幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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今年も子どもたちの作品ではじめるのだ 新年に諍いの岸はるかなれ 01月01日 (水)
さとちそ
2014年。
新しい年をむかえ、昨年もこの日記を訪問してくださった方に
あらためて感謝いたしたいと思います。

おかげさまでラボを退いてからも、
ラボはますます近く感じるようになってきています。
それは他の社会で仕事をしたり人と出会ったりするなかで
いっそう強くなっていると思います。
今年も微力ではありますが
ラボのサイドラインで
日々活動に取組むテューターの皆さんへの
激励ができればと考えています。
よろしくご教示ください。

また私事でいえば
この日記やFacebookの仲間
さらにはご縁がぁって実際にお会いしたテューター、ラボっ子、
OBOGの方がたに見えないパワーをたくさんいただき、
無事に1年を過ごすことができ、
今春で術後後5年目をむかえることができます。
重ねてありがとうこざいます。
ちそち
残念ながら、本年もまた以下のような宣言して旅を続けねばなりません。

あらゆる紛争、差別、虐待、饑餓、搾取、暴力、弾圧、難病、貧困など、
人間の生命と自由と尊厳への脅威と
向き合い思考する想像力を
一歩でも進む行動力をもとめていきます

山が山としてそびえ
海が海として輝き
風が風として薫るこの島で。
そち
「ラボ・カレンダー2014」をめくる。
今年も元気と愛にあふれた子どもたちの作品とともに旅するのだ。
なににもとらわれず、なににもおびやかされることなく、
だれにも強制されることなく、
自由にのびやかに子どもたちが
絵を描いていられることの幸せを守らねばならない。
また子どもたちもその幸せに感謝して、
そしてたいせつにして明日をつくってほしい。

社会が政治・経済などで閉塞や歪みが進行するとき、
その不条理と暗い力は、まっさきに子どもたちや高齢者にむかう。
その意味では子どもと高齢者の孤独は真反対ではなくじつはつながっている。
そうした影響がヴィヴィットに現出するのは子どたちもの表現である。

それは描画であり、文であり音声言語てある。
活力をなくし、多様性がなくなり、個性がきえていく。
現実に子どもたちの言語はすでに「やせてきて」いるとぼくは感じている。
だからこそ、ことばに関わる仕事はより責任が大きいと思う。

絵画もまた社会の影響をうける。
太平洋戦争のときの子どもたちの絵画は、
すべて戦意高揚の表現に誘導されていたし、
子どもたちは嬉々としてそうした絵画を描いた。
そのときは多くのプロもまた戦争支持の表現をした。
でも、その時代にあっても
ふつうに風景画を描いた画家もいたということを司修先生からうかがった。
大震災や先ごろの日本の社会閉塞などの
創作にとってはつらい状況のなかで
アーティストとしてできることはあるはずだと先生はおっしゃった。

だからカレンダーの絵についても、
ぼくは25年間、毎年よろこびとともに危機感も常にいだきながらみつめてきた。
幸いなるかな、ラボの子どもたちの絵は今年も元気いっぱいだ。
sdfs
年頭をかざる作品は”MOMOTARO”に題材をもとめたものだ。
描いたのは上田愛莉さん(小5/郡山市・山崎P)。

見ているだけで力がわいてくる作品であることはいうまでもない。
原作の絵を担当され本多豊國先生も選考委員にはいっているので、
きっとうれしいとともに照れくさかったと思う。
いやいや、「マイッタ」とおっしゃったと思う。

ほめる点が多すぎて整理がつかないが、
とにかくモモタローのネイチャーボーイぶりが直につたわってくる。
そのエネルギーは完全に画面からとびだし、
サル、イヌ、キジの家来たちもそのいきおいでとびだしてくる。
さらにはぽこぽこにされてしまったオニたちも、なかばやけくそで、
「けっ、わけわかんねえけど強すぎてわらえるぜ」とかいいつつ躍動してしまっている。
とにかくノーブレーキに近い暴走作品である。
 
だが、その一方できっちり抑えるべきところは抑えられていて
作品としての品格とバランスを保っているのがすごい。
メインのモモタローは、完全なセンターではなくやや左に配置し、
その比率はたまさか「黄金比」Golden Ratioに近い。
要するに1対(1+√5)/2になっている。
ざっくりとした近似値は1:1/6181で、さらにいうなら5対8だ。

で、モモタローが左によった分、右側の描き込みを重たくしてバランスせとっている。
これもすごい。サルが小さいがいい味をだしているし、
とぽけたようなキジもいい。
また、ディテールの描き込みも当然のようにしつこいほどで飽きさせないぞ。
でも、でも、色使いのすばらしさも忘れてはいけない。
この抜けた色味は、新年の絵としてさわやかであるだけでなく、
色そのものにらも希望を感じさせてくれる力がある。
おそれいりました。

上田さんが所属する山崎智子パーティは、
ラボ・カレンダーの絵の初期のころから、
すばらしい作品をおくってきてくださるパーテイだ。
だから、この絵をみたとき
すぐに「おっ、でたな山崎流伝承者」とさけんでしまった。

山崎テューターがこの文を読むとご不満だろうが、
毎年「今年の山崎パーティはどんな作品かな」と期待していたことはたしかだ。
山崎さんご自身がアートの素養とがたっぷりある方なので、
子どもたちにも適格に助言をすることができる。

でも「それは本質的なことではありません。
山崎パーテイの子どもたちは物語と
テーマ活動にきちんとむきあうなかで絵を描いています。
物語とテーマ活動ありきなのです」と
山崎さんはおっしゃるだろう。ぼくもそうだと信じている。

いわゆる「児童絵画教室」はいっぱいある。
でも、そういう描画の技術の問題ではない。
『十五少年』の絵を描かれた「かみや・しん」先生は
「絵を描くのは心のトレーニングみたいにもの」といわれた。

また、『かにむかし』の宮本忠生先生は
「子どもから見たらぼくらの絵はうまいなあということなのだろう。
だけどぼくは子どもたちの絵をすごいなあと思う。
ぼくはラボのカレンダーをアトリエの天井に貼っていて、
スランプになると寝転がって絵を見て
『チクショー、こいつらにできているのに、
なんでおれは自由にできないんだ』と自分を叱咤しています」といわれた。

今年はわれわれにとっても、子どもたちにとっても
とくに「息苦しさ」が増していく予感がしてならない。
愛国心やら道徳を特別な教科にとぃったとんでもない風がふこうとしている。

しかし、うつむいていもはじまらない。とにかくも前へいくんだよ! 
と年明けからモモタローにどやされた。
さあ、笑いながらいこうぜ鬼どもの島へ!

ラボの社会的役割りはまた一段と大きくなっていることはまちがいない。
どうか、自身と愛をもって子どもたちむきあってください。
Re:今年も子どもたちの作品ではじめるのだ 新年に諍いの岸はるかなれ(01月01日)
かせだまさん (2014年01月13日 06時28分)

今年もどうぞよろしくお願いします。

                かせだま
Re:今年も子どもたちの作品ではじめるのだ 
かせだまさん (2014年01月23日 10時47分)

「ダーウィンがきた!」というNHKの番組で

東京にある 東京ドーム13個分の敷地をもつ大学の中で

野生の動物…のアナグマですけど

の観察記録が放映されるそうです。

そごい びっくりですねえ。。。
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