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中高大生企画「ナレーションウィーク」がはじまり、ラボのある日ない日に、サポート側の中高大生と小学生以下がペアになり、我が家で練習する風景が見られます。
双方のスケジュール調整もレッスンも高学年担当がやってくれるので私は、部屋を貸しつつ、はたから見ることで子どもたちの様子からいろいろ気づきがあります。
ずっとCDの聞き込みが良くて、耳も育ち発音もよかった小4男子がなぜか読んだ英語になり始めています。小学生がよくいくKにもいって、最近、英語の構文について不思議な質問をしてくるのも、読んで覚え始めたことに影響してるかもしれません。
担当高校生が聞いてみると、やはり今回はカタカナで書いてそれを暗記していおうとしているとのこと。
お母さんからも寝る前にCDをかけるものの、5分で寝てしまうので聞いてないことも、うかがいました。
一つの英語を一つのカタカナで書き取りはじめた彼。ひとつづつが中学生のように意味がわかっているならまた事情も違うけれど、現時点では発音が悪くなるばかりです。
担当の高校生男子も自分も一時期そうやっていたけれど、中学生になって耳だけで聞きつづけた同じパーティのYとの歴然とした発音の違いにびっくりして、修正していったというエピソードも話してくれ、小4男子も素直に納得。
何より、聞くことが、耳を育てる。
カタカナでひとつづつ書き取って、それを努力して努力して暗記する方法をとってしまうと、努力に見合わない悲しい結末が待っている。
耳で聞き取って、それを発語にかえるには、英語の音を耳に入れる時間をご家庭がどんな状況のときにもそれなりに作っていく覚悟が求められる。
ただ「英語を流すCDデッキ」「物語を自分の身に引きつけられる豊かな心」その二つさえあれば、自然な発音は身に付くし、脳の英会話の引き出しに「この場合はどんな英語をいえばいいか」がたまっていってとっても便利!!
小4男子も、自分なりにナレーションウィークに間に合わせるには、書き取って暗記するしかないと、考えたのでしょう。責任感も自主性もあります。こういう子は伸びます。だからこそ丁寧に向き合う今回の機会があってよかった。
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アリババの合同練習で、中高大生が作ったスキットやペルシャ風の建物の大きな絵など、小さい子が入り込める工夫がいっぱいあった後の通常ラボ。
年少さんの女の子の場合。お話決めのときにはライオンと魔女ではなく、「アリババ」に一票いれていたものの、その後は連絡ノートによると、聞かせようとご家庭で努力してくださるものの、あまり気のりがしない様子とのこと。
パーティでも、お話の一部分がわかっているくらいかな?だったのが、合同練習のあとは、モージアナが剣でかしらをつらぬく場面になると、「ここがわたしのやりたいところ!」といって、小さな肩に思い切り力をいれて、つらぬこうとするのです。
いい感じで、この話に入ってきてるなあと思っていたころに、ナレーションウィークがありました。
Morgiana took the empty oil jug to the courtyard
からの油つぼを持って、モージアナは中庭にゆき、
and was about to uncover one of the large vesseis
standing there,
かめのひとつからおおいを取りのけようとしました。
when to her amazement a man spoke from inside it.
すると、おどろいたことに、なかから男の声がこういったのです。
アリババの英語は速いです。ここが担当。
まず、セリフの練習の仕方でも覚えてくれればいいなと思っていた私の見込みをはるかにこえて、年少さんが全部、覚えてきていました。
お母さんにうかがうと、普段はセリフの練習とかでは子供とかかわらないお父さんが、二日間で二時間も相手をしてくれたとのこと。
一緒にCDを聞いて、聞き取ったところを言ってみる正当法を用い、その子はお父さんがかかわってくれるのがうれしくて、なんと二時間も。
よく聞くと、この時期、学校も幼稚園も行事や宿題でお母さんが手一杯になり、見かねたご主人が手伝ってくれたそう。
子どももパパと一緒に練習できて嬉しいし、お母さんも嬉しい。
ナレーションウィークをきっかけにいいエピソードが生まれたのも、日ごろからラボが発信するプログラムに丁寧に答えていただいていたからだと思います。
今、中高大生がとても丁寧に年下の子たちの面倒をみてくれます。
小学生以下も、自分たちだけで昨年テーマ活動を発表したので、頼り切るということはありません。
ご家庭もとても協力的です。
一人の子の育つ過程にいろいろな手が差し伸べられて、すくすくと成長する仕組みができている。
一つの英語教室が毎週一回のレッスンでできることには限界がありますが、上のしくみがみんなそれぞれが楽しく機能していることが、ラボで奇跡的ともいえる伸びと学びが起きる理由だと思います。
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今年、ホームステイしてきた中二の子の日記を見せてもらった。本人の許可を得たので、匿名で書き抜いてみます。私からすると、おもしろい発見の連続!
7月21日 電話で「もしもし」をHelloというのを学校でならったから実際に二度も聞けた。本当に使ってる~って思った。普段のHelloと少し違うこともわかった。
22日 今までa littleが一度も伝わっていない。
What are you going to do tomorrow?を二回も使えた。
23日 animalは「アニモー」じゃなくて「アナモー」だった。
mustとhave toは同じ意味だけどmustは聞いたことがない。いつもhave toは聞こえる。
いつ日本料理を作ればいいかをお母さんに聞きたいというのに、5分くらいかかった。でも伝わったときはうれしかった。
24日 よくI thinkが聞こえる 「…だと思う」って意味かな??
フィンガーは指
25日 schoolとかのooは、スクールじゃなくて、スクーでもなくて、スコーだね。
almost ほとんど
26日 learnは まったく伝わりません。
折り紙を裏返すことを、turn over って言ってた。きける人がいないから合ってるのか確かめられ似けれど、〇〇(自分)も使った。
27日 What are you thinking?で「何考えとんのや」的な?
What is so funyy?で、「何がそんなにおもしろいのや」的な?
(ちなみに、この子は関西人ではありません。)
28日 英語って、日本語の外来語をめっちゃかっこよく言うよね。
Kit Katの言い方、ちょうかっこいい。
29日 You have to go! You can do it! ゲームのときにつかってた。 What are you 動詞ing? を よく使う。
30日 from(here) to(there) この二つでここからここみたいな感じでしょ?
英語間違ってても必要な単語があれば伝わるよね。実際
I don't hungry.とかI'm not want to this.とか言っててもふつうにOKってかんじ(笑)
31日 churchでいろんな子にhave fun? とか having fun?とか聞かれた。「楽しんでる?」みたいなかんじでしょう。習ってないから知らないけど。
8月1日
bite かむ。猫にかまれることについて話してたから。
You can do it.ってどういう意味だろう?あなたならできる!!的な?(この日は、たくさんの使った英語を書いてあり省略)
外人ってerの発音のとき、口を丸くするよね。
8月2日 地下室 basement ブランコ swing
I got you つっかまえた!的な?
somebody 誰か~的な?(ゲームでいってた)
both 両方
Which do you like peach or apple?ってきいたら、みんな
bothって言ってたから。
8月3日 What are you looking 何見てるの?じゃなくて、何探してるの?だよね?~~I'm looking for … だけききとれた。
8月4日 キャラメル caramel カーモーって言ってて全然わかんなかった。 はだし bear foot…くまの足??みたいな(笑)
~中略~ vanilla と bananaが似てるよ~。
以上、かなりいろんな発見をしててすごい。
子どもってこんな風に受け取ってるんだって思った。続きはまた。
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パーティから参加した中二の〇〇。イメージしていた楽しいアメリカとは、ちょっと違ったホームステイ。
でも、自分なりにどう楽しんでいたかが〇〇の日記に書いてある。
精神的にも、見習いたいほど(笑)ホント強くなった内容もあるし、8月5日のは、英語の成長。
8月5日
今日はいろいろ英語で話が盛り上がった。すごい楽しかった。「〇〇英語ふつうに話してるよー」とか心の中で思ってた。ま、相手が優しいからなんだけどね。英単語とかがわからないと、にやっとするのが自分のくせだから、わからなくてにやっとすると、笑いながら相手が別の単語使ってくれた。
今日の家の17歳の女の子と14歳の女の子といっぱい話した。今日ピアノ弾いてっていわれかたら、cosmos弾いた。One more song!!って言われたから、next weekって言った。みんな笑ってた。「約束だよ。」って言った。(中略)
単語がつたわらなかったとき、スペルがわかれば、スペル言うとOh,I seeってみんな絶対いうよ。
breakfast lunch dinner or
breakfast dinner supperなんだって。今日知った。上のしか知らなかったから、昼のときに、dinner timeっていわれてびっくりした。
いい間違えてるよとか思ってたら、みんなdinner! dinner!って言ってたから、えっ?!っておもったわ。Is this dinner?ってきいたら、Yes lunchって言ってたから、Which?ってきいたら、下のやつ教えてくれた。
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中二の〇〇のラボ国際交流ノートを今(実は、8月25日)だけ借りているので、発音習得について、すごく具体的に書いているところをちょっとうつさせてもらいます。自分のパーティの子だけれど、ここまで考えることができるってすごいな~。
8月8日
今日、I'm looking for と had fun?とfrom here to thereと
animal(アナモー)とallを使った。(前にホームステイにいった兄弟の)△が all がまったく伝わらなかったって言ってたけど、自分はちゃんと伝わってる。(笑)
all って 「オール」って学校とかで習う。でも、「o」じゃなくてはじめが「a」だったら、「アール」ぎみに言えば伝わる。coolとかschoolとも「クール」「スクール」って習うけど、「o」だから「オ」にしないと伝わらない。言ってる意味わかる?上手く説明できないわ。紙で説明するのはむずかしいね。英語で何か伝えるみたい(笑)a=ア o=オのの二つを上の言い方に近づければ伝わるなあって思った。ま、自分が思っただけだけどね。
以下略
いろいろ気づい実践する様子がすごい。ラボひろばは、一日一ページしか載せられないので、日記を借りている間に、ブログのほうにも載せてみたい。(匿名ならと、許可をえたので)それくらい、この子の日記、文章力と感受性がすばらしく、テューターとしても勉強になり、出版したいくらい(笑)
ひろばには、主に英語的な発見を書いていますが、精神的に自分で苦労しつつもいろいろ考えたところなども、読んでて感動します。お母さんは、読みながら涙とまらないと思う…。
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いかにもアメリカンな雰囲気の家族にハグされて、日本人の子は楽しんでいるのかなとちょっと心配されて、そんな中積極的に自分を出していく。そんなイメージがパターン化しつつあったけれど、最近、変ってきた。
異文化はまだまだ、私などがアメリカと感じるものの中にもたくさんしらないものが残っている。たとえば毎朝6時おきで聖書を読む。
膝をだした服を着てはならない。
質素であり、あまりたくさんのものを食べない。
そして、ホームステイした子達は、事前にイメージしたものと違っても、そこでもとことん気持ちを切り替えて、そこに馴染んで、その様子を日記にかき残してくる。
一つの事実に対して、そこまで考え方を変えることが出来るんだという、その気持ちの移り変わりを見ると、このホームステイ体験がどれほどその子の内面を成長させたか、逆に見て取れる。
高校一年留学では、「人生変るよ」という表現を使うけれど、一ヶ月ホームステイも、とかく大学生くらいになると打算になる「英語の発音がよく会話ができるようになる」とか「将来、就職に有利」とかをいっさい排除した高いレベルの人間の視野、成長という点でどこまで大きな影響をその子に与えらか計り知れない。
また、世界を見ておくことが自分の人生に影響を与えるような時代に、私が子どものころなどど比べ物にならない速度で変ってもきている。
大学生たちの留学したい気持ち、そして、それは実は高校でいっておけばよかったという気持ちを聞くと、時代が変っていることを特にかんじる。
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夏の読書を子どもたちにもすすめた手前、私も「くまのパディントン」を読んでいます。
そのかたわらでは、娘が「ライオンと魔女」を読書中。二人で家にいるのがめずらしい。
パディントンを読み進むと、ラボライブラリーのたぬきを思い出します。おさらからビールを飲んで、もっと欲しがったり、犬ぞりの犬をすもうのように投げ飛ばしたり。
まだ途中までしか読んでないので正確なことはいけないけれど、思うのは「たぬき」役をやりたい子どもはたくさんにいるだろうけど、パディントン役をやりたい子どもはいないかもということ。
たぬきは、柿をひとりで食べてしまったりわがままなところは確かにあるけど、まごまごしたり、気まずかったりしないで、元気いっぱい。
そして活躍もする。
パディントンは、読んでる大人の私には、可愛くてたまらない存在だけど、何かと異文化のなかでの失敗のしかたがあわれをさそうというか・・・。こうはなりたくないと子どもは思うんでは?
言葉遣いや礼儀はとっても丁寧だから、その辺も大人としては好ましいけど。
よく子どもたちが、「おさるのジョージよりは自分のほうが増し(大人)」とか、本を読むものと知らないぺチューニアよりは自分のほうがかしこいと思うらしいけど、パディントンよりは自分のほうが賢いって感じがして、この役にはなりたくないんじゃないかな。
などと、普通の読書でも常にライブラリーになったらどうだろう視点から離れられない職業病でしょうか。
かたわらでライオンと魔女の原書を読む娘は、「つまらない。」を連発。
「そりゃあ、子供向けの話だから、小さい子のほうが感受性豊かだから、大きい子がつまらないとか思って、すでに負けちゃうのを予想しての宿題だよ。」
娘「でも、古い英語だからつまんないんだよ。」
私「古いって、50年暗い前だけだよ。(シーザーを念頭において)」
娘「最近、ケーブルでアメリカの番組見るのとかが一番、英語の勉強になる。なんでラボって、こういうの使うの?」
私「じゃあ、全部、新しい英語じゃないとだめ?」
娘「そういうわけじゃないけど・・・。」
ぶつぶついいながら、日本語のほうを読み始めると、
「こっちのほうが読みやすい!」
結論 古い英語は読みなれてないのでキツイけど、古い日本語は大丈夫。
もうひとつ導き出した結論。
中学生以上は、自主的にラボライブラリー以外の英語にふれるべき。昔はアメリカのラジオ放送をなんとか受信して英語に慣れようとしたりしたものだけど、今ではこれだけ手軽に英語のドラマやアニメが見られるわけだから、ラボライブラリーは丁寧に英語をいれるのに使い、普段の耳をならし、発音をよりよくするには、ラボを越えて個人のモチベーションと努力が本当に大事。
小学生までは今のラボメソッドが、何よりも有効なのは間違いない。
家に、二人でいると、なかなかけんか腰になりつつも、いろいろ参考になる意見を言ってくれます。私が研究熱心であろうと思うのは率直にいってくれる彼女のおかげ。
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ランプの魔人に子どもが「友達をください」とたのんだそうです。
仙人は「友達はあげられないけれど、シューズとボールをあげよう」と答えたんだってと、今日、打ち合わせにきた子が話してくれました。
おおっ、いいね~。その発想でラボの宣伝に使える方法はない?
残念ながらなかった。でも、秋からの募集のコンセプトを二人で考えました。友達ってキーワードだよねといいながら、ラボT来てる子がセリフをいってるイラストを描いてくれました。
どうだろう。うまくいくといいな。
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今年の夏は、地方キャンプ参加者も4名。
かましまも昨日、無事帰還。
初シニアメイト 高1男子も今日で帰還。
かましまも、台風はこないか、長いキャンプ、無人島も楽しめているか、ずっとその子の顔を思い浮かべながら考えていました。
シニアの10日間も長い!おうちの方も待っていたでしょうが、パーティのみんなも初シニアのたけがどんな感想を持ったのか楽しみにしています。
みんなのシニアメイトのエピソードは何回聞いても楽しいし、体験していない私たちの知らないキーワード、すぎくぼハウスとか、野尻湖のペア散歩とか興味深い。
お世話になった皆様、ありがとうございました!!
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