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毎年、おはなし日記マラソンの完走者は2,3名。今年は、大学生もふくめて18人完走。
Sk1から、自分が持っているCDをひとつずつ順番に聞いて、書き上げるというアイデアでやった子もいて、見ていて楽しい。
夏休み中に子どもたちの心をしめていたことが何かを知りたくて、もしCDを聞けない日があれば、その日の自分の心をしめていたことを書いてもいいからと、中学生以上には「日記」でよいということを伝えた。
おはなし日記をうめるために、とにかくお話を選んで絵を描くという作業をする。何のお話を選んでいるか等からも、その子の今の様子が見えてくる。「ひとあしひとあし」とかの絵を描いていた子が意外といるのは、短い時間で聞き終わるから・・・・・???
みんなに日記を課した分、自分も、ひろばやブログを更新する頻度をあげる目標を持ち、最近は更新する習慣がつきました。
18人完走の秘訣は、賞品。
すがたりは、5級から1級まで、覚えたおはなしの長さによって級をもらえるようにしました。おはなしのおもしろさが人に伝わるようにすがたりできたら、分数に関係なく飛び級ありにしたところは、ラボらしく。
1級の子は、アイスかハロウィンのお菓子手袋をもらえる。
5級の子は、あめ二個。
すがたりが、どうしても苦手な子にも賞品をもらえるように、おはなし日記を一冊全部書いた子だけ、一級と同じ賞品。
すると、すがたりとおはなし日記一冊の両方に取り組む子もでてきて、今年の夏活動報告会は、帰国報告者はいなくても、みんなでお互いのおはなし日記をみることで充実もしました。
ちなみに中学生以上には、テューターが何かおごるという賞品をつけました。
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「子どもと本」にメイ・ヒル・アーバスノットの文章を山本まつよさん翻訳で掲載されていた文章のタイトルです。
私にとってはとても近いのに、人に勧めるには遠く感じる「読書」というもの。
文部科学省の「はじめてみませんか 絵本のよみきかせ」「絵本で子育てを楽しく」のチラシをみて、HPに接続してみると、今まではラボでしか言ってなかったんじゃない?というような、「読書がこどもの想像力をどう育てて大切なことか」的な文章が、赤ちゃんが絵本を見ている可愛い写真いりでわかりやすく続々と出てきます。
みんながこれをわかってくれたら、ラボのMSも楽なのにという気持ちと同時に、万人向けの文科省のHPの文章ではない、ちょっと経験のない人にはわかりにくい、「子どもと本」の内容にぞくっと魅かれました。
抜粋 「子どもと本」子ども文庫の会 126号より
われわれは、本を読むことによってこそ、創造的な表現が火花のように次々と生み出されるのだと、幾度となく気づかされます。タップリと詩を味わい楽しんできた子どもたちは、突如、自ら詩を書き始めます。
(中略 実は、ここまでを読んで、詩なんてかかないし・・・とつっこみをいれてしまいました。でも、次の文章に出会ってびっくり)
文章を書くことに優れた才能を見せていた一人の女子学生は、自分が何かを書くに当たって、まず自分の課題とは全く関係のない物語か詩を読むと、自分の個人的な雑念がきれいに払拭されて、落ち着いて仕事に取りかかれると放していたものです。
(上の文章は、パーティ通信を作ったりするときに、よく自分が使っていた手段だったからです。普通の小説、角田光代とかをちょっと読み、そっちの世界にすらっと移動したら、さっと自分のPCに戻って、パーティ通信を書くと、書きたい気持ちがうまく引き出せてすらすらと書けるのです。)
(抜粋の続き)
わたくしたちを一時的に夢中にさせる文芸やその他の芸術は、わたくしたちを自分自身から解き放し、不思議さと同情、不思議さと喜びの中に没頭させます。そうなると、次には創造的な表現の手段がほしいと感じるようになります。
一体、「創造的な行為」とは、どういうことなのでしょうか。それはまず、ユニークで個人的なことであり、自分の考えや感情、人々、環境から受け取ったことを、言葉や絵、粘土細工、音楽、あるいはダンスという、実在する形にする、ということではないでしょうか。
(中略)
創造性について、すべてを言い尽くせる定義などないでしょう。たとえば、どの分野であれ、作り手は、悦びが突然わきあがり、と同時に自分が悪戦苦闘していたことが、うまいぐあいに成就する瞬間があることを知っています。
(中略)
自分自身の考えを持ち、自分の信じていることのために、グループと対立してしまいがちな子どもをよく観察し、イライラしないで見守ることができるでしょうか。そういう子どもを規範の中に縛り付けるのではなく、わたくしたちが期待する結果を強制しないで導いていくのに充分な知恵と機転を持っているでしょうか。その子どもが自分を表現するのに役立つ方法を身につけることができるよう導いていくことができるでしょうか。もし、そのようにできれば、わたくしたちは、自由で創造的に考え行動する子どもたちを導く用意があるといえるでしょう。
(抜粋した上の文章など、小学校低学年の子どもが縦長グループでテーマ活動をする際に、よく感じることです。こんな内容で本が出版されていたんだということに気づくのが遅すぎる自分にもびっくり・・)
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きのう電車の中吊り広告に子供に対して「本をひらくきっかけを 今から あなたから」(正確ではないかも)というのを見つけました。
自分にとっては、子供時代の読書、子供が生まれてからの読み聞かせ、そして現在の読書と、読むということは切り離せないもの。
でも、私にとっては読書は「快」なので、人に無理にお勧めするものでは、逆になくなってしまっています。
でも、その広告のように意味がわかるんだかわらないんだかのコピーをみると、読書を宣伝広告しなければならないほど、世の中は深刻なのかなとかんぐってしまいます。
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留学から帰ってきて、イギリス英語とアメリカ英語の聞き分けにとても敏感な娘。
ライブラリーの英語を聞いて、「これってイギリス英語だね。」とかすぐに言ってくる。
私など、意識して聞かないとそういう観点で音を聞いてないので、全然気づかないので、「すごいね。よくわかるねえ」と感心すると、ひとこと。
「あのね、アメリカ英語とイギリス英語の違いは、聞き分けるとかなんとかっていうものじゃなくて、うちのチャイムが二種類あるのをパパは聞き分けられないっていうけど、その程度のもの。普通はわかる。
だって、違うんだから。」という発言。
うちのチャイムは、二階に来客があると、プルルルルとなり、一階だとピンポーンとなるのを、夫は注意してないせいか、聞き分けられないというエピソードにたとえたもの。
小さいころからラボのCDをさんざん聞いてる耳は、本当に鍛えられてるんだろうなと思う。
カナダから来た女の子を4年まえ、中3のときに受け入れたとき、彼女がNHKのニュースの英語の音声を聞きながら、「アメリカ弁!!」「イギリス弁!!」と激しく反応していたのを思い出します。
そのときは、娘も全然違いに気づいていなかったので、高2の留学で鍛えられたのでしょう。
留学で思うのは、何の下地もない子が、留学にいくブームがもし起きても、行った子は本当に苦労するだろうし成果がどのくらい上がるのか疑問ということ。
ヒアリング、スピーキング、それから異文化。
ラボで一ヶ月ホームステイをし、途中で受け入れもしてという土壌があっての一年留学だったからこそ、花ひらいたものも多いと思います。
昔は、海外旅行や日本で外国人に道を訪ねられたときのための英会話教室。
最近は、就職先の会社で英語が必要となったときの英語力をつけるための英会話スクールや英語教材。
もしかするとこれからは、いつか留学にいくことになったときの下地作りとして、親が「ラボにいれておこう」と思う時代がくる?!かもしれません。
聴くことも発音することも大量に、こんなに小さいころから遊びながら自然にやる方法は、他にはないと思います。
育ってきたラボっ子の第一世代をみながら、また、わが子がちょうどいい事例として、日々、いろんな側面を見せてくれるので、しみじみそう思います。
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毎年やっている夏活動報告会。
今年は、国際交流にいった子もいないし、誰かがすがたりをがんばり、思いがけない誰かが、こんなところが伸び・・・。そんな感じだろうなと思い込んでた。
でも、終わってみると、この子達とパーティをやっていられることが本当にすごいことなんだと思い感動している自分がいました。
19人がおはなし日記一冊、夏休み中に書き上げていたこともすごい。幼児も二人が完成させていて、これは初記録。
中身もそれぞれが工夫していて、中学生以上など特に普段はわからないその子のおはなしを聞いての感想や、日常生活の様子など、まさしく日記になっていたことがすばらしい。
大学生になると、合宿の反省やシニア支援対応の様子、そのときに使った自分で書いた絵などが、言葉で聞く報告ではわからない部分までしっかり書き込んであって、「今年の夏、これ書かせてよかった!」と私は自画自賛。
報告会という行事そのものにも、受験休会中の中3がふらっと現われ、「みんな、ちょっと変っている(成長している)」ということをいってくれた。
終了後のミーティングで秋からやるテーマ活動も、中高大生クラスからは、来年はじめての卒業生を出すということもあり、あと○○と一緒に出来るお話は三つくらいしかないから大事に選ぼうという気分になる。
ことし計画した「すがたり7分」に挑戦して達成できた子もいたし、7分には到達しなくても、発表のナレーションを覚えることに苦労していた子が、すがたりを少しでも出来たり、やはり、その子なりのドラマが垣間見えてほんとーーーーーーに感動。
こうやってハードルを越えて、成長していくんだなあというのが、本当によく見えた。
すがたりが、おはなし日記一冊、どちらか選んでねといったのに、小学生の中に両方やってきた子が何人かいたのも感動。
中一の弟を思う、中二のお姉さんの反省会でのことばも感動。
「先週、弟がいきなりラボやめますってみんなに言ったんだけど、全然私は聞いてなくて・・・。」という出だしからはじまり、「彼は反抗期。なんとかパーティ男子の力でまた来る気持ちにさせてもらえないだろうか。」と、パーティの子の力を信じての発言。
「一度、真剣にラボに関わって、一ヶ月ホームステイには行ってから、やめるならやめてほしい。」というこのままでは終わらせたくないという切実な気持ちに、聞いていたみんなも「お姉さんだなあ・・・。」としみじみ。
ラボ活動が自分を育てた、楽しいという実感があるからこその発言だと思うと、中二でそんなことがいえるなんてと感動。
小2男子のピーターパンのすがたりも「ピーターパンそのもの」といわれるほど、このお話が好きだという気持ちがこもっていて良かったし、日ごろやんちゃなその子を行動だけで判断するのではなく、自分たちにはないこんな素敵な個性があるんだと見直し、尊敬とまではいかないかもしれないけれど、お互いに個性を認め合えているのがわかり、とても嬉しかったです。
「週一回のレッスン」みたいなところからは、見ることができない、子供たちの個性と成長にまさしく触れることが出来た夏活動報告でした。これは、おはなし日記だのすがたり、交流だのという要素がちりばめられているラボのやり方だからこそ、多方面から子供の豊かな成長をすくい取れていると思います。
今年の15周年特別企画 ミステリーランチ すがたり おはなし日記一冊は、子供たちのハツラツとしたがんばりで、国際交流報告がなくても日常の営みの成果が充実。これが秋からの力の源になりますように!
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夏休み特別活動で、CDをきく日を作りました。
きょうは、みんなが持っていなくて、なかなか簡単には聞くことの出来ない長い物語、「太陽の東 月の西」を選びました。
これだけ長いので、年長から小5までが落ち着いて聞ける工夫をしようと、はじめのうち、カーテンやシャッターをしめて暗くして、ろうそくの灯りで聞いてみました。
この話は、ろうそくが何度も出てくることもあり、ぴったり。
はじめは、小学生はろうそくの火の動き方に気をとられて、逆に他のことには気が散らなかったのですが、おはなしに集中している感じでもなく。
でも、30分を過ぎた頃から、ひざをかかえてじっと聞き入る子も現れ始めました。
繰り返しの多い話で、二回、三回のおばあさんや北風にいたるまでの4回のくりかえし、王子の部屋にいっても二回も寝てしまっている繰り返しなど、飽きるかなと思いましたが、子供の心には必然性があるみたいで聞いていました。
そのあと、全員でかいた絵は、それぞれに思いがこもっていて、見ごたえがありました。
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夏休みの一日を、小学生で興味のある子を対象に、アルファベットを書く日、読む日としてレッスンをしました。
まず、MY Balloonの絵で見るSBをみんなで曲を聴きながら、目で追いました。
次に、単語一個を一枚のメモ用紙に全員で手分けをして書き、シャッフルしてから、並べなおす。
red や myのところを、別の単語に置き換えて、それを日本語に訳す。小学校高学年になるとちょっとSBは小さい子向きと思いがちだけれど、それをきちっと歌ったり覚えておくと、部分を入れ替えることでいろんなことが言える。文章の成り立ちもさわりを少しだけやったので、興味のある子は、これからセリフを覚えるときに、何か考えはじめることでしょう。
その後、高学年組は、読みの強化で、いろんな動物の単語カードを自力で読み始めました。
chからはじまるから、こう読むのかな?など、いろいろ連想して読めるようになってきたようです。
夏に大学生たちと話す機会があったとき、小学生まではラボのテーマ活動で充分育つ。その後、ラボメソッド2なるものが開発され加えられれば、読むこと書くこと、学校のテストの点数も全員が良くなるかも!という話題になりました。
中学生からのプラスアルファを少し開発してみたいです。
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出かけようとしたら、ポストにエアメール。
若い子の筆跡で、私宛。
この時期、ホームステイ先からお手紙をくれる子もいるものの、今年は誰も参加していないし、誰だろう?
中を開いてみると、プレイルームで入会して、2歳でお引越しした女の子からでした。
今、中二になるラボっ子のお友達として入会。背の高い、おっとりした女の子だったことを覚えています。
うちのパーティの中二の子は、昨年、ホームステイに参加済み。
引越し先のテューターと私がキャンプでお会いしたときに、彼女の話題になり、「また引っ越してしまったけれど、時々お母さんとも会うのよ~。」とうかがい、なんだかとても嬉しくなりました。
小さい子を連れての転勤。行った先に同じラボパーティがあり、その土地を知っているテューターがいれば、子供もお母さんも心強いだろうなという思いもあったので。
自分がこの地でラボをはじめたのも偶然だったけれど、そこから始まるご縁で、今、コロラドにホームステイしている子がいるんだなと思うと、感慨深いものがあります。
それにしても、今まで連絡をとっていなかったのに、こうしてお手紙をくれるような素直な子に育っているのが、一番、嬉しい!
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まだ読んでいませんが、そんなタイトルの本を見かけました。
今年の夏のキャンプで、そのタイトルで語れそうなちょっとした出来事がありました。
あるお子さんにとって、ラボキャンプは経験したことのない人生初の一大事だったようです。パニック?!のような大声になってしまって、うちのパーティの同じロッジになった子がバスの中でそっと「大きな声を出してね、すごかったんだよ。」と教えてくれました。
そこでロッジのメンバーにとっては大変「困った子」に見えてしまった子こそ、本当は本人がとても困っている状態の子だったのだなあと、今、思い返すととらえられます。私が知っているお子さんではないので、なんともいえないのですが、すごく困っているからそういう言動になるのだという知識を持っていてあげることは必要だと思いました。
○何に心を痛め何に悩みどう生きているのかを知り、共感と励ましを・・・子供を知る アンテナ パイプを持つ。
○子度の行動には必ずわけがある 行動を問うだけでなくその背景を。
以上の二点は発達障害のお子さんに対する内容なのですが、どの子にも、英語の成長にも、そういう視点は必要、同じだなと思いました。
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高校卒業後、大阪のOSKというところに入団して東京をはなれていた元ラボっ子Aちゃんが、夏休みで帰省。
ラボに遊びに来たいといってくれたので、六時に集まって一緒に花火をしようと思いつきました。
結果、クラスのはじまる7時までに暗くならず、一緒にAちゃんもラボもやることに。
不思議だったのは、やめてから数年たつのに、全然違和感なく一緒にQちゃんの踊りの部分を作ったりできたこと。
踊りも無事出来上がり、そのあと、カレー、すいか、うまい具合に暗くなっていたので、花火もやるうちに、「年長さんのおとまり会では、小学生だったけどよく手伝ってくれたな。」とか思いだし、夏アイテムですっかりみんなくつろぎました。
くろひめキャンプ、合宿、おとまり会等で、みんなで共有していた思い出のアイテムだからこそ、短い時間でも盛り上げれるんですね。
ひとりぼっちのドロンパ 聞いていると、「ともだちが欲しかったドロンパ像」がくっきりしてくる。ばけたり、透明になったり、いちいち現れるところが、本当に彼の関心事が「ともだち」だったんだな~と思わせる。
最後に「いいとこあるな」と自分を認められて嬉しかっただろうな~。
発表は夏活動報告会で、Qちゃん大好きな小学生たちにむけて、中高大生で発表する予定。昨年に続いて、ミステリーランチつきにするみたいで楽しくなりそうです。
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