|
|
|
|
|
[一覧] << 前の日記 |
次の日記 >>
|
人は言葉を聞けば、心が動くもの。心が動く英語環境づくり。 |
06月24日 (水) |
|
小さい子が英語の感覚になるには?
幼児クラスで、簡単な用足し英語を使うようにしていますが、私の問いかけに対する反応が、年中の子が、飛びぬけていて、にっこにこして”Yes!!"とか答え行動する。(他の子も出来るのですが、たんたんとした反応)
その理由は、ご両親が先週までラボインターンのホストファミリーになってくださっていたことも大きいと思う。
おととしは、日本語研修の北米からのお子さんを受け入れ
昨年は、その子との再会を果たしつつ、その近辺へご旅行。
間に、留学生交流会の一泊ホームステイの受け入れも。
日本でバイリンガルになるには、両親が日本人と英語圏の人の組み合わせであったり、親の海外赴任についてせめて小学校高学年くらいまでは暮らした経験があったり。その生活そのものに子どもに負担がかかる分、日本語だけで育とうとする子よりも、両親から言語や環境の面で丁寧に関わってもらっていたり、手をかけてもらっている可能性が高い。
国際結婚、海外赴任がなく、親が英語を話さなくても、一ヶ月の受け入れ体験を何回かしたり、交流体験をすることで、日本語以外の環境は
出来ます。
日常的に英語を耳にする生活もできます。一日に何回も英語のCDをきけばいいわけです。
自分の家で親しく暮らしている人の言語に興味を持ち、全身で理解しようという感覚が研ぎ澄まされるのは、幼児には大きな英語環境でしょう。
年中のその子は、今回の発表は「ヘルガ」の役。ダブルキャストの高校生としっかり手をつないで合同練習をし、通常のパーティでは、日本語もCDにあわせて一生懸命いっています。英語も、聞こえたとおりに、いえるところはところどころ出ています。その年齢で自然な英語の発語。
そして、受け入れ体験はないけれど、ヘルガを何十回も聞いている幼児さんたちは、全く遜色なく、自分の役やナレーションでなくても、言いたいセリフは全部いいたいと元気はつらつに動いています。
役決めなんかしなくても、今いるその場から、セリフを言い出し、やりたければ、その役に急に入ってくる。
こころが動いているからこそ、入ってきていることばだと感心しています。
用足し英語では、生き生き感が受け入れ体験のある子より減るけれど、テーマ活動では、みんな同じ。生き生きしてます。
名誉のために。ちなみに、初対面のインターンとも、幼児さんたちは臆することなく握手して、Nice to meet you.なんかは、自然体でいえてます。
お稽古事として週一で英語の歌を歌ったり、ちょっとした英会話をする、または小学校英語の導入というのは、少々の刺激にはなると思うけれど、ラボでやっていることとは質が違う。
普通、人は言葉をきいたときに、何らかの形で、こころが動く。
その「こころが動く」を、芸術作品といえる物語CDと絵本、交流で行っていくことを大切にしています。
簡単ではない方法ですが、しっかり子どもたちの今を観察して、こころが動くスイッチを入れていきます。
|
|
|
<< 前の日記 |
次の日記 >>
|
|
|
|