Labo Party Since 1966ことばがこどもの未来をつくる

<60周年記念コラム>ラボ・パーティって なんでできてる?Labo Party 60th Anniversary Special Colum

第1部 「ラボ・パーティの理念」

第2回 ラボ流「生きる力」の育み方

ラボ・パーティは、「ことばがこどもの未来をつくる」という理念を掲げています。今回は、1966年の設立以来、時代が変わっても決して揺らぐことのなかった教育哲学についてご紹介します。

日本中が物質的な豊かさを追い求めた高度経済成長期に、ラボ・パーティは「人間の心の豊かさ」の根源である「ことば」のあり方を問い直し、産声を上げました。
当時主流だった、知識として英語を学ぶスタイルとは一線を画し、ことばは母語であれ外国語であれ、生きた人間同士の「やり取り(インタラクション)」の中でこそ身につく、と考えたのです。

私たちは活動の場を「スクール」や「教室」ではなく、「ラボ・パーティ」と呼んでいます。
それは、誰もが主役となり、子どもたちが「競い合う」のではなく、仲間と「学び合う」場所であってほしい、という思いを込めているからです。
性別や年齢が異なる子どもたちが一つのグループで活動することで、多角的な視点や豊かな学び合いが生まれるのです。

ラボ・パーティの教育では以下の3つを大切にしています。

①心を揺さぶる「物語」の力
活動の核となる音声教材「ラボ・ライブラリー」は、世界の優れた物語が、英語と日本語で交互に収録されています。
子どもたちは母語を手がかりに意味を類推し、一流の俳優と音楽が織りなす物語の世界に浸ります。
物語をとおした感動体験こそが、ことばを単なる知識としてではなく、感情を伴った「ことば」として出会わせ、豊かな感性と生きる勇気を育みます。

②生身の人間関係から生まれる「交流」の価値
学びは教室に留まりません。キャンプなどの交流プログラムでは、初めて出会う幅広い年齢の仲間と協力して過ごします。この生身の関わりこそが、多様性を受け入れる柔軟な姿勢や、社会で不可欠なコミュニケーション力を育むのです。
デジタルでの繋がりが当たり前になった現代だからこそ、このリアルな体験の価値は増していると考えます。

③子ども自身の伸びていく力への「信頼」
ラボ・パーティでは、子どもを「教えるべき対象」ではなく、「自ら伸びていく力を持った存在」として尊重しています。
だからこそ、指導者である「テューター」は、一方的に教え込むのではなく、子ども一人ひとりに寄り添い、その子自身の気づきや学びを「見守り、うながす」ことを大切にしています。

これら「物語」「交流」「信頼」は、ことばの学習のためだけのものではありません。
これらが有機的に結びつくことで、子どもたちが自ら考え、表現し、多様な人々と協働しながら未来を生きるための力そのものを育んでいます。

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