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ライブラリー紹介 SK-15 たぁ坊 03月22日 (金)
SK-15 国生み 神道―日本の始まり―
執筆:伊藤貴昭

■神道 ―日本神話の根底、大和民族・日本人の精神―
 神道は太古の日本から信仰されてきた固有の文化に起源を持つとされる宗教である。古来、日本人は自然信仰や先祖崇拝の習慣と並んで、「神道」の精神性を掲げて、それと呼応する「人道」も大事にして来ていた。「人道」とは人で在る為の道理であり、本来の「神道」とは人道の上を行く神の道理であり、宇宙や地球の取決めのようなものでもある。人類も含めた「物・事の在り方」「道理」をその精神の中心に置き、神々をトップにその下に使える神職が儀式を行い、その精神の国民が学びとってきていた。現在でも、古来伝統の「祭事」が日本全土に渡って行われている。
 神道と仏教の違いについては、神道は神話に登場する神々のように、地縁・血縁などで結ばれた共同体(部族や村など)を守ることを目的に信仰されてきたものに対し、仏教はおもに個人の安心立命や魂の救済、国家鎮護を求める目的で信仰されてきたという点で大きく相違する。
 ラボライブラリーでは、「国生み」、「オオニクヌシ」、「スサノオ」、「ワダツミノイロコノミヤ」の4作品が紹介されている。

■日本の始まり ―国生み―
 イザナギとイザナミの二人の神の物語、日本の始まりを語る物語が国生みである。語りも非常に慎重かつ丁寧に語られるもので、感覚的、精神的な表現が多い。ラボのライブラリーでは、イザナギとイザナミの誕生について多く語っていないが、このイザナギとイザナミの誕生までの語りは、天地開闢を語っているのである。つまり世界の誕生である。世界の誕生と共に二人の神が生まれ、この二人の神による国生みが始まり、そして、神生みを経て、人が生まれる。国生みの失敗の意味や男が女を称えること、この物語に語られる二人の神の行為は、日本人の精神的な部分に非常に影響を与えている。だからこそ、日本の始まりの物語なのである。最後の黄泉比良坂(よもつひらさか)でのイザナギとイザナミの会話は、人の生死に由来し、イザナギとイザナミの影響により、人は生まれ、そして死ぬと言われている。国生みの物語は、大きなスケールで語られ、一つ一つが繋がっている物語である。古事記、日本書紀と語られることの差異があるが、国生みから感じた疑問や生まれた神々について、調べてみるとよりこの物語を深く理解することができると思う。是非、この国生みの物語に触れ、日本神話の深さを堪能してもらいたい。



■荒れすさぶ神 ―スサノオ―
 物語でも語られている通り、スサノオは非常に荒々しい神であるが、心は純粋で優しいのである。ライブラリーで語られる「粗末にすれば、厄病をおいていきなさる。たいせつにお迎えすれば、人間のわざわいを遠いこの世のはてのそのむこうまで持っていってくださる。」これは、スサノオの人格をそのまま語ったようなもので、姉神(天照大神)との誓いで粗末に扱われたため高天原で暴れ、イズモの肥の河のほとりをさまよったときは、老夫婦に称えられ頼りにされたためヤマタノオロチという災いを退いた。英雄伝のように語られるスサノオの物語、姉神との誓いはどんなことをしたのだろうか、ヤマタノオロチから出てきた剣はなんだろうか、それらを調べてみるとまた一つスサノオの物語が面白くなるかもしれません。

■ダイコクサマの話し ―オオクニヌシ―
 少年神がオオクニヌシになるまでの物語が語られている。予期せぬことから八十神(やそがみ)たちに忌み嫌われ、多くの苦難を強いられる。それらを逃れるために根の国を訪れるが、スサノオに厳しい試練を与えられる。その試練を越え、根の国から出るときにスサノオの持ち物を持ち出したのだが、スサノオは少年神に助言を与えている。物語の最後に「そのころの人間は、けものや鳥としたしく、よくきく薬草やふしぎなまじないをたくさん知っていた。」とあるが、オオクニヌシは国造り、農業、商業、医療の神とされ、オオクニヌシとなった後に、人々に禁忌(まじない)や医術などを教えたとされている。オオクニヌシは大国主と書き、この「大国」はダイコクと読むこともでき、いつしか、大黒様と呼ばれるようになったのだとか。

■海にまつわる神話 ―わだつみのいろこのみや―
 ホオリとホデリの二人の神の物語。この物語に出てくる二人の神は他の物語に比べ、非常に人間臭いものがあるが、物語自体はファンタジーな世界を描いている。ホオリは、ホデリの針を探しに海に行きわだつみのいろのこみやを訪れ、海の王の力により、針を見つけることが出来た。陸へと帰る時に、海の王はホオリに「陸にすむもの、海にすむもの、それぞれにきまったさだめがあります。」と語るが、いったいどんなさだめなのだろうか。物語の最後に読まれる和歌に込められた意味はなんだろうか、ライブラリーの中だけではなく、この物語を取り組む中でこの答えを見つけてみてはどうだろうか。
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