語学学習と聞くと、机に向かって知識を覚える姿を想像するかもしれません。しかし、「生きたことばの力」を身につけるには、知識だけでなく、相手の心を受け止め対話する力や、身体や表情で表現する力も不可欠です。
これらの力は、テキストを読むだけでは身につきません。心が動き、身体が反応する、そんな体験こそが、ことばを豊かに育む土壌となります。

ラボ・パーティでは、その「体験」を２つのプログラムで提供しています。

１つは、世界の優れた物語を素材にした「テーマ活動」です。
子どもたちは物語の登場人物になりきり、その気持ちを全身で表現することで、ことばの意味やニュアンスをより深く、そして忘れがたいものとして吸収していきます。
英語の音声を身体表現とともに真似ることから始め、次第に自分の気持ちを込めて発するようになるのです。

もう１つが、キャンプや国際交流などの「交流プログラム」です。
初めて出会う仲間との共同生活や、異文化との出会いといった非日常の体験は、子どもたちが多様な体験を通して心を動かし、ことばの成長の基盤を作る重要な機会となります。

こうした「体験」は、英語力の向上につながるだけではありません。
物語の世界や仲間との交流を通して、考え、表現し、協力して困難を乗り越えるプロセスは、自己肯定感、対話力、多様な他者を受け止める力といった、テストの点数でははかれない「非認知能力」も育みます。

ことばは心の表現であり、豊かな体験を通して心を育むことこそが、「英語力」と「生きる力」を育むことに繋がります。
学校教育においても、社会とのつながりの中で多様な人々と関わりながら学ぶことの重要性が提唱されています。
ラボの体験を通した学びは、いまの学校教育が目指す方向性と合致しています。