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新刊REPORT 1 谷川賢作氏のことなど 10月06日 ()
 秋である。夜が深くなって,やさしくなった。夕方,原稿書くのに疲れて16階から下におりたら青梅街道を渡る風は「千」ではなかったがけっこう肌寒かった。
 さても、10月18日は四谷区民ホールでラボ主催の谷川賢作さんのトークとピアノの集いがある。すでにご存じとは思うが,まだ席はあるのでぜひおこしください。当日は,今回のレオニの曲も弾くし,父上が絵本を翻訳しているときの思い出も話してくださるそうだ。
 レオ・レオニは,その洗練された色彩と大胆なフォルムと画面構成で子どもたちから圧倒的に指示されているが,彼のテキストもまた洗練されている。彼の作品は小さな主人公とそのまわりの大きな世界が対比として描かれ,その小さな命のがかやきと尊厳をしずかに歌いあげている。さけばないところが「粋」だねえ。
谷川賢作
※写真は9/12 『フレデリック』の音楽収録の後で。谷川賢作氏と演奏家とこの日,研修として見学にきた事務局スタッフと。前列で舌をだしている方がスティールパンの演奏家。
二列目右に谷川氏,後列の帽子の二人はマウスハープ(ハーモニカ)とウッドペースの奏者
赤坂のBACKPAGE STUDIOにて。

 今回,ラボ・ライブラリーがその題材をもとめたのは『ひとあし ひとあし』と『フレデリック』だが,『フレデリック』は谷川俊太郎さんがラボの英日対応のために日本語を書き直してくださった。なぜかといえば,氏自身も『フレデリック』の絵本に記されているが「絵を損ねないように,また,文字の配列を原作にちかくするために、訳にあたっては,一部で省略をおこなった」というこどてある。対訳で読む人はほとんどいないから,翻訳絵本としては十分なのだが,どっこいラボ・ライブラリーは英日という文ごとの対応構造という
紙(神の誤植ではない!)をも恐れぬ所行におよぶので,これはこまったということになる。英語に対応する日本語がないというのは,とってもこまるのだ。しかしレオニの絵本は俊太郎氏のみごとな日本語訳で定着している。それを変更してくれというのは,とってもとっても失礼なこと……。でも,正直にいおうと賢作さんに相談すると,「ラボ・ライブラリーの構造はぼくもわかります。おっしゃるとおりだから,まず,ぼくから父に相談してみますよ。音楽の長さにもかかわますからね。理由がちゃんとしているので,父はあまり細かいことはいわないと思います」。賢作さんのそのひとこにほっとしたが,はたしてどうにるかしらんとドギドキしてまっていると,1週間ほどたった夕方,大判の封筒が賢作さんからとどいた。あけてみると,『フレデリック』の新しい訳だった。日本語版の好学社でている絵本では省略した部分がすべて追加で訳されていた。すごい! 
 かくして9月のはじめ,谷川賢作さんの『ひとあし ひとあし』『フレデリック』の録音が行なわれた。『ひとあし ひとあし』は谷川さんのビアノソロ。後半のナイチンゲールが登場するとフルートがアンサンブルしてくる。とっても透明感がのある音だ。透明感といえば『ざしきぼっこ』のピアノの連弾もじつに透きとおっているが,あいうピンとはりつめた漢字ではなく,あたたかさが感じられる音だ。ピアノってやっぱり良い楽器だなあ。
 この日のピアノはヤマハ製のクラシックタイプのグランドピアノ。えっ,ヤマハ? などといってはいかんよ。 ピアノの御三家といえば,スタンウェイ,ベーゼンドルファー,ベヒシュタインだがヤマハの楽器は世界でも評価が高い。Steimway &のようなゴージャスな音より,このピアノの透明度のあるおやや硬質な音質がよかった。雰囲気的にはジョージ・ウィンストンをもっとジャズっぽくしたかんじか。なお10/18のコンサートはベーゼンドルファーで弾かれる。一方『フレデリック』はシクステット,もちろん谷川氏のピアノは登場するが,聴きどころはスティールパンという中華鍋(失礼!)のような打楽器。メイキングのDVDにも登場するので見てくださいな。




 
Re:新刊REPORT 1 谷川賢作氏のことなど ・ ・
こんぺいとうさん (2008年04月29日 23時39分)

 なぁるほど。賢作さんからお父さんに頼んでくださった‥なんて、本
当にラボライブラリーを理解し、愛して下さっているんですね。
 じつは、プレイルームで「ひとあし ひとあし」の読み聞かせをした
時に、図書館で借りていた絵本(日本語)も一緒にページをひらいてい
たんです。そうしたら、ラボッ子は見つけますね、ちがいを。
 おかあさん方は、「どうしてかしら‥」なんて顔をしてました。次回
のプレイルームでさっそく説明しておきますね。
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