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ガンピーさん深まる |
02月13日 (金) |
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PRの3歳の子が、にわとりになり、お母さんと3人でガンピーさんをやりました。
今回が3回目。はじめから、Tくんは「ぼく、にわとり」と言っていて、
私が、chickenというと、「chickenってにわとり?」とお母さんに
確認してから、自分も「chicken」というようになりました。
先週、2回目のとき、舟から川に落ちたシーンで、岸に泳ぎ着いた時点で
私が「びしょぬれだね soaking wet お日様にあたって乾かそう」などといっていると、他の2人は、乾かすのに、Tくんは、
「chickenはぬれないんだよ」というので、絵本を見直すと
確かに、ぬれてません。お母さんに、「よく、絵本を見てますね。
彼は、きっと、ぬれてないのはchickenだと思って、この役にしたんですね。」と話しました。
3回目の今日。そんなTくんとやるのですから、こちらも、真剣さが
増します。ガンピーさんは私。Tくんがchickenは2人いるから、
ママがやってといいママもにわとり。他の動物は全部、以前のPRのお母さんで、絵の上手な方が描いてくださったのがあるので、それを、岸辺にみたてた緑の布やら部屋のあちこちに置いておきました。
動物をのせるときにも、「一応、猫をのせるときはうさぎから
離れたところにのせよう」とか
犬をのせたあとは、うちの柴犬まりにするときのように、あごの下を
なぜてあげたり、
ひつじは、羊毛をつかんでは痛いかな、いったいどこをつかんで、舟にのせようと考えたり、
こうしのときは、みんなをつめて場所をあけさせてから、のせたり。
それを全部、満足そうに見守っているT君がいるのですから、こちらも相当本気になります。
真剣に取り組むTくんを微笑んでみているお母さんに「かわいいなーと思って見てらっしゃるとおもいますが、これは、すごい能力なんですよ。舟の上で、ちょうどいいタイミングで
羽をパタパタやりだしてましたよね。これは、そこまで、話の内容を理解して、想像できてるということです。自分の身にひきつけて、お話を感じる
能力、ストーリー(ことば)を表面(こころのうわべだけ)でなく、喜怒哀楽を感じるこころの部分にまで持ち込んでいける能力、自分以外のものになることを想像する内面の力は、育てないと、大きくなっても、身につかないものなんですよ。
話のあらすじはわかったけど、それで?という無味乾燥な子になってしまうんです。
今、彼が持っている能力は、大きくなって本を読むときなどにもすごい力を
発揮しますよ。」というようなことを、思わず力をこめてお話してしまいました。
お茶の場面では、フェルト製のかわいいケーキにすっかり心をうばわれた
Tくん。これは、「またいつかのりにおいでよ。」のCDを流しても
遊びつづけるかなと思ったのですが、なんと、流したとたん、
さっと腰をあげ、紙製のほかの動物もひきつれて、手を振って
空想のドアから出て行ったのです。
そして、CDが終わるとひとこと、お母さんにむかって「楽しかったね」と
いっていました。これは、にわとりとしていったのか、Tくんとしていったのか……。お母さんもにわとりなだけに、その辺があいまい…。
高学年活動発表会の後、5年生に自立心の芽が、あっちこっちに芽生えてきているのが、きょうのパーティでの姿に見られて、
それもとてもおもしろく、日記にかいておこうと思ったのですが、Tくんのことをかいていたら、なんと、「明日」になってしまっていました。
これは、12日の日記だったのになー。
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Re:おじゃまします。
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SENCHOさん (2004年02月13日 19時49分)
プレイルームでこれほどていねいに『ガンピーさんのふなあそび』をとり
あげていただくと、つくり手サイドとしては恐縮のかぎりです。
発刊を記念してバーニンガム氏をラボで日本に招待したとき,ラボ・ライ
ブラリーになった『ガンピーさん』をとてもよろこんでいましたが,この日
記のことを知らせたらさらにうれしがるでしょう。
バーニンガム氏はイギリス最高の絵本賞「ケイト・グリーナウェイ賞」を
二度もとった作家ですが,おなじイギリスのカルデコットをとても尊敬して
います。カラーのページに物語の本編の印象的な場面を描き、つづくセピア
一色のページで時間の経過をあらわしていますが、これなどはもろにカルデ
コットへのオマージュというかトリビュートという感じです。
川の流れのような音楽もよいでしょう。絵本作品をラボ・ライブラリーに
するのはけっこうむずかしく、この作品もいろいろとたいへんでしたが、た
くさんのラボっ子に愛されているようで。よかったよかった。
お暇があったらぼくの掲示板にもきてください。ラボ・ライブラリーをめ
ぐるコアな記事がのってます。
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バーニンガム氏
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つばめ号さん (2004年02月15日 16時22分)
SENCHOさんへ
ご訪問、ありがとうございました。また、お電話では、ありきたりの
ことしか言えなくて、平凡なヤツですみません。
バーニンガムさんにお会いになったんですね。うらやましいです。私などの
やっていることが、作者に喜んでもらえるようなことだとしたら、
嬉しいです。でも、そんな観点からは考えたことがなかったです。
セピア色のページとカラーページ、なんとなくは感じていましたが
そういうことなんですね。教わらなくても、気づける人になるのは
いつのことか…。
音楽もすてきで、子ども達にSBのリクエストは?ときくと、
ガンビーさんなんて言う子がいます。時には、ジプタの歌、そらいろのたねの
歌と言う子もいます。それは、SBじゃないんだよと説明していますが、
納得できない顔しています。
ラボ・ライブラリー製作のかたは、物語を読むときの、人の心のなかの動き
を熟知した方なのかなと、最近、思います。
SENCHO氏のHPは、さぞ専門的で深いことでしょう。作っていらっしゃると
は知りませんでした。そちらへも、おじゃましますね。
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