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本屋とギャラリーでホッ 中年感傷旅団都内編 05月30日 (月)
やいにて
 雲の流れがはやい。
 沖縄から帰ってからは、ぽーっとするはずだったが
なぜか仕事のようなもので忙しい。
三澤制作所は、週休2日ではなく週働2日が原則なので
あまりよろしくない。
しかし、先週の火曜日に術後検査の正式な検査結果がでて
(例によってDrに電話してきいた。これはよいシステム)
画像の詳細な診断と血液の分析もクリアしたので
じつは悪くない気分。
 沖縄に行く前に「たぶんだいじょうぶ」というDr.の
見立てをきいてはいたが複数の医師の判断があることがだいじ。
※ぼくがいっている病院では「トリプルチェック」が基本。

 あまりよろしくないのは、先週は細かいスケジュールだったので
映画や芝居を見るまとまった時間がとりにくかったこと。
 それでも、街をふらつくことはできるから
あちこちでかけた、あれこれを書くのだ。
だから、いつにもまして無内容なので
ライプラリーの深い話みたいなものを期待しないよーに。

 上の写真は本日から始まった
「山口マサルとニューファミリー」というアート展で
茶畑和也氏(『寿限無』の絵の作者)と。
会場は南青山のスペース・ユイ。

例のごとく余談だが、
青山は基本的には墓地、あるいは骨をうずめるべき場所のことである。
青谷土手から東みれば、涙がでるのはとうぜんだろう。

このギャラリーは小さいがけっこう有名で
宇野亜喜良氏や和田誠氏なども古典をひらく。
外苑西通りを南へ下り、最初の信号
(JIROというぼくの好きなスキーショップの角)
を右折して100メートルくらい。
 向かいはフェリーニの映画のタイトルからとった
8 1/2(はっかにぶんのいち)というヘアサロン。
 茶畑氏は、ここで昨年も個展をひらいたが
今年はグループ展である。
といっても、今回のはちょとかわったグループ。
首謀者はイラストレーターの山口マサル氏。
山口氏といえば明治製菓のバッケージ(たけのこの里! とか)
やTVCMでよく知られたアーティストだが、
今日から6月5日まで(このギャラリーは数日で入れ替わる)
開催される展覧会は氏がツィッターで出展者をよびかけたものだ。
茶畑氏は、されに反応して4点を制作された。
 11時のオープン直後に着いたら
長身の茶畑氏が身をかがめながら招きいれてくれた。
 1年ぶりの会話は、どうしても近況報告中心。
中部支部のラボっ子として活躍されていたお嬢さんは
この春から、東京で美術の専門学校に通われるという。
もう『寿限無』から7年以上たったんだなあ。
ひるず
 話しているうちに正午を過ぎたので、
ランチにしましょうと外にでた。
朝は少し雨がのこっていたが、急に青空がひろがった。
風がやや強いがさわやかだ。
茶畑氏おすすめの中華屋で鳥そばを食べた。
Facebookの話でもりあがりつつ、
ギャラリーにもどる途中
路地のむこうの空にむかって六本木ヒルズが
まるでなにかオカルデイックなモニュメントのように見えた。
考えてみれば、このビルもある意味で遺跡的な建造物かな。
 夕方4時、茶畑夫人も名古屋から来られるというので
別件を終了させてからふたたびギャラリーへ。
かつて『寿限無』制作のとき、茶畑氏のご自宅にうかがって
(中部支部の発表会を見た足でいったのを覚えている)
ご夫妻を前に「ラボ・ライブラリーの絵を描いてください」
と頭をさげ、ゆっくりと顔をあげたら
まだ夫人がポカンとした顔をされていのが、つい昨日のことのようだ。
ちなみに、夫人はずはらしいセンスのラボ・ママである。
おふたりにお願いしてギャラリーの前で写真を撮った。
互いに自立しつつ支えあう美しい夫婦の肖像。
ちゃばたふじん

 時間は少しさかのぼって先週の水曜日、
東京駅そばの丸善OAZO店にでかけた。
特に買うと決めていた本はなかったが、
※買いたい本が決まっている場合はAmazonで勝手しまうからなあ。
まあ、頭の森林浴みたいなもので、
ギャラリー同様になぜか落ち着いて心の整理整頓になる。
まるぜん
 一階から順番に見ていくが、
一階は場所がらビジネス書が多いので
さほどわくわくしない。
上の階にいくにつれて、かなりマニアックになっていく。
1つの階で、へたをすると1時間がすぐたつ。
じつに安上がりなレジャーである。
この日の最終目的地は4階。
4階には洋書の一部、地図、さらに時計やバックなどもあるが、
ぼくが行きたかったのは筆記具売り場。
いうまてもなく字はへた。
というより、速記がといわれたことがあるくらい。
とてもお見せできるものではない。
今思うと、「ことばの宇宙」の編集で
指定やキャプション、リード分などを手書きで入校していたのは
奇跡がおきていたとしか思えない。
そのわりにき筆記具が好きで、いまだにだいじなサインや
手紙やハガキは万年筆をつかう。
愛用は若き日はパーカー75だったが、
近年は父親からゆずりうけたモンプランのマイスターシュテック146。
これの書き味は最高。長く書いても疲労感がない。
ブルーブラック、あるいはロイヤルブルーのインクの色もいい。
吸入式だが、10000字くらいは書ける
 そんなわけで、父親が一昨夏に他界したこともあり、
とりわけたいせつに使ってきたが、さすがに年代ものなので
ボディーがとうとう、「もう修理無理」となったので
やむなくご購入にでかけたというわけだ。
モンブランの万年筆には、いろいろなカスタム版もあっで
ヘルヘルト・フォン・カラヤンとか、
マークトゥエインなんていうビンテージモデルがある。
カラヤンはさすがにキザすぎるし、値段も分不相応。
トゥエインにも心が動いたが、
ほかにもいろいろためしてみた。
じつは、国産万年筆もパイロットの五万円クラスなどは
かなり安定した書き味が得られる。
パーカー、ウォーターマンもいいが、
結局、モンプラン146にした。ペン先はBB。
長年、手になじんだものには勝てないな。
 丸善のいいところは、万年筆をすべて試し書きさせてくれることだ。
あたりまえのことだが、自動車でも試乗してから買うように
万年筆のように「使用感」が命のようなものは
テストしなければ購入しにくい。
けして安くないものだからね。
しかし、意外なことに、万年筆の試し書きが自由にできる売り場は多くない。
デバートはたしてい無理だし、
銀座のモンプランの直営ショップでも
テスターという試し書きようの万年筆では書かせてくれるが
全種類あるわけではないので、実際に買いたい軸の太さ、弁先の太さで
試すことができない。
 丸善の肩をもつわけではないが、ここは、いやがらずに
ほとんどすべての種類を試させてくれる。
 ※もちろん、購入の意志があるこを示すことはマナー。

 146にきめて代金を払おうとすると、
無料で名入れをしてくれるという。
30分ほどでできるというので、同じフロアのカフェで待つことにした。
東京駅のホームを見下ろしながらメニューを見ると
「檸檬」という名のスイーツがあった。
れもん
いうまでもなく梶井基次郎の代表作にちなんだ洒落だ。
「檸檬」の初出は1925年、同人誌「青空」創刊号に掲載された。
基次郎,24歳のときにの作品であり、
小林秀雄が激賞し、彼の代表作になった。
病んだ主人公が、ぞれまで好んでいた詩や文具への興味をなくし
果物屋で買ったレモンを時限爆弾に見立てて
丸善の本の上に置きざりにする。
この丸善は京都である。
基次郎は31歳の若さで結核により世を去るが、
彼の命日である3月24日(檸檬忌)はほぐの誕生日である。
 それはどうでもいいが、中3で読んで衝撃をうけた。
そのころは有島の『カインの末裔』とか、
なんか暗めの作品ばかりもとめていたようだ。

 だいぶ前に横光利一のことを書いたが、
梶井基次郎なども、ぜひ若いときに読んでほしいなと思う。
それからテューター、とくに支部のライブラリー関連の委員の方にも
読んでもらいたいなあと思う。
 もちろん、梶井作品が直接ライブラリーの題材になるとは
思わないが、児童文学やファンタジーというラボに
比較的身近と思われるジャンルとは異質なものに
ふれることもとっても重要だと思うからだ。
水にも、海があり、川があり、池があり、沼があり、
また、湖があり、井戸があり、雨があるのだから。

 さて、昨日の日曜日、台風の影響でとんでもない荒天のなか
フットボールの試合の撮影にでかけた。
母校のICUと東京外国語大学が、
おなじ三鷹・調布エリアの仲間ということで
昨年から、アカテミック、スポーツなどの多方面で
協力し、かつ競い合っていこうということになった。
そこで、両校にあるフットボール部も
定期的に試合を行なおうというわけである。
見た目は派手なスポーツだし、
将来的には、アメリカの陸軍士官学校対海軍士官学校のような
伝統的な試合になれば話題づくにもなるという目論見もありあり。

 アメリカのArmyとNavyの試合は確かに名物のひとつで
あまり軍隊のことを書きたくはないが、
とってももりあがるので有名だ。
なにせ得点が入ると、その点数の分だけ
陸軍はしPush-up すなわち腕立て伏せをし
海軍はなんと大砲をぶっぱなす。
勝者に贈られるのはBrown Jug 茶色の酒がめである。
これは、どちらだったか忘れたが、
相手校の寮から、密造していた酒がめを深夜に持ち去ったことに
端を発し、フットボールで決着をつけようじゃないかという
のがはじまりらしい。
 
 ICU VS 外大の試合会場は調布のアミノバイタルフィード。
どちらかの学校のグランドという案もでたが、
ホームとアゥェイになるのはいかがなものかということで
公共会場になった由。
 じつは、両校の学長も多いに乗り気で、あいにくの荒天にも
かかわらず記念Tシャツを着込んで参加された。
 下は、この試合のためにつくられた交換用の額入りペナント
をもつ、鈴木ICU学長(左)と長谷川監督。
ぺなんと
 試合前にはセレモニーも行なわれ、ハーフタイムには
チアリーダーの応援合戦もあった。
 下は試合前の攻守をきめるコイントス(硬貨を
なげて裏表を予測する)の風景。
 両校の学長もかなり気合いが入っている。
じつは、この写真はかなりめずらしい。
なぜかというと、この位置からの撮影は通常の試合では
規則上できないからである。
 この日は特別に連盟と競技場から許可がおりた。
こいん
 試合は、54対7という思わぬ大差でICUが勝った。
ティーム名はICUがApostles、外国語大学がPhnatoms
まあ、使徒と幽霊では勝負にならないかなあ。
なんて、失礼なことを思ってしまった。

 新しいモンブランは書き味はごきげんだが、
父の形見のモンブランもなんとか書くことはできる。
息子が結婚したら渡そうかと考えているが、
なにせ、いろいろモロクなっているので
息子にしてみれば、時限爆弾をもらうような
ただの迷惑になるやも知れぬ。
テューター通信での談話が懐かしいです ・ ・
沙羅駄さん (2011年06月06日 19時29分)

 広場で三澤さんのHPを見つけテューター通信発行に向け三澤さんから
汲めども尽きぬあらゆる分野のお話が懐かしく思い出しました。
 6/4(土)2時から下北沢のアレイホールで三輪えり花さんの翻訳・構
成・演出のシェイクスピア遊び語り第7弾「あなたは陽気、そう俺も
You Are Merry, So Am I」を楽しんできました。シェイクスピアやウィ
ンザー城(私もかなり前にそこのB&Bに泊まりながら城と庭園を回ったこ
とが懐かしかったです)のことをパワーポイントでわかりやすく、また
シェイクスピアの戯曲についてもさすが演出をされているだけに、とて
も参考になることを楽しくお話してくれました。LutherNo.1市村さんの
バスの声での歌が7曲もあり、ナーサリー・ライムも織り交ぜたところ
も元ラボっ子でイギリス留学の香りがしていて面白かったです。小さな
小物や装飾もしゃれていて、125分が豊かな気分にしてくれて大いに
笑うことができました。第8弾をシェイクスピアの戯曲からリクエスト
してほしいとのことなので、是非三澤さんも連絡してみたらいかがです
か?因みに去年12月は「ロミオとジュリエット」で、ラボライブラリ
ーを思わせるような脚本でした。いつも最後は観客も歌えて、気持ちよ
く帰れるようになっているのはさすがだなと感心しました。この日は
Hey, Judeを皆で合唱しました。
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