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アルツハイマーの父 08月26日 (火)
父がアルツハイマーで入院して1か月になります。
これ以上ふたりでおいていたら何が起こるかわからないという状況になり、
判断力もなくなり決断できないでいる母に「私に任せて」と言って入院を決めました。

親の人格が崩れていく姿を見るのはつらいものですが、
毎週病院に通いながら患者さんから、看護師さんから、そしてお見舞いにこられているおばあちゃんから、本当に多くのことを学ぶことができます。

不安そうな時は
「お父さん心配せんでもいいよ。私が一番いい方法を考えてしてあげるからね。兄弟3人で話し合って一番いい方法をやるからね。
お父さんの給料お母さんがちゃんと貯めとったから、お金も大丈夫よ」というと
今、自分がどこにいて何をしているのかわからないのに
「ありがとう。お前のおかげで何不自由なく暮らせる。失敗しても一度もおこられたことがない。みんなようしてくれる。お前のおかげ。」と今日は言ってくれました。

自宅では日々わからなくなっていく自分にいらだち
「馬鹿にするな!」と母をどなっていた父、
「帰りたいからお金を持ってきてくれ。いつ帰れるか。」と何度も電話もかかってきます。
でも、父の気持ちを受け止めておだやかに話すと「私は幸せ。ありがとう。」というのです。
いつまで私が自分の娘だと理解できるかはわからないけれど
わかるうちに私の感謝の気持ちをたくさん伝えておきたい。
楽しかったこと、充実してた時期のことをいっぱい思い出して
よく言っていたように「いい人生だった」で終わってほしい。

「お父さんには可愛がってもらったもんね。
よく抱っこしてもらって、お髭が痛かったよ。
寝る前に昔話をよくしてもらったね。浦島太郎やカチカチ山、桃太郎やヤマタノオロチ、よく覚えてるよ。
小さいころは座敷でみんなで相撲したり、キャッチボールしたりしたよね。
算数を教えてもらって、みんながわからない宿題も全部答えられたよ。私の誇りだった。
出張の時は必ずグリコのキャラメル買ってきてくれたよね。楽しみやったよ。」

「佐賀の炭鉱にいた時は、会社で一番の機械技師やったもんね。
ドイツの機械を任されてたよね。
まじめにしっかり働いて、給料全部お母さんに渡して、3人のこどもをしっかり育てたもんね。
いい人生やったね。」

コミュニケーションできるうちに父の気持ちをそのまま受け止めて
いっぱい話しておきたい。

改めて親子のつながりや、自分の生き方も考えるこの頃です。
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Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
HITACHIさん (2008年08月26日 19時51分)

お父様をきょうだいみんなで親孝行していらっしゃる事、ご父母ともし
あわせだとおもいます。やさしい心で接して居られる事も安心して過ご
せるでしょうね。

あなたがお父様にしていただいた事の中に、昔話を聞かせてもらった事
を書かれていましたね。私も「やまたのおろち」を怖い思いで聞いた事
を懐かしく思い出しました。

子どもは親のあふれる愛情の中で育っていて、そのことが将来の生き方
に大いに影響しているのだと感じた事でした。

どうぞお母様を励まし、今のようにお父様にやさしく接して親孝行して
あげてください。どうぞお大事に。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年08月27日 10時43分)

HITACHIさん
お久しぶりです。
去年の年末からいろんなことがあって、なかなか日記をアップできない
でいました。
物語の力、確かにおおきいですね。

幼い時弟が体が弱かったので、私は父と一緒に寝ていました。
父の十八番は「浦島太郎」「桃太郎」「カチカチ山」
そして「ヤマタノオロチ」「天照大神」「因幡の白ウサギ」でした。
幼児期に寝物語に聞かせてくれた昔話と日本神話はどれもどきどきする
お話で父の優しさとともにしっかり記憶に残っています。
私が3歳~5歳のころのことです。
まさに三つ子の魂百までですね。
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
がのさん (2008年08月27日 14時52分)

【その1】
 きのう、こちらの記述を見せてもらって、気になるものがあり、ま
た、思い立つことがありました。
 とびきり元気な活力をご紹介して、夏の疲れの時期にあるみなさんに
「喝!」を入れようというもの。
 それにも増して、深い恩愛を受けたおとうさんの老いにまっすぐ向か
いあっている林ライスさんのたたづまいに、なんか、感動させられるも
のがありまして、とびきり元気な阿波踊りの画像を3点、わたしのホー
ムページに入れました。(いつもは、花を置くことが多いのですが)

 日ごろわたしが関与している老人福祉施設の夏の祝祭、納涼祭りは8
月9日(土)に。例年、地域のさまざまな人たちを集めて行なってきま
したが、今回は、すぐとなりにもうひとつの福祉施設が越してきたこと
で、合同の一大イヴェントになりました。
 そんななか、企画にかかわってきたわたしにさえ知らされず、飛び入
りで登場したのが阿波踊りの一連です。笛や鉦や太鼓のハイテンポのリ
ズムに合わせて、踊るわ、踊るわ! みんな呆気にとられてしまうとい
う一幕が。老いて感覚が衰え、からだの機能も失って施設への入所して
きたご老人たちの目がカーッと燃えあがる一瞬でした。
【つづく】
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
がのさん (2008年08月27日 14時53分)

【その2】

 認知症。わたしも、いや、あなただって、10年後、20年後には避けが
たく通らねばならない道かも知れません。
 たしかに、周囲の人たちがたいへんです。でも、「たいへんだ」「た
いへんだ」と言っていても、何も始まっていきません。そこは、そんな
に深刻ぶらずに、つとめて快活に、軽快に、介護にあたっていただきた
いと思います。いちばんいけないのは、ひとりで抱え込んで無理をして
しまうこと。介護する側のものが、体力的に、精神的にまいってしまっ
ては、困ります。

 家族みんなで、というだけでなく、地域に広くお力添えをしてもらう
こと。民生委員もいることでしょう、保健活動推進委員もいることでし
ょう、ボランティアさんもいます。すぐれた専門地域をたくわえた施設
もあります。広い共助、公助によってこの高齢化社会を支えていくしか
ありません。
 その点、林ライスさんはよくわかっておられると、感心いたしまし
た。このホームページにおとうさんのことをオープンしてくれた勇気。
それは、ほかのことは軽んじてもいいという免罪符にはなりませんけれ
ど、自分の欲を離れて他に思いを尽くす、もっとも尊い人間の姿でもあ
ります。
 家族のなかに老いて認知症のひとがいるとなると、だいたい、隠した
がるもの。恥のように思いがちです。ですが、隠して中に閉じ込めてい
たら、症状を進めるだけです。わたしがいうまでもないことですが、無
理なく、軽やかに、ふだんのその明朗さで、おとうさんの老いに向かい
あってくださいますことを。

 付言いたしますと、上記の老人福祉施設、わたしのたっての推奨もあ
って、介護福祉士をめざして先日来日したインドネシアからの女性2名
をまっ先の第一号で受け入れることになり、このあとすぐ、9月4日か
ら現場に立ってもらいます。(すでにある程度まで日本語ができる人だ
そうです)わたしも少しインドネシア語を勉強しようかな、と思ってい
るところ。
Re:アルツハイマーの父(08月26日) ・ >>返事を書く
ゆっきーさん (2008年08月27日 19時55分)

涙が出ました。
私が8年前経験したことを今感じられているのですね。

私がある方に教えてもらったのですが、アルツハイマーの患者さんは記
憶というものをなくしていくので、言葉にうまくできませんが、プリミ
ティブな感情はたくさん残っているそうです。たとえば「悲しい」「う
れしい」などなど。私は手をつなぎます。そして抱きしめます。温もり
を感じられれば人はハッピーになるのです。母は抱きしめると子供のよ
うにニコッとします。

また、当時母に振り回されていた若かりし私は、ある方からこうアドバ
イスを受けました。「お母さんを中心に家を回すのです。家族の中心に
されていやな人間はいません。家族で一致団結してください。あなたの
技量ですよ」と。それの言葉が私を支えました。

そして、そのときの根性が外国でエリートたちの中で耐え抜く力を私に
くれました。のほほんとしたのん気なしーごんがいつも「何のために外
国に来ている!遠い日本におばあちゃん家に置いてきてるんだ、なんで
も結果を出せ、自分に負けるな」といわれ続け、学校でベストスチュー
デントに選ばれ、市内のクロスカントリーレースで2番になるという栄
誉にも恵まれました。母がくれた力だと思っています。

最後にうまく言えませんが…(しかも日本語力が落ちていますが…)
大丈夫です、林ライスさんなら。遠い空から祈っています。

福岡に帰ったら会ってくださいね!
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
ononokomachiさん (2008年08月28日 18時21分)

ほんとうに久方ぶりに自分のサイトを訪れ、林さんの記事タイトルをみ
つけました。空港でお会いしたこの夏、事の大変さを冷静にお話される
林さんは覚悟して受け止められているのだなと思いました。

お幸せなお父様です。
何十年というラボ生活は、私たちにちょっと人間的な成長を与えてくれ
ました。こどもたちとの活動はきらきら輝く宝物です。

わたしも今度は次の番、母の介助です。
こうやって人のお世話ができる幸せ、神さまに感謝しています。

林さん、長い間ありがとう!
お身体を壊されないよう、お過ごしくださいね。
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
とんかつ姫さん (2008年08月31日 00時15分)

じっくりと読ませていただきました。

実はうちは母ですが、父亡きあと東京でしっかりと一人暮らしをしてい
たのですが、たびたび通う妹が「やはり変だ」と気づき診断の結果、初
期のアルツハイマーでということがわかり、慌ててます。

幸い薬が効いていて、10日に1回位訪問する長女の私の「ボケ」とそう違
わないかな、という感じに自立して暮してますので、4人兄弟姉妹がロー
テーションを組んで、母が「一人だなぁ」とさびしく思わない程度に訪
問してます。

長女ゆえにともに時代を生きてきた実感が強いですから、昔話(家族の
思い出話のこと)を多くしたり、母の趣味の短歌の推敲を一緒にしたり
してますが、いつ薬が効かなくなり、母の人格が壊れてくるかと、はら
はらしてます。

林ライスさんのたたずまいを参考にさせていただき、力いっぱい向かい
たいと思います。

お父様の進行がゆっくりであることを祈っております。
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
Aliceさん (2008年08月31日 02時33分)

お久し振りです。
お父様の症状と、お父様に向き合っておられる林ライスさんの日記を拝
見して、身につまされるものがありました。
私の母も老健施設に入所していますが、すでに私が自分の娘であること
を分からなくなってから数年経ちます。
初めて、私のことが分からなくなったと知った日には、覚悟していたと
はいえ、本当につらかったです。
自分で起き上がることも、着替えることも、食べることすらできなくな
って来て、介護している相手が誰なのかも分からず、ただ命があるとい
うだけ。
でも、その「命がある」ということが、家族にとってどれだけ意味深い
ことか、実感しています。
今は、食事も口から摂ることができず、定期的に胃へ直接流動食(?)を流
し込まれている状態です。
1日中ベッドに横になり、時々体位交換していただき、息をすること以
外、全てのことに介助が必要なので、自宅介護は主な介護者である義姉
に負担がかかりすぎるからと、老健施設に入所。お陰で、義姉にも自分
の時間を持ってもらえてホッとしています。
4月に危篤状態になって持ち直した後は、私も、なるべく見舞いに行く
ようにしていますが、行ってもほとんど眠っていることが多いです。
そんな状態の母を置いてシャペロンとしてカナダへ行っていいものかど
うか、随分迷いましたが、低迷している自分に喝を入れたかったし、い
つも私の活動を一番応援してくれていたのは元気な頃の母だったので、
周りの理解もあり、決行しました。

母の認知症がまださほどひどくなかった頃は、私も母との思い出話をし
たり、日本昔話を読んであげたりしていました。童謡もよく耳元で歌い
ました。
今は、反応のない母の手を取って、温もりが伝わることを願って心の中
で話しかけています。
反応はなくても、きっと母は、私が勤めを果たして元気に帰って来たこ
とを喜んでくれていると信じています。

長文になり失礼しました。
お父様と語り合える日が1日でも長く続くことをお祈りしています。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 00時27分)

がのさん
はい。わたしも父の子ですもの、きっとアルツハイマーを患うと覚悟し
ています。
いえ、覚悟すべきは夫とこどもかもしれませんが。
だから、今のうちから、「一緒に暮らすのが大変になったら、病院か施
設に入れてね。お薬つかっていいから穏やかに暮らせるようにしていて
ね。時々でいいから会いにきてね。」と夫に言っています。
そして、父も母を困らせながら自宅にいるより、私と同じようなことを
望んでいたことを思い出し、病院に入れました。自分が夫やこどもにや
ってもらいたいように関わっていくつもりです。
Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
サンサンさん (2008年09月02日 07時52分)

お父様のこと、初めて知りました。

しっかり受け止めてあげようと頑張っていらっしゃる林ライスさんは
素晴らしいと思います。

言葉にはできないようなつらい気持ちになることが多いでしょうね。

頑張ってください。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 07時57分)

ゆっきーさ
書き込みありがとう。
ゆっきーさんもしーごんもオーストラリアの生活を楽しみながらがんば
っているのですね。
精一杯の力を出している様子すばらしいです。

私は去年の年末から、親のことだけでなく、
ここでは書けないような苦難にもあっています。
今までどんなに平和で幸せな環境に恵まれていたのかと
改めて感謝です。 平和ボケでした。
ゆっきーさんとしーごんはエネルギッシュですね。
どんな苦難があってもがんばって目標達成している様子頼もしいです。
でも、咳がとまらないとか・・・体にはくれぐれも、くれぐれも気をつ
けてください。

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Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 08時00分)

ononokomachiさん

小野の小町さんに空港であえてうれしかったです。
支部運で一緒にお仕事をしていた時から5年?
お互いこの間にいろいろあったのですね。
お母様の介護に専念される由、やはり同じ年代なんだなあと思いまし
た。
私はもう少しできる限りラボを続けていこうと思います。
自分のバランスをとるためにも。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 08時05分)

とんかつ姫さん
みなさんそれぞれにいろいろ抱えていらっしゃるのですね。
私は夫の父母を送った時にいろいろ勉強させてもらいました。
当時ラボママの中にケアマネージャーがいらっしゃったので
本当に助かりました。
ちゃんと私の準備ができてから、父の介護にあたれるのでラッキーで
す。
おかげで母にもアドバイスできています。
今までの親子の関係を振り返りながら
最後にやれることをやっておきたいです。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 08時08分)

Aliceさん
Aliceさんお帰りなさい!
そしてお忙しい中書き込みありがとうございました。
Aliceさんもお母様の状況が心配な中のシャペロンだったのですね。
ずっと気がかりだったと思います。
でも、すばらしいホストに恵まれて中身の濃いシャペロン体験だったよ
うですね。
秋の一泊研修でおみやげ話たっぷり聞きたいです。
あまり、時間はとれないでしょうから、Aliceさんのホームページで
ゆっくりうかがうことにしましょうか。
Re:Re:アルツハイマーの父(08月26日) >>返事を書く
林ライスさん (2008年09月02日 08時13分)

サンサンさん
ご無沙汰しています。
父のことだけではなく、プライベートでいろいろありまして
しばらくご無沙汰しておりました。
幸せで平和な人生だったので、ハプニングに対する耐性がなく、
しばらく立ち上がれなくて人生勉強しておりました。
ようやく自分のホームページのことを考えられるようになりました。
また、よろしくお願いします。
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