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Search for the Daylight 還れ、木漏れ陽に息をひそめる遠い憧れたちよ! 改 10月25日 (火)
でいらいと
追悼 北杜夫氏
 ほぼ全作品を読んでいるが、『どくとるマンボウ青春記』『白きたおやかな峰』『楡家の人々』『高見の見物』『夜と霧の隅で』などが好きでした。
 卓抜したヒューモア感覚もさることながら、静かで透明感のあることばの使い方も魅力でした。合掌。
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また、わけのわからぬタイトルだが
あまり気にしないでほしい。
なんか勢いで書いているだけだから…。
ただ、この間の世界のできごとにぼうぜんとする自分と
目をそむけるなと警告する自分の両立に苦しんでいる。

Daylightということばがある。
文字通り日の光の意で
いわゆるサマータイムはDaylight Saving Timeであることはご存じの通り。
略してDaylight Time とも表記する。
※アメリカでESTは東部標準時、EDTは東部夏時間。ややこしい。
ついでにいうと中西部の一部では労働組合の反対で
夏時間を採用してないところもあり、しかもそれが
時差のかわりめのところの近くだったりすると
きわめてめんどうなことになる。

それはともかく、Daylightの意味はけっこう広く
夜明け、あからさま、公然、隙間などでもある。
上の写真は一昨日の日曜日、
東小金井にある国立東京農工大学のグラウンドで行なわれた
ICU対亜細亜大学のフットボールの試合である。
すでに秋のリーグ戦がはじまっており、
三部Dプロックに所属しているわが母校は1勝1敗。
この日は負けられぬ3戦めだ。
結果は31対0でICUが勝利して勝ち点3をゲットした。

それも、まあ、この日記にはあまり関係ない。
写真を見ると白いユニフォーム(この日はアウェイなのでICUが白)の
83番の選手がボールをもって突進している。
彼の前方では長身の選手とガッチリした体格の選手が
亜細亜大の選手をブロックして83番の進路を見事にあけている。
この穴もDaylightという。
83はランニングバック。楕円球を敵陣まで運ぶのが仕事。
長身の選手はワイドレシーバーといってパスを受ける役割だが
このプレイでは身体を張って道をあけている。
写真右手のガッチリしたプレイヤーはラインズマンといって
ルール上ボールを持つことができない無資格捕球者、
すなわち道あけ専門。
一試合で100回近く体当たりを繰り返す。
得点をとっても注目を浴びるのはランニングバックやレシーバーであり、
ブロックを失敗したときは非難をあびる。
ラインズマンは辛い仕事である。

しかし、ランニングバックはラインズマンが
Daylightを開けてくれると信じて全力で突っ込む。
ラインズマンの自己犠牲にこたえるために1ミリでも前をめざす。
ラインズマンが強いティームは真に強い。
一方、ランニングバックは孤独である。
プレイが始まる直前、選手は自分の相手を目で捉える。
ラインズマンは基本は正面の守備ラインズマンを
ワイドレシーバーはディフェンスバックを。
しかし、ボールを運ぶランニングバックには
相手ティーム11人全員が自分に襲いかかってくるのだ。
正面からも横からも、死角である背後からも。

だが、孤独もまた重要である。
近づきすぎるとお互いがよく見えないこともある。
ラボのパーティ活動が原則週一なのはいいことだなあ。

皆で集まってテーマ活動することと、
孤独にライブラリーと向き合うことは
表裏一体だと思う。
発声したり身体で表現したりすることは能動的で
聴くことは受身というか受動的なイメージをもちやすい。
しかし、じつは聴くことは超能動的な行為である。

話を少し戻して、個人とティームについて。
『妖精のめうし』の絵についてニコル氏と六本木の
全日空ホテルで、うちあわせしたときのことだ。
年明けにはウエールズに録音に行くことが決まっていた
クリスマス少し前の寒い夕方だった。
絵の描き手がラボ側が選定した画家とニコル氏が推薦する画家が
めでたく一致してうちあわせは終った。
ニコル氏は「さあ、終わり終わり。ご飯ご飯」
と手をたたいた。
しかし、マネージャーのMさんは体調が悪く
もう一人の著作権管理の男性も次の予定があるという。
ニコル氏は子どものようにさみしそうな顔になり
「ぼく、一人でご飯食べるのつまらないなあ。
ラボが忙しいの知ってるけど、近くに気軽なフレンチがあるんだ」
と、ぼくらを見た。
ほんとうは戻って仕事をしたかったが、
断るのはもったいない。
おかげで濃密な時間を過ごすことができた。
食事がすみ、トマトのようになった顔のニコル氏は
食後酒のグラッパをかたむけながら問わず語り。
「ぼくは、一人で原稿を書くことは全然さみしくない。
何時間でも書いていられる。作家だからね。
でも、ラボの仕事のように、みんなで一行ずつ議論したり、
スタジオでいろいろなスタッフとわあわあいって
創作していくのも刺激的。
自由で、遊びがあって、でも手を抜かない。
そういうのはラボしかない。
ふだんは、英語で原稿書いたら翻訳者と編集者におまかせだもの」

そう、文学でも音楽でも創作は本来孤独でわがままな作業。
専門家どうしで協働するのはなかなかたいへん。
両雄相入れず。
だが、ライブラリーは相入れる。

さても、フットボールにポジションごとに役割があるように
スタジオでも多様な仕事がある。
中心は俳優だけど、
演出がいて、ミキサーがいてアシスタントがいて、
チェッカーがいて、プロデュースするラボがいる。
ボールを運ぶのは俳優。
他はそのためにDaylightをつくりだす。

いつかも書いたが、スタジオには窓がない。
まさに金鉱掘り。
創作という金塊に取り憑かれた山師たちが集う場所だ。
Daylightを浴びるのはOKがでてから。

そして、パーティというティームにも多用多彩な役割がある。
どんなに目立たなくても、
そこに必要とされ、期待される役割があれば、
子どもはそこに自分の居場所があることを自覚し
責任感と自我を育むはずだ。
なかじょう
さて、かたい話が続いたので後はジョギング。
上の写真は試合の後、ラボOBの中條拓伯氏と
六甲山というお好み焼き屋さんで食事をしたときのスナップ。
中條氏は1970年代後半から80年代にかけて
関西支部で活躍したラボっ子で、
神戸大学で電子工学を学び、現在は農工大で准教授をされている。
そして、ご近所のよしみでICUでも非常勤で講義中。
昨年久しぶりに再会し何度か食事をした。
最近はFacebook仲間である。
今回もFacebookで彼のウォールに今度農工大に行くよ
と書きこんだら、じゃあ飯でもとなったわけ。
目の前にある芋焼酎「ジョン万次郎」は、
関西支部の直川テューターからいただいたそうである。
ごちそうさまなのだ。

この場には、財団事務局長の間島氏も夫妻で同席していて写真もあるが
プライベイトなので、かわりに氏が九州の会員時代に
参加した1984年末のウインターキャンプの写真を掲載する。
ついでに、スタッフの集合写真ものせるので
「わあ、懐かしい」とさけんだ人は…。
まじくん
冬いち
やかつ
このときのテーマは『ドリームタイム』。
最後は1986年の黒姫山の学校のスタッフ写真。
9泊10日!!
やまがくいち

神無月も間もなく終わる。
霜月になれば、街は冬へと急ぎだし、
人びとは急がされる。

諍いに目をそむけることはでしない。
ランニングバックのように
Daylightに向って、とりあえず前へ!
蛇足だが
see daylightは、めんどうごとの出口が見えるの意。
burn daylightは、昼間に灯りをつける、
すなわち、余計なことをするということ。

えっ? おはえがいうな!??
Re:Search for the Daylight 還れ、木漏れ陽に息をひそめる遠い憧れたちよ! 改(10月25日)
みかん(でこぽん)さん (2011年10月31日 08時25分)

週末、阿蘇青年の家で、中高生合宿でした。

”皆で集まってテーマ活動すること”は、好きみたいだけれど、”孤独にラ
イブラリーに向き合うこと”が、不足しているな~と、感じた一泊二日で
した。どこかで、読んだような気がするな~と、ここに辿り着きました。

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皆で集まってテーマ活動することと、
孤独にライブラリーと向き合うことは
表裏一体だと思う。
発声したり身体で表現したりすることは能動的で
聴くことは受身というか受動的なイメージをもちやすい。
しかし、じつは聴くことは超能動的な行為である。”
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剽窃するところでした。失礼しました。

中高生メンバー、一人ひとりの、”超能動的”に”聴く”行為から、伝わる
テーマ活動が生まれることを願って、見守っていこうと思います。
Re:Search for the Daylight 還れ、木漏れ陽に息をひそめる遠い憧れたちよ! 改(10月25日)
さちこさんさん (2011年11月05日 13時18分)

こんにちは!ご無沙汰しております。

日記をさかのぼって拝見していましたら、
1984年ウィンターキャンプスタッフ写真の中に主人を発見しました。
今さらながらすごい風体です。間島さんの美少年振りにも驚愕!

関西でのホームカミングデイなどの様子をフェイスブックで見ました。
OBOGの相変わらず元気な姿が伝わってきました。
面白いおじさん、おばさんを見て、
現役ラボっ子もワクワクしてくれるとよいですね。

SENCHOさんの同窓会の様子を拝見しても感じましたが、
人生の先達方のキラキラと輝く姿を見ていると、
私たちも頑張らねば~と思うのです。

次の世代へとエネルギーが循環してくれると嬉しいです。
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