で、二歳から十四歳まで仲良くすごしていました。
一人っ子も、ここでは十何人兄弟の一人のよう。末っ子も、お姉さんになれる環境と体験が、本当にいいなと、姿をみていて思いました。
民宿の方からは、毎年「どのような団体でいらっしゃるんですか?」と不思議そうに聞かれていたのも、今年は「英語の団体ですよね。」と覚えてもらえました。
プレイルームのラボママが、「ラボの子ってかっこいいですね。」といってくれたのが印象的。
どこのコースをすべりたいとか、自分の希望をわがままでなく自己主張できて、同じ希望の子達でさっとまとまって行動できる姿などがそううつったようです。(サマーキャンプでも、初日の夜に野外活動のコースを決めて行動するのも、似てる体験かも。)
そして、なんといっても、いつもラボっ子たちがいう越智パーティの個性「親がいい。」は、今回も本領発揮。
スキー後の宴会が盛り上がり、スキーの筋肉痛よりも、笑いすぎて顔が筋肉痛になりそうだというところまで笑いました。
いつもの仕事や立場を忘れて、まるで学生にもどったかのように、ほんとにたわいのない話題で、盛り上がりました。
キーワードは「さわやか」。おやじの会あらため「さわやかブラザーズ」で
今度の発表会では、課題曲を前回のオースザンナとアリランから「ビューティフルサンデー」にうつして、歌おう!ということに。ほんとに、さわかに行動するお父様達に、感謝!!
ラボって、何?とたずねられたときに、ますます簡単には答えられない要素が、もうひとつ加わってきたかも。
「さわかで企画行動力のあるお父さんたちがいて、ファミリーで楽しめるところ。」?!
ことばを覚える、他国の人と母語以外でコミュニケーションできるというのは、他者との交流ができる子でなければ、そして豊かな体験を持っている子でなければできません。
狭い教室の中で、どんなテキストで勉強したって限界がある。その限界をつきやぶって、本当に話せる子、豊かな人生を「ことば」という力をもって歩きぬいていける子を育てようと考えています。
そう考えてパーティを続けていると、自然とたくさんの副産物も実るのですね。参加してくれた皆さんに感謝。
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火曜日に中学生達が話し合っているとき、私はPCに発言者と内容を打ち込んでいました。それを見て、「来週までに、場面の動きを考えてくるから、テューター、今日、うちらが話し合ったことを、まとめておいてね~!」といわれてしまい、確かにテスト前だし、やってあげようと、以下のようにまとめてみました。
実際には、発言者の名前と発言を書いていたのを、同じことをいっているところは、まとめました。
安寿と厨子王 それぞれの場面で伝えたいこと
トラック① 周りが寂しい感じでも、3人家族は強く気丈に、はげましあっている。
不安は音楽で表す。唯一、この場面だけ、親子は離れていないことを大事に表現。ラストの場面で、親子がここまで思いあうのが、見ている人に理解できるような仲のよさや絆はここでしか表せないから、強く出したい。四人で暮らしていたときの様子などは?
山岡太夫にだまされてしまう、疑うことを知らない親子の純粋。今までも歩いていてつらいことがあったと思うけれど、逆にその純粋さゆえにここまで来られた面もあるか。
②
音が人生終わりをあらわしてる。 山岡のこころのそこ。周りの木が知っているのか?
別れ 波がだんだん荒れてくる 3人のこころをあらわす。 離れていくというこころ。
最後まで、母はこどもをみまもっている、引き離されている感じ。波で安寿と厨子王の気持ちもあらわす。どんどん距離ができ、悲しく、離れていく感じ。見えなくなって、なおつらい。離れていても、ずっとよんでいそう。(見えないからこそ悲しい)
けがれた心の持ち主 山岡と山椒太夫 それぞれのこころの悪の違い
③
何が自分たちの身の上に起きているのか、わからない。不安。世間知らず。まだ、逃げられると思っている?山椒太夫の怖さもあらわしたいけれど、厨子王たちのまだ抵抗できるかもという気持ち。まだなめている。だんだんあきらめてくる。
山椒太夫が自分の息子にやらせているところを強調。大勢のやっこを使っている、仕事の大変さも伝えたい。三郎がいっていた潮くみ、重労働であるということ。二人は運命を、三郎にいわれて、重労働をさせられて状況を理解していく。
奴をどんな風に使ってきたか。使っているところを二人が見る。それをみて、自分たちの運命を悟る。粗末な小屋を表現したい。三郎に雑に扱われる感じを出したい。
④
波がさびしい、周りの風景も寂しい。つらさがつたわる。 一番最初に、安寿は、がんばらなければ、弟のためには自分の命もおしくないと思っている。厨子王は、お姉ちゃんのために死ねるという覚悟はない。泣いているかも。自分のけがや働くつらさを感じる。兄弟は、互いに、思いやっている。何が何でも弟をかばう。兄弟のきずな。
苦しくてつらい。いや。ここにいたら助からない。いままでは逃げられると思っていたが、三郎にみつかってから、気持ちが少しかわる。焼印のことで、簡単には逃げられないことをさとる。二人では逃げられないとわかる。弟を逃がそう。
海での安寿は、足がつめたい。痛い。季節をあらわしたい。はっぱがかれる頃。弟のことを心配。厨子王は、とまどっても誰も助けてくれないかんじ、孤独。
冬は季節をあらわしたいので、風。遠くを見ることで、父母を思っていることをあらわす。
⑤ 焼印のシーンでは、手を抑えられていそう。
痛いけれど、もどるのもはやい。お守りの不思議さ。6の前に それぞれの仕事する?
二人の痛み、苦しみ。雪はふっているか?仏様のオーラの感じは必要か。母の思いも入っているのではないか。仏様に、母も祈っているのではないか。
雪で傷の痛さを、いやす。吹雪を表現し、いたみが消えると消える。
お守りの力をやりたい。5トラックが短いのは、何か強調したいことが作者にあるからかも。
厨子王が先に思い出したということから、何か感じるものがある。なんで厨子王が早くといったのか。具体的には、何を祈ったのか。
身代わり。仏様の額に傷があることを、きづくのがすごい。
厨子王にとっての宗教は、どんなものであったのかが、このシーンで表されているように思う。
⑥
安寿をめだたせたい。メインが安寿!安寿の必死さ。一緒にいたいはずなのに、その決意のすごさ。春、何かがスタートする季節として、あらわしたい。お話の展開。
助けたい一心。湖じたいのつらさ。飛び込むのも冷たそう。苦しくはない。仏様の力。
厨子王の思いがあるから、安寿は苦しまずに死ねた。厨子王が姉を思う力で、安寿に伝わっていた。
Q 手下はなぜ、気づかなかったのか。怪しまなかったのか。→疑問
安寿の強い意志。計画していたこと。実行する前は、自分が死ぬのは怖いという不安でいっぱいだった。このままでは、どっちも生き延びられないと思ったはず。だめといわれても、くいさがる。安寿の固い意志。湖。姉が死ぬとは思っていないからこそ、ふりかえりつつ、歩いていく。
死ぬのはこわいけれど、弟を生かすのにはこうするしかない。弟が自分が死んでも寂しがらないように、何か、二人の日々の暮らしの間で、あったのでは。(森鴎外では、安寿が口数すくなく、弟と親しく語らなくなるとある)仲良かったのになぜ?距離をとって、ひとりだちの準備?
安寿は、決意があった。ここメインは安寿。強さ。死ぬのではなく、助けるのだということをあらわしたい。
⑦
お寺を作る場所が必要。門番がどこから出てくるか、大事。三郎たちは上。厨子王は、下。あの中かも に笑いをいれる。(客席にむけて)ちょっとは笑いたい。
ここでは、お守りパワーが働いている感じをあらわす。また、お守りが出てくるときは、決まった動きをしたい。仏様オーラ。
厨子王があせっている感じ。つづらの高さを出すか。守られている感じだすか。
安寿は、厨子王を死なせないという強い気持ち。安寿は仏様になって、「思い」で厨子王を守っている。 和尚さんと厨子王、三郎、手下 二つの表現で、せめてくる感じ。門番の不思議さ。
Q 仏様 について、現代に生きる自分は、どう感じるのか。(考えてほしい)
厨子王は姉が死んだことを悟る。絶望。死んでもいいと思う。覚悟。仏パワー
門番は不思議。みんなが注目しているのではない方向にいる感じ。厨子王が和尚さんのところに、いったときに、前にも逃げてきた奴に出会う体験していたのではないか。
⑧
厨子王の明るい素直な、微笑ましい、ういういしさ。音楽もそんな感じ。もろざねの屋敷は、清水寺から、ちょっと離れたところに屋敷。
清水寺作りたい。安心した夜の感じ。落ち着いた雰囲気。幸せ。
おひめさま、展開、早い。仏オーラ
探し回るところ。スサノオでいえば、しとしとふる雨の表現と似た感じで、あちこちへいくけれど、みんなうまくいかないという感じを出す。
もろざねがうなづくことが、 厨子王にとっての希望の光。
嬉しさと、悲しさ、父の死 罪が晴れた 母がいない 三要素を出す。
⑨
再会 厨子王の成長。姉の墓。ちょっと悲しさ。祈り。罪に罰した、山椒太夫
安寿に語りかける感じで、やりたい。罪が晴れる
母の歌 意味があるのでは。
うたっているときは、とまる。がくっとしていて、どこかにいこうとしていたときに、見つける。もしや!と、はっとした「きづき」の感じ。
→いつ、きづいた?
母は落ちぶれている。母の歌、ずっと歌っている。ずっと二人を思って生きてきて、1度も忘れていない。仏オーラは出すか?自分の目を信じられない。長年の思いが通じた。花が開く。最後の花が開いて、花園、みんな笑顔。父と安寿がともに、見守っている。
みんなが、木や波が見守っている。
5人それぞれが、少しずつ、違うことを発見して聞き取っていて、みんながお互いのことを、またまた認め合うことができたと思います。
きっと、この子達は、英語だけでなく、国語の授業も得意にチガイナイ。
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毎週、パスワードリーダーというのを決めています。
そのとき、取り組んでいるお話のナレーションやセリフから、気になることばをひろっておいて、それをリーダーが英語で、みんなの前でいいます。
自分が英語でいったことば(パスワード)を、パーティの誰かが、日本語でいえたら、両方がキャンディーを一個もらえるというしくみ。
今週は、Rちゃんが、安寿と厨子王より
”So their days were full of suffering and hardship.”
を選んできました。
ちょっとむずかしめのパスワードにみんなわからない様子。
ひとり、2年生のAちゃんが、「ほら、あそこ、あれ、なんだっけ!あれあれ!」といっている。Aちゃんは、あらすじたどりのときも、セリフをまじえながら説明してくれるし、まだ取り組んで一月もたたないのに、セリフもCDにあわせて英日で言える感じの集中力のある聞き方をしてこれるようになってきた子。
それでも、正解がでないので、ヒントとしてはじめの日本語だけいってあげたら?ということで、「そうして・・・・。」とRちゃんがいうと、
「日!」「そう、dayっていってるしね。」
Aちゃん、「そうして、つらい毎日!」
「苦しい」が抜けていたけれど、OKということになりました。
私も、まだ聞き込みも足りないし、こんな英語の部分をいわれてもわからないと思うのに、こどもはすごい能力があるな~と思いました。
他には、「日本語単語 はやおしクイズ」もやりました。
これは、最近、どのクラスでもやっているのですが、安寿と厨子王は、日本語も難しい。
たとえば「宿場」「潮くみ」こんなことばも調べてきて欲しいし、調べた子にとって楽しくなるよう、私が、日本語をいい、その意味がわかった子が、真中にあるボールをとって、日本語の意味をいいます。
「つづら」「難儀」「ひばし」このゲームが励みで、みんないろいろわからないことを調べてくるようになりました。(いままでは、いくらわからないことばを調べようねといっても、なかなかすすまなかったのに)
おかしかったのは、「宿場」。地元に、そういう名前の飲み屋さんがあるので、「お店の名前!」と答えていました。そういえば、布田のあたりは、本当の宿場だったらしいし。
きょうは、トラック3と4をやりました。
はじめの、山椒太夫に、姉は潮汲み、弟は芝刈りと言い渡される場面。
ここで、子供たちが感じていることは、大人に対する怖さのようです。
かたちから入るテーマの作り方はしたくない!と中学生が強く言うので、
なるべく私も、小学生の心の中を聞き出すような投げかけをしています。
この場面は、普通に動けば、山椒太夫の家や他の奴たちの動きをするかなと思いますが、今のところ、背景はできていません。
「山椒太夫にいわれてるとき、CDを聞いている自分はどんな感じがした?」
「なんで僕が?」「こわい。」「顔がこわい。」「命令されてる。」
「つぶされそう。」「口調がきつい。」「いつまでも終わらない感じ。」
そのほか、親に怒られたときのことを、どうしても思い出す様子。
私が、「お母さんは、子供のためを思って叱るんだから愛があるけれど、この人は、そうじゃないからずっとこわいかもね。」というと、高学年は、シビアに、そういうときばかりじゃないよ~という。叱られてるときも、かなり理不尽だと思っている子供たちのようです。
私は、職場で過去におきた、他人から理不尽に怒られる経験などを披露。そんな話を、興味津々で聞く子供たちです。
この場面、中学生的に言えば、伝えたいことは「こわいという感じ。恐ろしさ。人間の冷たさ。」などになるのでしょうか。
さて、これをどう背景として表現するといいだすのか、楽しみです。
英語に注目すると、答えが出るということも発見してました。
しおをくむといわれて、本当の塩なのか、海の水なのかわからないということになったとき、英語では、waterといっていたので、これは潮だ!とわかりました。
よくわからないときは、英語にも注目してみようねと確認しました。
単語帳の一対一対応のことばの覚え方ではない、ラボだからこそのおもしろさといえるし、こんな注目の仕方がこれからどれだけ、この子達の強い力、実力になっていくことかと思います。
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もし図書館で、絵本をすすめるなら、プレイルーム年代には「うさこちゃん」など、1,2歳児が出会う本でしょう。
ところが、その常識をくつがえすことが、このごろのプレイルームでは起きています。
うみのがくたいも、ジプタも、2歳児のプレイルームでラストまで通せるし、最近、すごくプレイでのテーマ活動が充実しているなあと思っていたら、
お母さんからこんな話を聞きました。
2歳のFちゃん。「がちょうのペテュ-ニア」が気になって聞いているとのこと。えっ?けっこう長い話なのに、どうやって?と思ったら、
「自分よりも、おばかさんのペチューニアの行動が気になるらしいんです。」とのこと。本の臭いをかぐというところにも、どうしてそんなことをするんだろうと思うらしい。
そこまで聞いただけで、すごい!と思いました。2歳の子が、この絵本をそんな風に読めるんだ!
もっとよくよく聞くと、「普通の絵本と、ラボのCDの音声付の絵本は違うようです。」とのこと。お母さんが読んでくれる絵本も、もちろん暖かくていいのでしょうけれど、音楽もついているし、長い話でも飽きずにそれなりに、聞きとおし興味も持続するという感じらしいです。もちろん、全部を理解しているというわけではなく、自分の興味のあるところを、集中的に聞いているのでしょうけれど・・・。
ラボライブラリーって、2歳児にこんなお話理解の可能性を与えているんだ~、これって、絶対すごいことだと思いました。
いつだったか、ベビーサインがあれば、おしゃべりできない子も、サインでコミュニケ-ションできるというのを聞きかじったことがありますが、ラボライブラリーがあれば、単純な内容でない物語も、小さい子と楽しむことができるというわけですね。
だから、プレイでも、こんなに一話通して、動けちゃうんだと納得。
同じ二歳でも、ラボに入ってない子は、こんな体験はできないと思います。
プレイのお母さんたちと、絵本について話すのも楽しいです。
きょう取り組んだ「うみのがくたい」について、ラストは鎮魂歌なのかということで、話しました。結論は出ませんでしたが、自分のこころが感じたことを素直に話し合えるのって楽しいです。
おすすめ絵本
「リベックじいさんのなしの木」岩波書店 テオドール・フォンターネ文 ナニ-・ホグロギアン 絵 藤本朝巳訳
幼児クラスで、読みました。私が、内容と色調を気に入ってしまってよんだのですが、いあわせてくださったママも気に入ってくれて、「いい絵本ですね。」「いいでしょ~。」と話して喜びは二倍でした。
中学生クラスも、熱かった!
「私たちは、動きから入るテーマ活動ではなくて、気持ちから、伝えたいことを考えてから、それを伝えるために、どう動くかというテーマ活動をやりたいの!!!!!」と力説されました。
そのためには、あしたラボだから、動きを考えようっとというのでは、考えつかない、一週間全部使って考えなきゃだめなんだからね!!!と力説してました。
ほんとに、私がいいたかったこと、いってくれてありがとうという感じでした。そこまで求めたかったけれど、求めすぎてもなあと思っていたのに、子供ってほんと一歩確実に成長してます。
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初回に動くときの、子供たちの様子をよくよく見ること。役決めをしていない段階で、そのお話のどこに何を感じてるのかを、テューターがみること。
そして、背景になることを一心にたのしめれば、役はいなくても、CDから流れる音声を聞いて、役の人がいるつもりでやり、背景の子は背景に徹することにする。
前回のたぬきの発表の練習のときは、そのグループに、その役の人がいないと、誰か代理で必ず入っていたのですが、今回は、あえて、安寿も厨子王も母もいないのに、波や松ノ木や岩だけを子供たちがやりました。(母をテューターがやって、距離感はつかみました。)
そのときは、子供たちは、ただの「背景」なんかじゃなく、CDを聞いているときに自分のこころに響いてきたものそのものを表せることが多いのだと気づきました。
こころを「背景」にうつしとるためには、アニマシオンの本を参考に、いろいろと子供たちとはなしあって、その心の中を確認してみる作業が大切だし、その過程が、とってもおもしろい。
何か、おうちでCDを聞いていたときの気持ちと、きょう、みんなで動いてみたときの感じでずれているなと思うことない?と問い掛けてみると、
すごくいろいろなことをいえるようになりました。
安寿が湖に飛び込む場面は、波しぶきをあげたり、安寿が苦しむのではなく、祈ったかたちの安寿を、周りの人がぐるっとつつむようにして消して欲しいという意見も出てきました。
読書をするとき、よくお話を読むということは、やっているようで出来ていないもの。
でも、CDを繰り返し繰り返し聞いて想像するという作業は、「よく読む」ということと、とても似ていると思います。
そして、読書でいえば読んでいるときの自分の気持ち、そういったものを、テーマ活動にすれば、その聞いている自分の気持ちを「背景」として表していけるというのが、すごいかなと思います。
これを考え付いてやり始めた人は、物語を読むということの本質に、誰でも近づける、すごいいい方法を知っていた人だと思います。
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安寿と厨子王 合同練習一回目
今まで、ワフやたぬきといった、子供たち側からの取り組みやすい、やりたいという提案にのってテーマ選びをすることが多かったのが、今回は、中学生から、「うちらがひっぱるから、安寿と厨子王でいきたい!」という強い意志。
そして、第一回目の合同練習。企画は、前日のパーティで中学生が時間配分も含めて全部考えて実行。
引っ張る中学生ももちろんがんばったけれど、ついていく小学生の盛り上がり方は可愛くて、「この子達、大好き!」って思いました。
中学生が一生懸命、「これから、〇〇をはじめます!」というと、小学生が、「おー!」と拍手して盛り上げる感じ。いいなあ、みんな仲間なんだなあと、しみじみ思いました。ほんと、いい子達です。
小学生の遊び相手を真剣にしてる中学生って素敵だし、中学生がいると場がいつものパーティとは違って(テューターよりもこわいらしい)ピリッと引き締まるのも素敵。
導入のゲームもおもしろくて、みんなが、わくわくして遊んでました。
中学生が、絵をかいてきて、みんなのわからなそうなことを説明したり。導入、説明、ゲームとみんなでうまく分担していました。こんなことが、いつのまにかできるようになって、これも地区やキャンプで鍛えてもらっているからこそと思いました。
こわがっているはずの「安寿と厨子王」のはなしも、各グループでは、なんだか笑ってしまっているのに、今回は、中学生も一緒でグループも合同のせいか、はじめから、緊張感があって、みんな真剣に取り組めて、いろいろな意見が出ました。
いいとこが、いっぱいあったなと思います。
やりながら、感じていることをつぶやいている子も何人かいました。
ひとつ、印象に残ったこと。
小2の女の子が「波はあんなにあらくあんなに冷たそうなのに」っていってるけど、波をやってるとき、冷たそうな感じをどうあらわしていいのかわからなかったといいました。
なるほど~。荒いかんじで動けてはいたけれど、冷たそうな感じってどうすればいいんだろうねということになりました。
来週までに、また、アイデアがでるかもしれません。
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きょうの小学生クラス。なぜか、参加者は小4のT君1名。みんな冬休みだと思ったのかな。
でも、おもしろい話あいができました。
来年、取り組みたいなとテューターが思っている、キテレツ六勇士。
それぞれのタレントについて話しているとき、
「なんで、凍らせるなんて能力があったんだろうね?」と私。
これはグリム童話がもとだということになったあと、
以前発表したホッレおばさんの話やかまども思い出し、その世界にしばし思いをはせたあと、T君いわく「肉とかくさらないようにする能力って、あったほうがよかったんじゃない?」「冷蔵庫なんてなかった!」と気づく。
その発想から、すべてについて、今なら、二マイル先のはえを打ち落とせても、あんまり役立ちそうにないし、これらは昔のあったほうがいい能力だということになる。
唯一、力持ちだけは、今でも合ったほうがいい能力ということで、
T君、今度みんなでやるときは、力持ちを選びたいとのこと。
いつも、何の役でもいいっていうよね、それは、何の役の英語でもいえちゃうし、なににでもなろうっていう気持ちがあるってことなんだよね?と確認してみると、T君、くすっと照れ笑いしつつ
「というか、なににしようかなって考えてるうちに、みんな(年下)が先に役を選んじゃうんだよね。みんなは決断がはやくて、ぼくは遅い。」と告白。
そうだったのね~。すっかり、「成長したからゆずってるんだ」とばかり思ってました。聞いてみないと、わからないものです。
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プレイルームのラボパパが、こどもたちにむけて、ふりがなつきで
作ってくださった新聞です。
子供たちの発表を、こんなにも暖かく見守ってくださる大人に出会えて
パーティのラボっ子はなんて幸せなんだろうと思いました。
子供たちのがんばりと、保護者の皆様からの子供たちへ、そしてテューターへの暖かいことばをいただいたことに触発され、また、遠くから発表を見にきてくださったテューターの存在に感謝して、「10周年発表会のまとめ」をつくってみました。
パーティのホームページに、のせたので、越智パーティの皆さんは、お時間のあるときに、ご覧いただければ幸いです。
抜粋をちょこっと、下につけてみます!
ラボッ子にとって発表会とは?
本番は真剣なごっこ遊びの頂点。その底辺には、みんながこの四ヶ月、ずっと親しんでイメージを広げつづけてきた「たぬき」という物語への共通認識、共有するイメージ、あらわしたい世界がある。
子供たちが触れる英語、インプットするものが上質で子供たちの心をひきつけてやまない物語であることが、驚くほどの力とことばとこころの成長をうながしています。
それがなければ、キャンプでの交流会でもなんでも、真剣なごっこ遊びの集大成ともいえる本番で、あんなには力が出せません。
見守るテューターの思い
私は、発表にいたるまでの子供たちのこころの状態、たぬきの話にどれだけ近づけているか、発表するということを、どうとらえているか、その二つに間違いがなければ、あとは、本番でどうにでもなる、子供たちはやってくれると思っています。
今回は、たぬきに近づけてない子は一人もいないどころか、ひとりひとり、この話に取り組むことにわくわくしている時期がありました。
「自分たちが感じた、たぬきのお話のおもしろさを、全然、お話を聞いたことのない人たちに、よくわかるようにしてあげるには、どうしたらいい?」と大きい子にはといかけ、それが何らかのかたちになって伝わったのではないでしょうか。
☆音楽CDでのてぶくろの発表 ☆全員でのたぬき ☆中学生のロミオとジュリエット
☆SBメドレー ☆てがたスタンプの木(小さいこの手が、どうぶつみたいで?!かわいいんです。こんどぜひパーティでごらんください)☆ パーティのお父さんお母さんも入って全員でのミッドナイトスペシャル(お父さんお母さんの笑顔も私は嬉しかったし、幼児も一人で踊っているのに感動)
☆Tテューターから、保護者のかたへのラボについてのお話
この全部があったから、この発表会は充実したものになりました。
みんなの力が、あちこちで、見てもらえたと思います。
どれひとつがかけても、成功とはいえなかったかな。みんなあったから、大成功。
よく、協力しがんばりました!!!お疲れさま。
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