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つばめ号の日記
つばめ号の日記 [全313件] 261件~270件 表示 << 前の10件 | 次の10件 >>
今年度のキャラバン隊の最終回で来てもらえました! 2 09月28日 (水)
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キャラバン隊が先日、日曜日に来てくれました。

 今回のテーマ活動は、「かえると金のまり」。大学生は、小さい子の相手は、気持ちをぐっとつかみ、感心するほど上手。
 でも、基本はT.A。たった5人で、動きつつナレーションもやり、お話を語りついでいく。気持ちよさそうに口から出てくる表現力豊かなナレーションやセリフを聞いていれば、彼らが英語を話せるであろうことは自明の理。どうだ!!という迫力と楽しさでした。
 T.Aに入る前に、はじめてのお話を見るのは、小さい子にはなかなか難しいものということを心得ていて、簡単なお話たどりを動きをいれてやってくれたので、幼児や低学年が中心の年齢構成だったにもかかわらず、みんな集中して見ることができました。お母さんの中には、お金を払って見てもいいと誉めてくださる方もあったほど。
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 でも、お金をはらってもというこの言葉はくせもの。数年前のキャラバン隊で、やはりとってもテーマ活動が素晴らしいとき。お父さんに、のちほど感想を聞いたところ、「お金をはらってみてもいいね、あれなら。」とのこと。
 でも、テューターとして、「ああいう子たちのように育ってくれればいい。」ということをいうと、自分の子にそうなってほしいとは思わない、特に我が子にどうなって欲しいという気持ちはないと即答されたことがある。
 
 今、子供がやっているラボ。そこから子供がいかに成長していくかという視点。テューターをやっていると子供をいかに育てようかという視点をいつも持ってしまう。そんな目で見ているから、よく育っている子にあうと嬉しくなる。でも、保護者の方や一般の大人の方は「お金を払ってもいい芝居。」と考えてはくれても、その子が芝居(ではなくてテーマ活動ですが)、それをできるのは、ラボ活動、そしてその結果の成長の成果であるという、目には見えぬ今までの過程を知らない方もある。物の見方の違いを思い知らされたセリフでした。
 
 T.Aの後は、部屋をうつして、保護者の方と大学生との座談会。大学生が、キャラバン隊への思いを話してくれて、お家の方からも「ラボは長く続ける活動ですよね。」というご理解もでて和やかな雰囲気。お子さんが小さい保護者の方が多かったせいか、ラボをやめたくなったときをどう乗り越えるか等の質問はなく、お父様から、小さいときにはじめさせたわけは、音声や擬音など、幼い時でないと身につかないものがあるからで、その点はどうかという質問。
 
 それに対しても、大学生のFちゃんの経験に裏づけされた言葉はおもかった。いい発言をしてくれましたよ~。「発音には自信が(笑)あるんですヨ。自分は、1年留学をしたけれど、発音そのものは、行く前と行った後は、そんなに違うとは思わない。それを身に付けたのは、テーマ活動で、小学生で役をもらって発表するときに、音が一致するまで、何回もテープを聞いて繰り返したことだ。」と断言。幼児のときは、お母さんがCDをかけてくれたのを、あまり意識せずに聞いていた。SBやNRを聞いていたことも、ホームステイで役立ったなどなど。
 
 Fちゃんは、幼稚園で一度発表会もボイコットしたというほど、人がこわくて人前で何かをするのも苦手だったとのこと。
それを克服するのに、普通の親だったら環境として何を与える?何回も発表会にトライすること?練習?彼女のこたえは、「6年生ではじめていったキャンプ」のおかげ。

 保護者の方は、他にも、英語を身につけるにはダイレクトメソッドが良いのではないか、7割が日本語のラボで大丈夫か?という一本の矢印で結んだような知的な、物事を良く理解なさっている率直なご質問。
人がこわかったFちゃんが人前で発表できる自分になるきっかけは、キャンプという、一般の人にはどういう矢印で結んでよいのかわからないもの。
 

 この目にみえにくい矢印を、見えるようになってもらう答えの一つが、キャラバンの最後に、お父さんもお母さんもみんな一緒になって笑顔で踊ってくださったホキポキにあるように思いました。(人間的魅力のある素敵な保護者のかたばかりで、心があたたかくなりました。)
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 そう、「表現力」は、ラボの保護者の方にとって、とりあえずのニーズではない場合もある。お子さんが小さい親御さんにとっては、とりあえずのニーズは、幼い頃にしか身につかない音声だったり、経験だったり。
 初めてMSにくるお家の方のニーズも、発音だったり、外国の人と接する体験だったりするのだろう。
 そのニーズに、テーマ活動への取り組みでこたえて行くのが、顧客満足。(最近、ダイエーの会長林文子さんの「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません」という本を読んだのでちょっと言葉が影響されてます。)
 もっと小さければ、絵本のごっこ遊びよりも、さらに初期的なもの、英語の音声と単純に楽しく触れあうだけということがニーズかもしれない。そのニーズにあわせて、多彩なラボの一面をしっかり切り取って見せていくことがテューターの役割としっかり認識しました。
きょう22日は、Ice-cream cone day! 2 09月22日 (木)
 先日、子供たちと楽しめるアクティビティはないかな?と探すために買った本に、きょうは、アイスクリームコーンの日とのっていました。

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アイスクリームを食べ始めたのは、紀元前2000年なのに、コーンが発明さらたのは、それから3900年位あと、ニューヨークでのことだそうです。
 そして、coneのスペルに注目。円錐形という意味だったのですね。
とうもろこしかと思ってました。
 アイスを人間が食べ始めてから、コーンが発明されるまで、そんなに時間がかかっていることを、鋭く指摘しているサイトもありました。
 そう!ラボだって、発明?されてからたった40年。まだまだ認知度は
低いけど、これからの時代、ああ、ラボなしで子どもたちを育てようと
した人たちがいたのね、なんていわれるようになるかも。

 その勢いで、きょうは、子供たちにアイスクリームコーンをおごってしまおうかしら?といっても、食事タイムのある中学生クラスかな。

 ちなみに、アクティビティとしては、cupcake linerに
ピエロのようにアイスの顔をのせて、頭にコーンをかぶせる。顔は、M&Mの
チョコレートなどを使って作れとのことでした。
 そして、それを子供たちが食べている間に、アイスにちなんだ本を
読んであげるとありました。
 絵本の例としては、Ice Cream from Frog and Toad
All year by Arnold Lobelなどがのっていました。

 

 ネットで調べている過程でおもしろいことが書いてありました。
イギリスからイタリアにアイスが伝わり、ホッキポッキとよばれたとか。
 ちなみに、イタリア語の方言で「ちょっと味見して」という意味だそう。
これって、ホーキーポーキーと同じ?そうだったらおもしろいですね。

 それにしても、その本には、とにかく、毎日をいろんなことで楽しんじゃおうというスピリットがいっぱい。
 人間、日々、楽しくなければ!とあらためて思いました。子供たちは、毎日を、宿題や学校へいくことにおわれてしまっていないか、楽しんでるかな?と
ふりかえりました。そう、そして、ラボがその楽しみの一つであるようにしたいです。

 
感動する力のあるものにしか触れたくない。 09月15日 (木)
 私は、ただ英語のデキル子を育てたいのではない。文法に強く、訳すことができて、テストにも強い。そんな子は、勉強が好きな子で、英語関係者に丁寧に関わってもらえば、いるはず。
 
 でも、国をこえて、世代をこえて、いろいろな人と、英語を使って関われる力、つまりは、リスニングという単純なものだけでなく、心の耳で他国の人の心を聞く力、会話力、一方的に知っている単語をならべる会話パターンではなく、気持ちをのせて言葉を発することのできる能力、そんなものを育てたい。
 そういったものを育てるには、子供たちの心がわくわくとときめくもの、「感動する力」のあるものを素材に使わなければできない。
 表面的ないわゆる「テキスト」でのやりとりでは、その子が本当は何を感じているのか、わかりにくい。

 きょうの小学生クラスは、「ジャックと豆の木」
 やはり、ジャックになって、orgaから隠れるために、うちの部屋のすみで、座布団に必死に隠れてる子達、そのときに、その気分にぴったりの英語のナレーションが流れている。その環境が大切なんだと、この夏の受け入れ体験等を通じて、あらためて深く思う。

 言葉は、無理無理暗記しなくても、その言葉を自分の中の暗記部屋以外のところ、体験部屋とでもいうのでしょうか、そちらにしまいこむ作業を日頃からすれば、必要なときにはほんとに、出てくるもの。
 自分のなかの「体験部屋」にしまいこむには、使う素材は、「感動する力をもっている物語や絵本」でなければ。
 そして、アウトプットは、国際交流のホームステイだったり、向こうから来てくれる子を受け入れる体験やキャンプで一緒に生活することだったり、アウトプットする場面の印象の強さが、また、「体験部屋」にしまってある言葉をぐいぐい引出しから取り出してくれる。
 日常の英会話練習のレベルや暗誦でのアウトプットでは、ひっばる力が弱すぎる。

 最近、「テキスト」のようなものを眺める機会がありましたが、いくら、その英語がわかりやすくても、体系的に学べるように段階が踏んであっても、絵と物語に力がなければ、これは子供たちとは使えないな~というのが、実感でした。一回読めば終わってしまう教科書のようなもの、それを読んで言葉を「体験」に近くすることはできない。

 夏の国際交流にいってきた子たちの言葉、また自分の受け入れ体験、夏をとおりこして、また、日常のラボでやっていることに戻ってみて、あらためてそんなことを感じました。
 
手探り。初の中学生ラボの第二学期開始 09月08日 (木)
 今年の4月に我がパーティにはじめて誕生した中学生クラス7名。
4月は、みんな環境になれるのに精一杯な中、それでも、7月の白雪姫の発表会にむけて、がんばった。 
 そして、それぞれの夏を終えての、9月からのラボ。かなりにぎやかだった一学期を振り返り、何か、中学生として新しいことができないかなと企画しての二回目。全員に別々のことを担当してもらう。
 1 SB訳リーダー 「絵で見るSB」から1曲選び、辞書をひいて、オリジナルの訳づくり
 2 NR絵選びリーダー T宅にあるNR絵本から、絵を選んで説明
 3 ストーリーリーダー  言葉探し
 4 GTS-1リーダー  「ひとつしかない地球」シリーズを完全制覇を目指す(子供からの提案)
 5 フォークソングリーダー(知っている子が少ないので、挫折)
 6 全体のリーダー 記録係
先週、以上のリーダーを決めて、今日、発表。
1のSB訳リーダーのCは、家で訳すのを忘れたとかで、T宅で辞書をひいて慌てて訳していました。
 選んだのは、Frog。 fall fast asleepを fastが「眠りが深い」と辞書でわかって大満足のようでした。
Cokee!のところは、ゲロゲロ!って訳し歌っていて、大笑いでした。そして、「今度は、徳島弁に訳していい?」なんて発想も。
 2 NRの絵は、自分の感性でT宅にいろいろあるNRの絵本の中から、気にいった絵を選んで、それがどんなNRなのかCDをかけて説明する。こちらは訳にこだわらず、絵本の絵のおもしろいところなどを伝えて、友達にNRに新しい印象を持ってもらう。
 きょうは、“Hey diddle diddle”これを選んだTは、この絵では、お皿から足がはえていてそこにスプーンがのっているのが、ちょっとリアルとのこと。顔をかいたお皿とスプーンが逃げているのも、どこかで見たというと、みんなもうなづいている。
 そして FiddleとCatはなぜかセットになりやすく、たぶん、猫のしぐさがバイオリンの弓を持つ感じに似てるからだろうと、私が解説。すると、他のページにも、猫とバイオリンがセットで出てきているのを、発見しておもしろがっている。

3 ストーリーリーダー これは、中学生にもなると、発表前に聞くいがいは、なかなかライブラリーなど聞かなくなってしまっているので、何か印象に残って、これは他の場面でも使えそうというセリフを、一つピックアップしてきて、みんなにCDの英語のみを聞かせてから、推測させ、解説するという係り。
 今回は、Oが担当で、CDを流してから、白雪姫の“Oh,What a pretty yellow!”のyellowを言い換えていろいろな場面でつかえそうと発表。彼女は、来年、国際交流にいくため、今回帰国者の「一番、良く使った英語は?」などという質問や答えを聞いているので、この係りも、身近に感じているらしい。
 みんなで、yellowを、別のものに置き換えて、気持ちをこめていってみては、大笑い。
 きょうは、どの子も、自分の担当を発表してみた後も、気になって調べつづけたり、人の担当もやってみたくて、のぞいたり、とても楽しそうに取り組んでいました。
 ポイントは、「大村はま方式」?!とりあえず、先週、私がやってみせて、やってきてねといい、それでも一回だけではよくわからないので、今週も、パーティで一緒にやってみながら、その子のいいたくなるようなことを、引き出そうとしたことか。

 ”Poemづくり”(以前、Nテューターに教えていただいた方法)も、やりました。ここのところ、ラボママからいただいた名詞、動詞などに色分けされたマグネットで、遊んでいたので、それを使って全員で、Poemを作ってみたのも、大好評。もともとイメージする力のある子たちのせいか、Poemを作って遊ぶなんてことも、おもしろかったようです。

 先週、冬の発表にと決めた「ありときりぎりす」も、セリフにそれぞれの気持ちがこもりすぎて、見ていておかしくてたまりませんでした。
 一学期、なかなかスムーズに進まなかった中学生ラボが、夏休みを通り越して、それぞれの体験も生きて、いい感じになってきたことが嬉しいです。

 きょうの出席5人全員が、他の場では、こんな自分は見せないだろうな~という、解放された感じの「ありきり」。なんというか、ライブラリーで生き生きと遊んでる感じでした。これには、先週の土曜日に、全員がお父さんにくっついてT宅にきて、親子で夜11時くらいまで、おしゃべりして遊んでたことも、影響してるのかな・・・・。
ありときりぎりすの虹の場面 09月06日 (火)
 小学生9人と「ありときりぎりす」をやる。
最後まで動いた後、「もう一回、虹の場面からやりたい!」と三年生からの意見。
 役決めのときも、きりぎりすが人気。この虹の場面は、みんなが虹が出ていることにきがつかないうちに、すぐCDが流れて終わってしまったからやりたいと、他の三年生もいう。
 良く話しを聞いてみると、きりぎりすは、もうすぐ死んでしまう。そのきりぎりすにとっての、本当に楽しい生きてる時間の一つが、この虹の場面なんだから、やりたいということらしい。
 よく考えてるな~というか、よく感じ取っているな~と感心。そう、考えてるのではなく、感じ取っているのだと思う。そんなことが出来る境目が三年生くらいのような気がしてくる。四年生からは、あまりじゃれたりしなくなり、リーダーシップもとれるようになり、ちょっと大人化しくる。

 最後は、ありときりぎりすの中間の生き方、「楽しくて働くこともやる」、どちらかというと、ちょっとはありよりの生き方をしたいと、何人かがいうと、みんなうなづく。
 この話は、自分の中のワーク/ライフバランスを考える話として、みんな受け止めているようでした。
ラボ父によるOh,Susannnaとアリラン決定 2 09月04日 ()
 前回の保護者会(たこ焼きパーティ)で「おやじパワーをみせてやろう。」と立ち上がってくださったお父さんたちの有志が本日、うちに集合。
 お酒と食べ物を持参で、これまた有志で集まってくれた我がパーティの最高学年の子達と、企画のぶつけあい。

 その結果、中一とお父さんの真剣対抗リレー、フォークダンス、ピンポン球リレーなどが案にあがり、「おやじ合唱団」も結成。
 「ラボの子達は、歌うとき声が小さい、お手本におやじパワーで大きい声で歌う。」ついては、テューターの選んだ曲は何でも歌う覚悟ということで、二曲を選曲しました。
 英語のできる方ばかりなので、「ラボっ子の英語の歌が、へただと思ってるかもしれませんけれど、ぜひ、韓国語の歌を耳から聴いて覚えてみてくださいね~。」と注文してしまいました。

 でも、本当におやじパワーを見せてもらえそうです。Hさんは、歌詞カードを作るとおっしゃっているし、近くのカラオケ屋で練習するとか。
 きょうのために、夫もレジュメを作ってくれていましたが、メモしていないのがばれて、メモしたものを渡されて、「これを置いていくので、しっかり練習するように。」といいわたされていました。

 他にも、いろいろとラボに対するお父さんならではのお考えを聞くことができたり、応援の言葉(と勝手に受け取りました)をいただいたりで、とても楽しい会でした。

 ちなみに、きょうのメニューには、子供たちが作ってくれたたこ焼きもありました。。
 今週の火曜日の、パーティ夏祭りでは、予定よりも持ち寄りが多かったこともあり、たこ焼きはパスしてしまいましたが、これで、実行委員の力だけでたこ焼きが焼けることもわかり、来年の夏祭りがますます楽しみ。
英語を話す大きい子をこわがる幼児 08月24日 (水)
 わがパーティの可愛いRくん(年少さん)のこと。SBをおどらせれば、右に出るものはいないというほど、のりの良い男の子。
 その明るさのかげには、繊細さがあるのは、知っていました。
 だって2歳のときに、”Are you ready?”の係り(CDのボタンを順番を守って交替で押す係り)を、人にうばわれると、その後のパーティ活動の続行が不可能なほどショックをうけることがあったり。
(そして、それはわがままという種類のものではなく、本当に傷ついているように見えました。)

 でも、毎回、パーティには一番乗りで、”Hello!”と元気にきていた、とある発表会の合同練習の日。
 白雪姫の小人役ということで、小人のセリフも、おうちの方のライブラリーを聞かせてくださるというご協力があって、楽しく英語でもいえていたのです。無理にではなく、本当に嬉しそうに、おうちでもパーティでも言っていました。ちなみに、”Make the bed?”です。
 それが、合同練習にはいってはきたものの、泣いてしまって、参加できない。
 こういうことは、どちらのパーティでもよくあるかと思いますが、私も、
原因を、いつもと場所が違う、メンバーが違う、お母さんの姿が見えない、そんなところに探ろうとしていました。

 でも、原因は違ったのです。お母さまの鋭い分析で、わかった理由とは、
自分も大きい子達のように、難しいナレーションやセリフを言わなければいけないと思い込んで、「そんなことは、できない。」と思い、胸をいためていたらしいのです。
 もちろん、私は、年少の彼に英語を共用したりしないし、いつか、ああなるんだよともいいません。自然に、英語で遊んでいる中で、楽しくセリフがいえればいいなと、見守っていました。
 まさか、彼がそんなことに、おびえていたとは。要求されていないことを、自分がやらなければと思う能力、察する能力が、そこまであるとは、とらえていなかったので、驚きました。

 発表後の7月のパーティには、また笑顔できていたのに、小学生が来たとたん、顔がくもって、「ねむい。」といいはじめてしまいました。
 その時のことを思い出してしまったのでしょう。
 しばらくしての、昨日のパーティ。なんと、中学生が幼児と遊んでくれるという企画のパーティで、準備万端、待機してくれていたのを、ガラスごしに発見すると、もうなきべそに・・・。おー、なんとタイミングの悪い・・・。
 帰るといいつつ、なぜか、自分で玄関で、くつのマジックテープを自分ではずしているので、誘ってみると部屋に入ってくれました。
 (この瞬間って、うれしいんですよね。)

そして、Stop,Taroで、中学生2人が一緒に優しく遊んでくれていると、
どんどん笑顔になって、Aちゃん、Tちゃんと一緒に、Taroになりきり、部屋中元気に走り回り、途中からは、「Aおねえちゃーん。」など手をふってました。
 Taroのアイスのかわりに、中学生がビニール袋に氷をいれてくれたのも嬉しかったようだし、Stop,Taroという安心できる自分のフィールドで遊んでくれたのも良かったのでしょうか。
 この一度の体験で、何もかも解決できたわけではないかもしれません。でも、帰りに、何度か中学生達に向かって手をふって、嬉しそうにしている様子をみて、本当に嬉しかったです。

 印象的だったのは、部屋にはいらないと泣きつつも、自分で玄関でサンダルのベルトをはずしたこと。
 玄関で泣いているとき、ちょっと気持ちが落ち着くかなと、背中をさすろうとさわると、汗をかいて白いTシャツの小さな背中ががぬれているので、「暑かったね。のどかわいたでしょう。」というと、「うん。お水飲む~。」といったのです。「じゃあ、中に入ってお水、飲もうね。」ということになったわけです。
 何かひとつでも、いまの自分の気持ちにそうことをいってあげられれば、いっけん、聞き分けてくれない状態に入ってしまっているように見えるときでも、心をひらいてくれるのかな。

 それにしても、中学生、A,Tの2人、あなたたちの力は大きかった!とりあえず、大きい子はこわいから、部屋に入らないと思い込んでいた子を、最後は笑顔で手をふって帰るまでに変えてしまったのだから。
 小さい子の気持ちを思って、動いてあげられるところ、かたりかけてあげられるところ、大事な能力なので、これからも伸ばしていってね。
だるまちゃんプールラボ 08月23日 (火)
 夏休みのプレイルームのスペシャルラボ。
一度やってみたかったのは、だるまちゃんとかみなりちゃんのお話にあわせて、プールのシーンで本当のプールにはいること。

 雨降りの日に、”It's raining.”とぴったりのタイミングで言えることはあっても、プールに入ることは、なかなか本当にはできませんでした。今のプレールームは一組なので、Iくんが中耳炎や風邪の心配がなければ、決行ということで実現できました。

 事前に、教室の中には、fat round thingを、つっておきました。入ってくるなり、あっ!と気づき、既になんだかわかっているので、すぐにお話の世界へ。
 だるまちゃんのパネルシアターで、表情をmadにしたりsadにしたり、紙製のかさで取ろうとしてみたり、肩車したり。
 この日は、木曜クラスの幼児のお子さんを振り替えでお誘いしたので、4人で、やりました。
 1歳児のIちゃんを、かみなりちゃんに見立てて、このくらいの子が落ちてきてぶつかったら、痛いよねと話したり、私が、かみなりちゃんになって、地団太踏んで、「まるいのとって!」と泣いて見せたり。
 泣きまねをする私を見て、3人のboysはよわったな~と困り顔。かみなりちゃんのお父さんでないと、取れないのを良く知っているわけですからね。
 お話を知っているといっても、私もジャンプしてとろうとすると、とれるはずだから、もっと背伸びしろというので、急きょ、「テューター、だるまちゃんだから、こんなに背が低い。」としゃがんだまま、歩いて見せました。一人の子も、だるまちゃんスタイルのまねっこ。
 そんなこんなで、あちこちの場面を私も一緒になって楽しみ、いよいよプール。
だるまちゃん(パネルシアター)には、窓越しにプールを見ていてもらいました。
 だるまちゃんが見守るなか、プールに入り、その間に、お母さまが富士宮特製の焼きそばを作ってくださっていました。(おいしかった!)
 部屋の中から、「食事だよ。」の合図のかわりに、かみなりちゃんと食べたごちそうの絵を書いたカードを、箱にならべて見せて、「おお!ごちそうの時間か。」と気づいてくれたのか子供たちも中に入り、お食事。
 おみやげのクッキーも、ダンボール製ですが、つのつきのが作ってあったのに、最後は、お食事のおいしさにそれを出すのを忘れてしまいました・・・。
 
 

 
くろひめから帰ると臭いに敏感に・・・。 10 08月07日 ()
キャンプは子供の成長を見て感動しにいく所なんて思っていたら、今回は、帰宅した翌日、職場にいってみると、いつもとかなり違うリフレッシュした自分がいることに気づいて、びっくり。なぜか嗅覚も鋭くなっていました。こんな体験は、普通の旅行でもなかなか味わえません。

 今回のT2は、中国から来た13歳の女の子(月月)も含めて、おもちゃのくに、しあわせのくにのようなロッジだったかな。
子供だけで何でもできる、食事の支度から、荷物の準備まで。月月が、また、お手伝いが好きでよく気が利いて、私がぞうきんがいっぱい入っているバケツを持っているのを見ると、即、飛んできて“Help you?”と干してくれるのです。
そのほか、ゆーっくり食べいて、毎回、食器が返せない子もいましたが、おなかがいっぱいなの?と聞くと、食べるというので、そのまま継続。口いっぱいにほおばって食べている姿が可愛かったです。

ロッジの手すりにほしてあるバスマットに、せみのぬけがらをいーっぱい並べてくっつけてしまった男の子に、控えめに「やめてくれない?」と頼むと「なんで?」というので、そのままに。すると、なんと、その晩には、抜け殻でなかったセミ?が脱皮して、うすみどりの体が出てくるシーンをみんなが目撃することができました。貴重な体験でした。

 たいてい学校でもおうちでも、先生や親から「はやくしなさい。」等の指示が飛ぶ中で暮らす子供たち。私の今回のキャンプ参加の目標の一つは、「子供たちの個性を楽しむ」「指示しない」ということでしたが、そのためには、指示しなくても動ける子供たちでいてくれることが前提でした。
 高2のシニアメイトの指示を、大学2年と高校2年の子がそれぞれ、ささえつつ、声かけをして、子供たちが動いていく。
 この良く育ったキャンプ経験の豊富な高学年の子達がいることが、子供たちが自主的に動ける大きなポイントでした。kurohimesuzume すずめ(大学生)にいっつも遊んでもらいました




 掃除がとびきり上手なロッジでもありました。こんなに掃除をきちんとする子達は見たことがないと思ったほど。
小学校高学年の女の子達がまたいい子ぞろいで、食事の盛り付けなどは、湯気が出ていて熱いのもかまわず、ドンドンお皿にもってくれる。それを、低学年の子達がドンドン運ぶ。はじめは、自分に持ってきてくれるのを待って座っているだけの子にも、まず「食べるもの持っておいで。」と声をかけ、次には、「盛り付けしてくれている子の分も持ってきてね。」というと、自然とみんなが動き始めます。
 男の子も負けずにいい子ぞろいで、「暇だから掃除していい?」と帰りの日にロッジをピカピカにしようとしてくれる子。自分のうちわで暑いときはあおいでくれる子。別れのつどいで、ちょっと静けさがほしいしんみりした場面では、まじめに「静かに!」といえずに、「しずかちゃん!しずかちゃん!」といってみている子。
低学年の子達も、生き生きとしていました。おしゃべりしてみると、みんなほんとにおもしろい。社交辞令でなくて、本当に思ってることをいってくるから話していてあきません。そして、やりたいことを見つけて、まっしぐらに突き進む姿。私が引率していった2人も、そんなのびのびとした環境にすぐ溶け込み、私から離れて、いろいろな子と話たりじゃれたり。kuro1 (姉妹みたいな2人を発見! )

小さい子を抱っこしたり、大きい子にだっこされたり。売店、バザー、野外活動、三日目のラボランド内でのプログラム、どれも目をきらきらさせて楽しんでいました。
でも、三日目に、Rちゃんが、Hちゃんがうつむいてめそめそしているのを、心配そうにのぞきこんでいるので、どうしたのかと声をかけると、「別れるのがさびしい。」といって、ないているのです。何もさびしくなるような場面ではないのに、自分で、もうすぐお別れだと思ってさびしくなった感情の豊かさにこちらもジーンとしました。kurohimekitaku お別れの日




I love the mountain.This is the houseも、楽しんで大きな声で歌い、となえていました。
中国からの月月の言葉「私たちは友達になれる」 08月05日 (金)
 くろひめ4班の三日目プログラムを、中国から来た女の子「月月」(ニックネームゆえゆえ)と歩いていたときのこと。
 彼女は日本語がわからないので、英語でコミュニケーションをしながら、いろいろなものを見て一緒に笑ったりしていたときのこと、いつかうちにも遊びに来てねというと、「私のお母さんは、ニュースで中国人が日本人に対していい感情を持っていないということばかりが流れることを心配していた。そんなことはない。私たちは、日本が好きなのに・・・。私がこうして来て、みんなと友達になれた。私たちは、ぜったい仲良くなれる。」というようなことを気持ちをこめて話してくれたので、感動しました。
 明日は帰るというこの日、彼女は、友達がたくさん出来たから別れたくないといって、涙ぐんでいました。
 私には、彼女が、「自分がこうして日本にきて、ラボのキャンプで、たくさんの友達が出来たこと、それこそが真実。」といっているように思えました。
 自分たちのこの親しくなれた交流を一歩めに、すべての中国の人と日本人が仲良くなれるようにと、そんな気持ちを強く持っているように感じられました。
 最後に、可愛いことをいってくれました。「もし、英語の電話がかかってきたら、何をいってるかよくわからなくても、きらないでね。それは、私だから。」と、自分の英語が上手くないと思っているゆえゆえは、そんなことを、いいました。でも、13歳にして、これだけ話せるのはすごい!というくらい上手なんです。
 みんな謙遜。ゆえゆえのホストの高校生も、がんがん、英語でコミュニケーションをとっているのに、「私、英語下手なんです。」なんていうから驚きます。ラボっ子、理想高すぎ!。それだけテンポ良く話せたら、話せるっていっていいんですよ~。
yueyue (中国の歌 ターハイ 海よ ふるさと をとてもきれいな声で歌ってくれました SB3に入っている曲です)
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