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通してやったら、よく話がわかったわ。 |
07月26日 (土) |
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サマーキャンプの共通ライブラリー
『ロージーちゃんのひみつ』は
そのほとんどがこどもたちの会話です。
よくよく聞いてみると、
「これは使えそう!」「これ使ってみたい!」
という表現がたくさん!
教科書や参考書には、あまり載っていなさそうですが、
そういうところがまた魅力です。
これを劇表現するには、そうとう聞き込んでいないと
いつ自分の出番やセリフが出てくるかわかりません。
前々回チャプター1、前回チャプター2・3とやってみましたが
なかなかセリフに追いつけずでした。
今回、1~4まで通しでやったのですが、
前もって自分の役を決めておき、セリフを日本語だけでもいいから
書き出しておこうという宿題を出していました。
KちゃんとAちゃんはしっかりとやってきていました。
どんなセリフがあるか、わかっているだけでも
場面が変わったとか、今何をしているとか、
もうすぐわたしの出番だとか、
まわりもよく見えてくるようです。
2年生にはちょっとむずかしい宿題だったでしょうか。
でも、うさちゃん、はっちゃんもセリフがよく出ていました。
そろそろレニー(はっちゃん)がでてくる、という所になると
みんなはっちゃんのほうを見て「そろそろ来るで、レニー」
とくすくす笑っていました。
ロージーちゃん(Aちゃん)は、はまり役でした。
ちょっとおしゃまなところが、ロージーそのものでした。
キャシー(Kちゃん)は、しずしずと歩いて来て歌うところ、
ちょっと恥ずかしかったりするかな、と思いましたが
キャシーもほんとは少し恥ずかしがり屋さんなのかも?
これもぴったりでした。
ふたりは「ちゃんとセリフいいたい~」と言って
カンペを持ち歩いていました。
なんとか英語も言ってみよう!という気持ちがよく伝わりました。
ドリーのうさちゃん、のんちゃん。
ちょっとセリフは少なかったけれど、お話どおりに
すんなり動いていましたね。いい耳をしています。
レニーのはっちゃんは、今日は特にイキイキしていました。
好きなことを好きなときにやる。レニーとはっちゃんが重なります。
消防ごっこの続きをしに行ってしまったあと、
火消しごっこが部屋のはしっこのほうで進行中!
想像力ってこうやって育つんでしょうか。
急遽引き受けてくれたお母さん役もうまかったです。
言い方がわたしに似ていたのは気のせいでしょうか・・・
終わったあとに、はっちゃんが
「そうか、こういうはなしやったんやな。
全部とおしてやったらよ~くわかったわ。おもしろかった!」
と言っていました。みんなもウンウンとうなづいていました。
絵本を読むだけ、CDのお話を聞くだけでも
じゅうぶん楽しいものですが
こどもたちは、直接そのお話の中に入って
登場人物と同じような動きをし、
登場人物の気持ちに寄り添うことによって、
お話の筋がすっと入ってくるようです。
そうなると、ちりばめられたことばの一つ一つが
いきいきとして、いのちを持つんですね。
頭ではわかっていたことですが
そういうこどもたちを目の前にすると
「そうか、そういうことなんだな」と思います。
まさに毎回がラボ(laboratory=実験室、実習・演習)だなぁ!
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