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2010/06/16の日記 06月16日 (水)
ことばと遊び、伝承していかなくては。

土曜グループでとりくみ中の「しょうぼうじどうしゃじぷた」
のセリフで
「じまん話に花をさかせる」ということばがあります。

幼児~小学生低学年のこのグループは
この言葉にいきあたったとき、

年中のぬいちゃんが
「こうやって、(ふところあたりから)おはなをとりだして、おはながさくようにすればいいんじゃない?」 といいました。

なるほど。

ほかのみんなに「じまん話に花をさかせる」という表現はどんな意味だと思う?
となげかけたところ、イメージがわかないみたい。

「意味がわかんない」

と声をそろえて言ったので、
じまん話をして、うんとして、うんとして、すごーくして盛り上がること、という感じに説明しました。
そして、ぱんぷ、のっぽ、いちもくさんが「じまん話に花を咲かせている」場面をやってみたのですが、みんな、優しくて、謙虚で、まだまだ純粋なので、簡単にはできませんでした。


言葉の意味、もっと自分たちで考えさせる時間をとったほうがよかったかな、もっとみんなに想像させればよかったかな、と思ったりもしました。

最近は、話が「盛り上がる」とか、「テンション上がる」とか、そういった表現のほうが使われやすいから(実際私も使っていますが)、「花をさかせる」という表現、なかなか染み込まないかもしれません。でも、話に花を咲かせる、なんていう比喩、きれいな日本語だと思うな。
テューターになりたてのころ、「英語と同じくらい母国語もたいせつにしてください」と先輩テューターに言われました。
本当です、すてきな日本語は子どもたちに継いで絵もらいたい。
母国語をたいせつにしよう。


金曜Aグループでとりく中の「だるまちゃんとかみなりちゃん」にちなんで、最近外で石蹴りや長縄をして遊ぶのですが、石蹴りは、やったことがない、という子が圧倒的に多いのです。
長縄は、8の字飛びは学校でやったりもするそうですが、
学校以外ではやらないような話でした。

少子化のうえ、子どもどうしがこうした遊びをする機会が想像以上に減っていることを実感しました。

だるまちゃんシリーズの作者の加古里子さんは「こどものうちはいっぱい外あそびをして、本をよもう」と子ども達に言っています。
体も頭も、こどものうちから、楽しみながら鍛えるんだよ、そんな加古さんからのメッセージが感じられます。

ことばと遊び、子どもをとりまく環境について考えさせられ、自分には何かできるか、と考える、今日この頃です。
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