Labo Party Since 1966ことばがこどもの未来をつくる

<60周年記念コラム>ラボ・パーティって なんでできてる?Labo Party 60th Anniversary Special Colum

第2部 「物語と体験が育む力」

第5回 仲間との対話で育つもの

テーマ活動では、ラボ・ライブラリーの物語を題材に、子どもたちが仲間とともに協力して一つの劇を創り上げていきます。
これは、あらかじめ決められたセリフや動きを練習して発表するのではなく、物語を聞いて心に感じたこと、考えたことを持ち寄り、仲間と対話しながら、自分たちのイメージに合う表現にしていくのです。

テーマ活動に取り組んでいる時は、いろいろな意見が飛び交います。
「主人公はきっとこんな気持ちだった!」
「いや、もっと悲しかったんじゃないかな?」
物語の解釈に唯一の「正解」はないため、子どもたちは自分とは違う考えに触れ、「なるほど、そういう見方もあるのか!」と、他者の視点を受け入れることを自然に学びます。

この対話のプロセスは、子どもたちの未来に不可欠な二つの力を育みます。
一つは、自分の考えを伝え、相手の話に耳を傾け、意見を調整していく実践的な「コミュニケーション力」
もう一つは、年齢や個性の違う仲間の意見を尊重し、違いがあることを自然に受け止められる「多様性を受け入れる力」です。

これまでお話ししてきた「ことば・身体・思考」に、「仲間との対話」という要素が加わることで、新たな気づきや視点を得ることができます。
そのことが物語の世界をさらに広げ、感情や体験と結びついた「生きたことば」を育むだけではなく、多様な社会で人と関わるための力を育みます。

そして、この豊かな学びの場には、仲間だけでなく、それを支える大人の存在も欠かせません。

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